Google Cloud Storage の料金体系

このドキュメントでは、Cloud Storage の料金について説明します。この料金は、2016 年 10 月 20 日から適用されます。

各地の通貨で請求する場合、Google では記載された価格を大手金融機関の換算レートに準じて適切な現地通貨に換算します。

料金の概要

Cloud Storage の料金は、ストレージの定額料金とネットワークの使用料金に基づいています。プロジェクトのストレージと帯域幅の使用量はギガバイト(GB)で計算されます。1 GB は 230 バイトです。この測定単位は、ギビバイト(GiB)とも呼ばれます。1 TB は 240 バイト(1,024 GB)です。

プロジェクトのストレージと帯域幅の使用料は毎日発生しますが、Google Cloud Storage からの請求は、請求期間の最終日にまとめて行われます。未請求の使用料は、Google Cloud Platform Console の [お支払い] メニューでいつでも確認できます。使用量と料金を示しているサンプル シナリオについては、詳細な料金の例をご覧ください。Google Cloud Platform 料金計算ツールについては、計算ツールのページをご覧ください。

重要: Cloud Storage のサービスを利用するには、アカウントごとにお支払い情報を登録していただく必要があります。お支払い情報を設定するには、Google Cloud Platform Consoleプロジェクトのお支払いページにアクセスしてください。

Cloud Storage の Always Free の使用制限

Google Cloud Platform の無料階層として、Cloud Storage には特定の制限まで無料で使用できる使用量が用意されています。この使用制限は、無料トライアル期間中および期間終了後にも利用できます。使用制限を超えた場合や無料トライアル期間を過ぎた場合は、以下の価格表に沿って課金されます。

リソース 1 か月あたりの無料使用制限
Regional Storage 5 GB(期間合計)
クラス A オペレーション 5,000
クラス B オペレーション 50,000
ネットワーク(下り) 1 GB、北米から各 GCP 宛て下りネットワーク(オーストラリアおよび中国を除く)

Cloud Storage の Always Free の割り当ては、us-west1us-central1、および us-east1 の各リージョンに適用されます。使用量はこの 3 つのリージョンにわたって集計されます。割り当てを超えた場合は、標準の価格表に沿って課金されます。Always Free の内容は変更される場合があります。資格要件とその他の制限については、FAQ をご覧ください。

Google Cloud Storage のアカウントには、次の表の料金が適用されます。

ストレージ

全般的な料金

Multi-Regional Storage
(GB 単位/月)
Regional Storage
(GB 単位/月)
Nearline Storage
(GB 単位/月)
Coldline Storage
(GB 単位/月)
$0.026 $0.02 $0.01 $0.007

東京リージョン(asia-northeast1)の料金

Regional Storage
(GB 単位/月)
Nearline Storage
(GB 単位/月)
Coldline Storage
(GB 単位/月)
$0.023 $0.016 $0.01

バージニア州北部リージョン(us-east4)の料金

Regional Storage
(GB 単位/月)
Nearline Storage
(GB 単位/月)
Coldline Storage
(GB 単位/月)
$0.023 $0.016 $0.010

ストレージの料金はオブジェクト単位で日割り計算されます。ただし、最小保存期間より前に削除または変更された Nearline Storage データと Coldline Storage データは除きます(以下を参照)。たとえば、Multi-Regional Storage バケットに 15 GB のオブジェクトを 12 時間保存する場合、1 か月(30 日)の料金は $0.0065(0.026($/GB/月) x 15(GB) x 0.5(日) ÷ 30(日/月))になりますが、その月の日数によって料金が若干変わります。

オブジェクトのバージョニングが有効になっているバケットについては、オブジェクトのアーカイブされたバージョンごとに、オブジェクトのライブ バージョンと同じ料金が請求されます。

ダウンロード時にコード変換された圧縮済みオブジェクトの場合、ストレージ料金は圧縮後のオブジェクトのサイズに基づきますが、下り料金は圧縮前のオブジェクトのサイズに基づきます。

注: Google Cloud Storage には、Durable Reduced Availability(DRA)というストレージ クラスもありますが、DRA の代わりに Regional Storage の使用をおすすめします。Regional Storage は同じ料金体系ですが、オペレーション コストが比較的安くなります。Regional Storage は、特に可用性の点で他のクラスよりも性能が良くなります。

Nearline Storage と Coldline Storage

Google Cloud Storage NearlineGoogle Cloud Storage Coldline はアクセス頻度の低いデータ用に設計されています。通常の下りデータ転送で料金が発生します。また、データアクセスや早期削除にも次の費用がかかります。

データの取得
  • Nearline Storage データの読み取りには、1 GB あたり $0.01 がかかります。
  • Coldline Storage データの読み取りには、1 GB あたり $0.05 がかかります。
早期削除
  • 30 日以内に削除された Nearline Storage データには、30 日分の最低料金が発生します。
  • 90 日以内に削除された Coldline Storage データには、90 日分の最低料金が発生します。

    たとえば、1,000 GB の Coldline Storage データを米国リージョンに保存しているとします。初日に追加したデータを 60 日目に削除した場合、この間の料金は $14($0.007/GB/月 x 1,000 GB x 2 か月)になり、61 日目から 90 日目までの 30 日間は $7($0.007/GB/月 x 1,000 GB x 1 か月)になります。

既存のオブジェクトを上書きすると、元のオブジェクトが新しいオブジェクトで置換されるため、早期削除料金が発生します。たとえば、Nearline Storage オブジェクトを作成して 10 日後に上書きした場合、この変更は早期削除と見なされます。この場合、残りの 20 日分のストレージ料金が課金されます。

既存のオブジェクトを移動すると、データ取得料金と早期削除料金が発生します。Cloud Storage でオブジェクトを移動する場合、実際には、そのオブジェクトを別の場所にコピーしてから元のオブジェクトを削除しています。たとえば、Coldline Storage オブジェクトを作成して 45 日後に移動すると、この変更は早期削除と見なされます。この場合、オブジェクトの取得料金、元のオブジェクトの残り 45 日分のストレージ料金、さらに新しいオブジェクトのストレージ料金が課金されます。

ネットワーク

下り*

ユーザーまたは Cloud Storage 以外のサービスがバケットからデータを読み取ると、下りデータの料金が適用されます。別の Google Cloud Platform サービスへの送信が無料になる場合もあります(詳細は以下をご覧ください)。Cloud Storage のバケット間でのデータ移動には下り料金は適用されませんが、データ転送料金がかかる場合があります。

アイオワ オレゴン バージニア州北部 サウスカロライナ シンガポール ベルギー 台湾 東京
月間使用量 ネットワーク(下り)
送信先: 世界
(香港以外の中国と
オーストラリアを除く)
(GB 単位)
ネットワーク(下り)
送信先: 中国
(香港を除く)
(GB 単位)
ネットワーク(下り)
送信先: オーストラリア
(GB 単位)
ネットワーク(上り)
0~1 TB $0.23 $0.19 無料
1~10 TB $0.22 $0.18 無料
10 TB~ $0.20 $0.15 無料
* この料金は、Cloud CDNCDN InterconnectCloud InterconnectDirect Peering のトラフィックには適用されません。Cloud CDNCDN InterconnectCloud InterconnectDirect Peering の料金をご確認ください。

同じ ロケーションまたはサブロケーションにある Cloud Storage バケットから Google Cloud Platform サービスへの下りは無料になります。次のような場合の下りデータが該当します。

  • マルチリージョンのバケットから同じマルチリージョンのサービスへの送信(たとえば、eu バケットから eu App Engine インスタンスへの送信)
  • リージョンのバケットから同じリージョンのサービスへの送信(たとえば、asia-east1 バケットから asia-east1 Compute Engine インスタンスへの送信)
  • マルチリージョンのバケットから同じマルチリージョン内の別のリージョンにあるサービスへの送信(たとえば、us バケットから us-west1 Container Engine インスタンスへの送信)
  • リージョンのバケットから上位のマルチリージョンにあるサービスへの送信(たとえば、us-east1 バケットから us App Engine インスタンスへの送信)

リージョンとマルチリージョンのロケーション間でのデータ転送

Cloud Storage のバケット間でデータを移動すると、データ転送料金がかかります。

リージョンとマルチリージョン間のデータ転送
リージョンのロケーション内の転送(例: us-east1 から us-east1 無料
マルチリージョンのロケーション内の転送(例: us から us 無料
マルチリージョン内の異なるリージョンのロケーションへの転送(例: us-east1 から us-central1us-east1 から usus から us-central1 $0.01/GB
異なるマルチリージョン間の転送(例: us から asiaus から asia-east1us-east1 から asia-east1 $0.12/GB、0~1 TB
$0.11/GB、1~10 TB
$0.08/GB、10 TB~

バケットの作成時に利用できるロケーションとリージョンについては、バケットのロケーションバケットのリージョンをご覧ください。

送信元と送信先のバケットが同じロケーションにある場合、Nearline Storage または Coldline Storage クラス外で転送を行うと転送費用がかかります。Nearline Storage と Coldline Storage の料金については、Nearline Storage と Coldline Storage の料金をご覧ください。

現在の使用状況は、プロジェクトの請求情報の詳細で確認できます。

カスタム メタデータ

カスタム メタデータ ヘッダーは、ストレージと帯域幅の毎月の使用量に含まれます。たとえば、カスタム ヘッダー x-goog-meta-name:value の場合、Google Cloud Storage では、namevalue の各文字がオブジェクトで保存され、オブジェクト リクエストで転送されたバイトと見なされます。カスタム メタデータの詳細については、オブジェクト メタデータのページをご覧ください。

オペレーション

Cloud Storage 内でオペレーションを実行すると、オペレーション料金が発生します。オペレーションは、無料、クラス A、クラス B の 3 つのカテゴリに分類され、課金レートは 10,000 オペレーション単位になります。各クラスにどのオペレーションが該当するかの詳細は、以下の表をご覧ください。

ストレージ クラス クラス A オペレーション クラス
(10,000 オペレーション単位)
クラス B オペレーション
(10,000 オペレーション単位)
無料のオペレーション

Multi-RegionalRegional $0.05 $0.004 無料
NearlineDurable Reduced Availability $0.10 $0.01 無料
Coldline $0.10 $0.05 無料

JSON API オペレーション クラス

JSON API を通じて(直接、または Console、gsutil、あるいはいずれかの Veneer クライアント ライブラリを使用して)Cloud Storage にアクセスした場合、オペレーションは以下のように分類されます。

オペレーション クラス
storage.*.insert
storage.*.patch
storage.*.update
storage.buckets.list
storage.objects.compose
storage.objects.copy
storage.objects.list
storage.objects.rewrite
storage.objects.watchAll
storage.bucketAccessControls.delete
storage.defaultObjectAccessControls.delete
storage.objectAccessControls.delete
クラス A
storage.*.get
storage.bucketAccessControls.list
storage.defaultObjectAccessControls.list
storage.objectAccessControls.list
Each notification
クラス B
storage.channels.stop
storage.buckets.delete
storage.objects.delete
無料

XML API オペレーション クラス

XML API を通じて(直接または gsutil を使用して)Cloud Storage にアクセスした場合、オペレーションは以下のように分類されます。

オペレーション クラス
GET Service
GET Bucket(バケット内のオブジェクトをリストする場合)
PUT
POST
クラス A
GET Bucket(バケット設定を取得する場合)
GET Object
HEAD
クラス B
DELETE 無料

注: 一般的に、307、4xx、5xx を返すオペレーションは課金されません。ただし、ウェブサイトの構成が有効で、NotFoundPage プロパティが公開オブジェクトに設定されているバケットが返す 404 レスポンスを除きます。

ライフサイクル管理オペレーション クラス

オブジェクト ライフサイクル管理を使用してオブジェクトのストレージ クラスを自動的に変更する場合、オペレーション料金はオブジェクトの元のストレージ クラスによって決定されます。オペレーションは以下のように分類されます。

オペレーション クラス
SetStorageClass クラス A
Delete 無料

Google Cloud Storage プロジェクトの課金を管理するには、Google Cloud Platform Console にアクセスし、プロジェクトを選択して、プロジェクトの [お支払い] ページを開きます。

Storage Transfer Service

Cloud Storage Transfer Service の使用に関連するコストは次のとおりです。

  • 外部ソースから Google Cloud Storage にデータを転送するときに、送信元プロバイダの料金ポリシーに基づいて、下り料金とオペレーション料金が発生する可能性があります。たとえば、Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)から Google Cloud Storage にデータを移動する場合は、Amazon S3 の料金ページに記載されている料金が、送信リクエストとデータに適用されます。

  • ソースから Google Cloud Storage にデータを転送するとき、Google Cloud Storage への各オブジェクトの挿入(PUT オペレーション)に対して料金が発生します。詳しくは、オペレーションの料金をご覧ください。

  • Cloud Storage バケット間でデータを転送する場合、異なるロケーションのバケット間で転送を行うと転送料金が発生する可能性があります。詳しくは、ネットワークの料金体系をご覧ください。Google Cloud Storage Nearline または Google Cloud Storage Coldline で早期削除を行った場合にも料金が発生します。詳細については、Nearline Storage と Coldline Storage の料金をご覧ください。

  • Storage Transfer Service を使用する場合、Google Cloud Storage と Google 外のストレージ プロバイダの両方のバケットで、オブジェクト管理のオペレーション料金が発生します。たとえば、外部プロバイダから Google Cloud Storage への転送オペレーションには、送信元と送信先の両方でバケット コンテンツの一覧表示が必要になる可能性があります。詳しくは、オペレーションの料金と送信元プロバイダの料金ページをご覧ください。

料金の例

シンプルな料金の例

この例では、Google Cloud Storage を開始するだけの場合に、適用される可能性のあるシンプルなシナリオを示します。計算しやすいように、請求が発生するのは月 1 回です。

ある月のストレージの使用パターンが次のとおりだとします。

  • 請求月の初日から月末までに 50 GB の Multi-Regional Storage データ。
  • ネットワーク下りが 10 GB(アメリカ大陸と EMEA、上りは無料)。
  • PUT / POST、GET バケット(リスト)、GET サービス リクエストの合計、クラス A オペレーションが 10,000 件。
  • GET オブジェクトと HEAD リクエストの合計、クラス B オペレーションが 10,000 件。

この月の請求額は次のように計算されます。

  • 50 GB の Multi-Regional Storage の料金($0.026/GB): $1.30
  • 10 GB のネットワーク下り($0.12/GB): $1.20
  • 10,000 件のクラス A オペレーション($0.05/10,000 オペレーション): $0.05
  • 10,000 件のクラス B オペレーション($0.004/10,000 オペレーション): $0.004

シンプルな料金の例の合計: $2.554

詳細な料金の例

この例では、請求対象期間のストレージの使用量が変わっています(計算を簡単にするために、対象期間は 1 か月です)。請求対象期間の終わりに、その月の平均使用量が計算され、請求は、この平均値に基づいて、使用量が効率的に固定されているかのように行われます。さらに、帯域幅とストレージの使用量は、複数の料金レベルにまたがります。これらは、次に示す使用量の計算に反映されています。

ある月のストレージの使用パターンが次のとおりだとします。

  • 月の初日から月の半分までに 40 TB の Multi-Regional Storage データ
  • 月の半分から月末までに 80 TB の Multi-Regional Storage データ

また、月全体のネットワーク下り、上り、オペレーション数は次のとおりです。

  • ネットワーク下りが 25 TB(アメリカ、EMEA)
  • ネットワーク下りが 25 TB(アジア太平洋)
  • ネットワーク上りが 10 TB
  • PUT/POST/GET bucket/GET service リクエストの合計が 100,000 件
  • GET object リクエストと HEAD リクエストの合計が 10,000,000 件

請求書の内訳は次のとおりです。

  • Multi-Regional Storage は、60 TB に相当する静的ストレージとして次のように計算されます。
    • 1 GB につき $0.026 で 60 TB(61,440 GB): $1,597.44

    Multi-Regional Storage の合計金額: $1,597.44

  • ネットワーク
    • アメリカ、EMEA
      • 1 GB につき $0.12 で 1 TB(1,024 GB): $122.88
      • 1 GB につき $0.11 で 9 TB(9,216 GB): $1,013.76
      • 1 GB につき $0.08 で 15 TB(15,360 GB): $1,228.80
    • アジア太平洋
      • 1 GB につき $0.12 で 1 TB(1,024 GB): $122.88
      • 1 GB につき $0.11 で 9 TB(9,216 GB): $1,013.76
      • 1 GB につき $0.08 で 15 TB(15,360 GB): $1,228.80
    • ネットワーク上りは無料

    ネットワークの合計金額: $4,730.88

  • オペレーション
    • 10,000 件の PUT/POST/GET bucket/GET service リクエストにつき $0.05: $0.50
    • 10,000 件の GET objectHEAD リクエストにつき $0.004: $4.00

    オペレーションの合計金額: $4.50

詳細な合計料金の例: $6,332.82

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利用ポリシー

本サービスを利用するにあたっては、Cloud Storage の利用規約プログラム ポリシー、Google のプライバシー ポリシーを遵守する必要があります。

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