分散タスクキュー
Cloud Tasks は、大量の分散タスクの実行、ディスパッチ、配信を管理できるフルマネージド サービスです。Cloud Tasks を使用すると、ユーザー リクエストまたはサービス間リクエストの外部で作業を非同期に行うことができます。
より応答性の高いアプリケーションを構築する
非同期実行は、リクエストのレイテンシを削減し、アプリケーションの応答性をさらに高める、十分に確立された方法です。Cloud Tasks を使用すると、スケジュール、重複排除、構成可能な再試行ポリシー、バージョン リダイレクトなど多様な機能により、こうしたリクエストの整理や管理ができます。
マイクロサービスの切り離しとスケーリング
Cloud Tasks によって、アプリケーションをより効率的に構造化し、スケールできるようになります。専用サービスでタスクハンドラを実装すると、マイクロサービスを独立してスケールできます。
リソース消費の管理
Cloud Tasks では、キューのレートを制限することで、サービスの負荷をさらに効率的に管理したり、均等化したりできます。分散タスクの実行、ディスパッチ、配布を簡単に管理できます。
リリースとインシデントの適切な処理
Cloud Tasks により、処理中のリクエストを保持できます。一時停止、再試行、新しいバージョンへのリダイレクトで、リクエストをドロップせずに、バグの処理や、デプロイのステージングを行う余地が生じます。
特長
スケーラブルなフルマネージド ソリューション
Google のプロダクトを稼働させているものと同じフルマネージド サービス上にアプリケーションを構築できます。
HTTP ターゲット
業界標準の OAuth / OICD 認証を使用して、Compute Engine、Google Kubernetes Engine、Cloud Run、Cloud Functions、オンプレミス システムで実行されている任意の HTTP サービスを宛先としたタスクを安全に追加できます。
レートの制御と再試行の制御
タスクがディスパッチされるレート、試行の最大回数、試行間の最小の待機時間を設定して実行を制御できます。
タスクの重複排除
同じタスクが複数回追加されても、ディスパッチは 1 回のみ行われます。
ダッシュボードとコマンドライン インターフェース
Cloud Console から gcloud コマンドラインを使用してキューとタスクの管理、モニタリング、調査ができます。
将来のスケジューリング
タスクが実行される時刻を制御します。
確実な配信
Cloud Tasks は at-least-once 配信を保証します。ほとんどのタスクは正確に 1 回だけ配信されます。
一般的な言語
Java、Python、Node.js、PHP、Go のクライアント ライブラリをご用意しています。また、言語を問わず、どこからでも REST API を使用してタスクをキューに入れることもできます。
Cloud Tasks のおかげで、アプリケーション開発において、余計な機能要件に時間を取られることなくコア要件に集中できます。当社では Cloud Tasks を幅広く利用しています。 さまざまなプラットフォーム上にあるアプリケーション間の大量の通知の処理、データの取り込みタスクや移行タスク、ワークロードの委任、トリガー、制御などです。Cloud Tasks を使用するようになってから、開発速度が大幅に改善し、全体的なアーキテクチャはシンプルになりました。
A1 Comms 社 IT 担当ディレクター Jonathan Liversidge 氏
技術リソース
料金
オペレーション(1 か月あたり) | 料金(100 万回あたり) |
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最初の 100 万回 | 無料 |
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