Google Cloud オペレーション スイートの料金体系

Google Cloud オペレーション スイートの料金体系は、お客様が使用量と費用を管理しやすいように設定されています。料金は機能の実際の使用量に対してのみ発生します。

使用量に対する無料の割り当てが用意されているため、前払い費用やコミットメントなしで利用を開始できます。

料金の概要

無料サービス

下記のサービスは、現在無料で提供しています。

有料サービス

下記のサービスは課金対象であり、費用が発生する場合があります。

以下の表に、料金の詳細を示します(このページの料金に関する注意もご覧ください)。

機能 料金1 毎月の無料割り当て量 発効日
Logging3 $0.50/GiB プロジェクトごとに最初の 50 GiB 2018 年 7 月 1 日
Monitoring のデータ4 150~100,000 MiB: $0.2580/MiB
100,000~250,000 MiB: $0.1510/MiB
250,000 MiB を超える場合: $0.0610/MiB
課金対象指標の請求アカウントごとに最初の 150 MiB
2018 年 7 月 1 日
Monitoring の API 呼び出し4 API 呼び出し 1,000 回ごとに $0.01 プロジェクトごとに最初の 100 万回の API 呼び出し 2018 年 7 月 1 日
Trace での取り込み5 100 万スパンごとに $0.20 プロジェクトごとに最初の 250 万スパン 2018 年 11 月 1 日
Trace でのスパンのスキャン5 100 万スパンごとに $0.02 プロジェクトごとに最初の 2,500 万スパン 今後公表予定

機能と料金の詳細については、以下の各セクションをご覧ください。

費用の管理

Cloud Platform の [お支払い] の [レポート] ページと Logging、Monitoring、Trace のコンソールに現在の使用状況データが表示されます。現在の使用状況データに基づき、ある程度の請求額を見積もることができます。

課金についてご不明な点がある場合は、課金に関する質問をご覧ください。

アラート ポリシーを作成して使用状況をモニタリングし、料金のしきい値に近づいたらアラートを受け取ることができます。Cloud Logging の使用量がしきい値を超えた場合に起動するアラート ポリシーを作成するには、次のセクションに示されている設定を使用します。次のセクションには、トレーススパンの使用量をモニタリングするアラート ポリシーの設定が記載されています。

Cloud Logging の取り込みログバイト数の月間合計に関するアラート

取り込みログバイト数の月間合計が Cloud Logging のユーザー定義上限を超えたときに起動するアラート ポリシーを作成するには、次の設定を使用します。

[Target] ペイン
フィールド

Resource type Global
Metric Monthly log bytes ingested
Filter
Aggregator sum
Advanced Aggregation Aligner: max
Alignment Period: 60m
[Conditions] ペイン
フィールド

Condition triggers if Any time series violates
Condition is above
Threshold 許容値を決定します。
For 最小許容値は 30 分です。

トレーススパン取り込みの月間合計に関するアラート

取り込まれた Cloud Trace スパンの月間合計が、ユーザー定義の上限を超えると起動するアラート ポリシーを作成するには、次の設定を使用します。

[Target] ペイン
フィールド

Resource type global
Metric Monthly trace spans ingested
Filter
Aggregator sum
Advanced Aggregation Aligner: max
Alignment Period: 60m
[Conditions] ペイン
フィールド

Condition triggers if Any time series violates
Condition is above
Threshold 許容値を決定します。
For 最小許容値は 30 分です。

Logging の詳細

Logging では、料金の算定を目的として、Logging などの Google Cloud サービスによって読み込まれて処理されたログデータの量を測定します。この料金は、課金対象外のログを除くすべてのログデータに適用されます。

機能 料金 1, 3 毎月の無料割り当て量
Logging $0.50/GiB プロジェクトごとに最初の 50 GiB

1 か月あたりの無料ログ割り当て分の 50 GiB を超える量をプロジェクトに取り込むには、そのプロジェクトに有効な請求先アカウントが必要です。 Logging の使用量には一定の上限も適用されます。データの保持期間などの詳細については、割り当てと上限をご覧ください。

課金対象外のログ

Logging では、毎月のログ無料割り当て分を超えたログデータ量に対して課金が行われます。以下を除き、Logging が受信するすべてのログにはログ割り当て上限が適用されます。

  • デフォルトで有効になっている Cloud Audit Logging ログは課金対象外です。これには、すべての GCP 管理アクティビティ監査ログシステム イベントログ、GCP データアクセス監査ログ(Google BigQuery から提供されたもののみ)などが該当します。

    プロジェクトは、デフォルト構成に含まれないデータアクセス監査ログを受け取るように構成できます。ただし、このようなログは課金対象となり、無料割り当て量を消費します。詳しくは、データアクセス ログの構成をご覧ください。

  • アクセスの透明性ログは課金対象外です。詳しくは、アクセスの透明性ログのドキュメントをご覧ください。

  • 除外対象のログ。Logging では、重要でないログエントリを手動で特定し、プロジェクトから除外できます。これにより、ログの使用量を減らすことができます。詳しくは、ログの除外をご覧ください。

ログ使用量の削減

Logging で次の 2 つの無料サービスを利用すると、ログの使用量を減らし、ログエントリの消失を防げます。

ログの除外を使用すると、特定のフィルタに一致するログエントリを完全に除外できます。また、一定量のメッセージだけをサンプリングして、Logging のログビューアにはサンプリングした割合のメッセージのみが表示されるようにすることもできます。除外されたログエントリはログ割り当て量を消費しません。除外されたログエントリをエクスポートすると、Logging の外部でアクセスできます。ログを除外する方法については、ログの除外をご覧ください。

ログのエクスポートを使用すると、割り当て上限の超過、除外対象の指定などで破棄される前に、Logging の外部にログエントリをコピーできます。Logging では、ログのエクスポート自体には課金されませんが、エクスポートしたログを受信するサービスには使用量に対して課金されます。ログのエクスポート方法については、ログをエクスポートするをご覧ください。

すべてのログの取り込みを今すぐ無効にすることもできます。手順については、ログのすべての取り込みを停止するをご覧ください。

Monitoring の詳細

Google Cloud、Anthos、Knative から取得した指標データは課金対象外です。課金対象外の指標には、以下のものが含まれます。

他のすべての指標データは課金対象となり、取り込まれる量に応じて課金されます。 課金対象となる指標には、以下が含まれます。

指標データが課金対象の場合、時系列のデータポイントの数と種類が取り込み量に影響します。時系列を構成する指標ラベルの値は取り込み量に影響しません。 取り込み量はスカラーデータ型の場合は 8 バイトで、配布データ型の場合は 80 バイトです。

時系列データを書き込む API 呼び出しは課金対象外です。時系列データを照会する API 呼び出しについては、無料割り当て量を超過した量に対して少額の課金が行われます。

稼働時間チェック稼働時間チェックの指標データを含む)、高度なアラート通知は課金対象外で、すべてのユーザーが利用できます。

Cloud Monitoring インターフェースで利用可能なダッシュボードは課金対象外です。

以下の表は、Cloud Monitoring の料金に関する情報をまとめたものです。

機能 料金 1, 4 毎月の無料割り当て量
課金対象外の指標2 無料 無制限
課金対象指標 150~100,000 MiB: $0.2580/MiB
100,000~250,000 MiB: $0.1510/MiB
250,000 MiB を超える場合: $0.0610/MiB
請求アカウントごとに最初の 150 MiB
API の使用(読み取り) API 呼び出し 1,000 回ごとに $0.01 プロジェクトごとに最初の 100 万回の API 呼び出し
API の使用(書き込み) 無料 無制限

Monitoring の使用量には一定の上限も適用されます。データの保持期間などの詳細については、割り当てと上限をご覧ください。

料金の例

以下の例は、指標データの収集にかかる費用の見積もり方を示したものです。ここでは、新しい指標の料金を示すことを目的としています。包括的な見積もりには、料金計算ツールを使用してください。

基本的なシナリオ: 複数のモニタリング対象リソース(Compute Engine、Google Kubernetes Engine、App Engine など)が、複数の指標からデータを毎月書き込んでいます。

各シナリオにおける可変要素としては次のものが挙げられます。

  • リソースの数
  • 指標の数
  • 指標が Google Cloud 指標であるかどうか
  • 指標データの書き込みレート

共通する背景情報

次の料金の例では、取り込まれる各指標データポイントの型が double、int64、または bool という前提です。料金計算では 8 バイトとしてカウントされます。

1 か月は 730 時間(365 日 ÷ 12 か月 × 24 時間)、つまり 43,800 分とします。

1 データポイントのレートで 1 か月間データを書き込む 1 つの指標の場合:

  • 合計データポイント数: 43,800
  • 取り込まれる総量:
    • 350,400 バイト(43,800 データポイント × 8 バイト)
    • 0.33416748 MiB(350,400 バイト ÷ 1,048,576 バイト/MiB)

1 データポイントのレートで 1 か月間データを書き込む 1 つの指標の場合:

  • 合計データポイント数: 730
  • 取り込まれる総量:
    • 5,840 バイト(730 データポイント × 8 バイト)
    • 0.005569458 MiB(5,840 バイト ÷ 1,048,576 バイト/MiB)

指標は下記に従って課金されます。

機能 単価($/MiB) 毎月の無料割り当て量
すべての Google Cloud 指標
すべての Anthos 指標
無料 無制限
Google Cloud 以外の指標と Anthos 以外の指標 150~100,000 MiB: $0.2580/MiB
100,000~250,000 MiB: $0.1510/MiB
250,000 MiB を超える場合: $0.0610/MiB
最初の 150 MiB

課金対象の指標の料金は、取り込み量を累積する方法でも調べることができます。この方法は、1 か月あたりの費用の算出法を理解するうえで有用です。

取り込み量(MiB) 単価($/MiB)
最初 150 0.00
次の追加分 99,850 0.258
次の追加分 150,000 0.151
右の量を超過する場合 250,000 0.061

シナリオ 1: 1,000 個のリソースがあり、それぞれが 75 個の指標を書き込んでいます。これらは Google Cloud 指標のみで、1 分あたり 1 データポイントのレートで書き込んでいます。

  • 1 か月の取り込み量: 25,063 MiB = 0.33416748 MiB(指標 1 つ分)x 75,000(1,000 リソース x 75 指標)
  • 1 か月のおよその費用: $0.00(無料分の Google Cloud 指標)
取り込み量(MiB) 単価($/MiB) 費用($)
無制限 0.00 $0.00
合計 25,063 $0.00

シナリオ 2: 1,000 個のリソースがあり、それぞれが 75 個の指標を書き込んでいます。これらは課金対象の指標です。つまり Google Cloud 指標や Anthos 指標ではなく、毎分 1 データポイントのレートで書き込みを行っています。

  • 1 か月の取り込み量: 25,063 MiB(上記と同じ)
  • 1 か月のおよその費用: $6,427.55
取り込み量(MiB) 単価($/MiB) 費用($)
150 0.00 $0.00
24,913 0.258 $6,427.55
合計 25,063 $6,427.55

シナリオ 3: 1,000 個のリソースがあり、それぞれが 75 個の指標を書き込んでいます。 これらは課金対象の指標です。つまり Google Cloud 指標や Anthos 指標ではなく、毎時 1 データポイントのレートで書き込みを行っています。

  • 1 か月の取り込み量: 418 MiB = 0.005569458 MiB(指標 1 つ分)× 75,000
  • 1 か月のおよその費用: $69.14
取り込み量(MiB) 単価($/MiB) 費用($)
150 0.00 $0.00
267 0.258 $69.14
合計 417 $69.14

シナリオ 4: 1 つのリソースが 500,000 個の指標を書き込んでいます。これらは課金対象の指標です。つまり Google Cloud 指標や Anthos 指標ではなく、毎分 1 データポイントのレートで書き込みを行っています。

  • 1 か月の取り込み量: 167,084 MiB = 0.33416748 MiB(指標 1 つ分)× 500,000
  • 1 か月のおよその費用: $35,890.98
取り込み量(MiB) 単価($/MiB) 費用($)
150 0.00 $0.00
99,850 0.258 $25,761.30
67,084 0.151 $10,129.68
合計 167,084 $35,890.98

Trace の詳細

Trace では、取り込まれたトレーススパンの数とスキャンされたトレーススパンの数を基に課金されます。レイテンシ データが Trace に送信されると、そのデータはスパンで構成されたトレースとしてパッケージ化され、そのスパンが Cloud Trace バックエンドによって取り込まれます。トレースデータを表示すると、保存されたスパンが Cloud Trace によってスキャンされます。

機能 料金5 毎月の無料割り当て量 発効日
Trace での取り込み 100 万スパンごとに $0.20 プロジェクトごとに最初の 250 万スパン 2018 年 11 月 1 日
Trace でのスパンのスキャン 100 万スパンごとに $0.02 プロジェクトごとに最初の 2,500 万スパン 今後公表予定

Trace データの使用と保持には一定の上限が適用されます。詳細については、割り当てと上限をご覧ください。

料金の例

  • 1 か月で 200 万スパンを取り込む場合、費用は $0 です(月間に取り込まれる最初の 250 万スパンは無料です)。
  • 1 か月で 1,400 万スパンを取り込む場合、費用は $2.30 です(月間の最初の 250 万スパンは無料です。それを超えるスパンの費用は 1,150 万スパン × $0.20/100 万スパン = $2.30 として計算されます)。
  • 1 か月で 10 億スパンを取り込む場合、費用は $199 です(月間の最初の 250 万スパンは無料です。それを超えるスパンの費用は 9 億 9,750 万スパン × $0.20/100 万スパン = $199 として計算されます)。

トレース使用量のモニタリング

今月と前月に取り込まれたトレーススパンの合計量を表示するには、トレースの概要に移動します。 詳細については、課金データの表示をご覧ください。

取り込まれたトレーススパンの数を時間の関数として表示する手順について詳しくは、Metrics Explorer での詳細な使用状況の表示をご覧ください。

指標 Monthly trace spans ingestedアラート ポリシーを作成することもできます。

トレース使用量の削減

トレーススパンの取り込み量を管理するには、トレースのサンプリング レートを管理して、パフォーマンス分析に必要なトレース量と許容される費用の間でバランスを取るようにします。

トラフィックの多いシステムでは、多くの場合、トランザクションの 1/1,000 (場合によっては 1/10,000)をサンプリングするだけで、パフォーマンス分析を行うのに十分な情報を得られます。

サンプリング レートの構成は、Cloud Trace クライアント ライブラリを使用して行います。

よくある質問

料金を教えてください。

費用の見積もりについては、請求の見積もりをご覧ください。

課金についてご不明な点がございましたら、課金に関する質問をご覧ください。

使用量の詳細を把握する方法を教えてください。

Metrics Explorer を使用すると、ログや指標の数値を細かいレベルまで掘り下げて把握できます。詳細については、Metrics Explorer での詳細な使用状況の表示をご覧ください。

ログの使用状況をさらに詳細に分析する場合は、Datalab のログベースの指標を使用してログの使用量を分析できます。詳細については、この Google Cloud のブログ記事をご覧ください。

ワークスペースが請求にどのように影響するか教えてください。

ほとんどの場合、ワークスペースは請求に影響しません。ログおよび指標はデータを受け取る Google Cloud プロジェクト単位で課金され、関連するワークスペースがあるかどうかは関係ありません。

AWS アカウントをモニタリングする場合、ワークスペースを使用して AWS アカウントの AWS コネクタ プロジェクトを取得する必要があります。AWS アカウントのログデータとモニタリング データはコネクタ プロジェクトで保持されます。

無料の割り当て量を上回るとどうなりますか?

無料割り当て量を超える使用量に対しては、自動的に課金されます。 ログや指標が失われることはありません。発生する可能性のある費用について詳しくは、請求の見積もりをご覧ください。

アラート ポリシーを作成して使用状況をモニタリングし、料金のしきい値に近づいたら通知を受け取ることができます。

プロジェクトに使用しない Google Cloud ログが大量に存在します。これらのログの使用料金が心配です。この状態を回避する方法を教えてください。

ログを除外することで、Logging に取り込まれるログを制御できます。詳しくは、ログ使用量の削減をご覧ください。

ログが除外されている場合、プロジェクトにログを送信しているサービスはエラーを受信しますか?

いいえ。ログエントリを送信するサービスが、Logging にログエントリが取り込まれるかどうかを確認することはできません。

Virtual Private Cloud のフローログでは請求が二重に行われるのでしょうか?

VPC フローログを Logging に送信する場合、VPC フローログの生成料金は不要となり、Logging の料金のみが適用されます。ただし、VPC フローログを送信し、そのログが Logging から除外されている場合は、VPC フローログの料金が適用されます。詳細については、ネットワーキングの Google Cloud 料金計算ツールをご覧ください。

料金に関する注意

1 料金計算に使用されるすべての単位(MB、GB など)は、2 進法の尺度に基づくバイナリ単位で表現されています。たとえば、1 MB は 220 バイトで、1 GB は 230 バイトです。このようなバイナリ単位は、それぞれメビバイト(MiB)ギビバイト(GiB)とも呼ばれます。また、MB と MiB、GB と GiB は同じ意味で使用されています。

2 現時点では測定の最小単位が 1 分あたり 1 データポイントであり、これ未満の Google Cloud 指標または Anthos 指標は無料です。将来的には、これより細かな単位で測定される指標に対して料金が発生する可能性があります。

3 Cloud Logging では、割り当て量と使用量が Google Cloud プロジェクト単位で計算されます。1 か月あたりの無料ログ割り当て分の 50 GiB を超える量をプロジェクトに取り込むには、そのプロジェクトに有効な請求先アカウントが必要です。

4 Cloud Monitoring では、割り当て量と使用量は請求先アカウント単位で計算されます。請求先アカウントには、Google Cloud プロジェクトをいくつでも含めることができます。

5 Cloud Trace では、割り当て量と使用量は請求先アカウント単位で計算されます。請求先アカウントには、任意の数の Google Cloud プロジェクトを含めることができます。Cloud Trace のスパンの料金は、App Engine スタンダードによって生成されたスパンには適用されません。これらのスパンは課金対象外です。App Engine スタンダード アプリケーションに追加したインストゥルメンテーションによって作成されたトレーススパンには、取り込みが課金対象となります。