Google Kubernetes Engine の料金

このページでは、Google Kubernetes Engine(GKE)のコンピューティング リソースとクラスタ管理の料金について説明します。

Autopilot モード

Autopilot クラスタでは、無料枠の経過後に 1 時間、1 クラスタあたり $0.10 の定額料金がクラスタごとに、さらに Pod にプロビジョニングされた CPU、メモリ、エフェメラル ストレージのコンピューティング リソースに対して発生します。プロビジョニングされる Pod リソースの量は、Kubernetes PodSpec のリソース リクエストに基づきます。システム Pod、オペレーティング システムのオーバーヘッド、未割り当てのスペースに対しては課金されません。すべての Autopilot リソースは秒単位で課金されるため、最低料金はありません。

Autopilot では、Pod に対して非常に細かい料金設定を提供しており、CPU のリクエストは vCPU コア数の 4 分の 1 ごとに増加できます。また、メモリは vCPU あたり 1 GB~6.5 GB でプロビジョニングできます。これらの範囲外でリソースをリクエストする場合は、要件に応じてリソースの値が切り上げられます。Pod リソース リクエストを指定しない場合は、デフォルト値が使用されます。

Autopilot クラスタの確約利用割引を利用できます。確約利用割引では、3 年間の確約の場合はオンデマンド料金に対し 45% の割引、1 年間の確約の場合はオンデマンド料金に対し 20% の割引が適用されます。この割引はすべてのリージョンで同一です。詳しくは、GKE での確約利用割引 をご覧ください。

GKE には、返金制度を備えたサービスレベル契約(SLA)が含まれていて、Autopilot クラスタのコントロール プレーンで 99.95%、複数ゾーンでの Autopilot Pod で 99.9% の稼働率を保証します。

標準モード

標準モードで作成されたクラスタは、クラスタの規模やトポロジにかかわらず、無料枠 の経過後に 1 時間、1 クラスタあたり $0.10 の管理手数料が発生します。GKE クラスタ管理手数料は、Anthos クラスタには適用されません。

標準モードでは、GKE は Compute Engine インスタンスのワーカーノードをクラスタ内で使用します。ノードを削除するまでは、Compute Engine の料金設定に基づいて、これらのインスタンスごとに課金されます。 Compute Engine リソースは秒単位で課金され、最小使用料金は 1 分間分です。

Compute Engine では、クラスタ内の Compute Engine インスタンスに適用される確約利用割引が提供されます。詳しくは、Compute Engine での確約利用割引 をご覧ください。

GKE には、返金制度を備えたサービスレベル契約(SLA)が含まれていて、リージョン クラスタのコントロール プレーンで 99.95%、ゾーンクラスタのコントロール プレーンで 99.5% の稼働率を保証します。

クラスタ管理手数料と無料枠

1 時間、1 クラスタあたり $0.10 のクラスタ管理手数料(1 秒単位で課金)が、運用モード、クラスタの規模、トポロジに関係なく、すべての GKE クラスタに適用されます。

GKE の無料枠では、ゾーンクラスタと Autopilot クラスタに適用される月額 $74.40 のクレジットが、請求先アカウントごとに提供されます。単一のゾーンクラスタまたは Autopilot クラスタのみを使用する場合は、このクレジットで最低限そのクラスタの月額の費用がすべてカバーされます。未使用の無料枠クレジットは繰り越されず、他の SKU には適用できません(たとえば、コンピューティング料金やリージョン クラスタのクラスタ料金に適用することはできません)。

次の条件がクラスタの管理手数料に適用されます。

  • この手数料は、クラスタの規模やトポロジにかかわらず一定です。シングルゾーン クラスタ、マルチゾーン クラスタ、リージョン クラスタ、Autopilot クラスタのいずれでも、すべてクラスタごとに定額手数料が発生します。

  • この手数料は Anthos クラスタには適用されません。

次の例は、クラスタ管理手数料と無料枠クレジットが組織の請求アカウントにどのように適用されるかを示します。ここでは、組織のリージョン クラスタ時間とゾーンクラスタ時間のみを示しており、Anthos クラスタ時間は除外されています。課金対象の合計は月単位で計算され、月単位の無料枠クレジットが適用されたものです。

組織の請求先アカウント 1 か月の Autopilot クラスタ時間 1 か月のリージョン クラスタ時間 1 か月のゾーンクラスタ時間 使用した無料枠のクレジット GKE クラスタの管理手数料の総月額
(1 クラスタあたり $0.10/時間)
account_1 744 0 0 $74.40 $0
account_2 0 1000 500 $50 $100
account_3 1000 1000 1000 $74.40 $225.60

マルチクラスタ Ingress

マルチクラスタ Ingress は Anthos の一部に含まれているため、Anthos on Google Cloud クラスタではマルチクラスタ Ingress は追加料金なしでご利用いただけます。Anthos のライセンスが付与されていない GKE クラスタがある場合、マルチクラスタ Ingress の使用時にスタンドアロンの料金設定で課金されます。マルチクラスタ Ingress の機能は、Anthos のライセンスと併用する場合と同じです。お支払い方法は、Anthos の登録または登録解除でいつでも変更できます。

いずれの場合も、MultiClusterIngress リソースのロードバランサとトラフィックは、ロードバランサの料金に従って別途課金されます。

Anthos のライセンス

複数クラスタ Ingress は Anthos の一部として含まれています。Anthos API(gcloud services enable anthos.googleapis.com)を有効にしてクラスタがフリートに登録されている場合、マルチクラスタ Ingress は追加料金なしでご利用いただけます。

スタンドアロン版の料金

マルチクラスタ Ingress のスタンドアロンの料金は、1 つのバックエンド Pod あたり月額 $3(730 時間)のコストでマルチクラスタ Ingress バックエンドとみなされる Pod の数に基づきます。この料金は、1 バックエンド Pod あたり 1 時間あたり約 $0.0041096 で、5 分単位で課金されます。

バックエンド Pod 数は、プロジェクト内のすべての GKE クラスタにわたる MultiClusterService リソースのメンバーである Pod の総数です。次の例は、バックエンド Pod がカウントされる方法を示しています。

複数クラスタ Ingress の料金モデル

MultiClusterIngress リソースの直接バックエンドである Pod のみが課金されます。この例では、Pod バックエンドを使用する 2 つのクラスタに MultiClusterService リソースが 3 つあります。Service A、B、C のメンバーである Pod は直接バックエンドではないため、スタンドアロンの料金には課金されません。

複数の MultiClusterService リソースのメンバーになっている Pod は、そのメンバーとなっている MultiClusterService ごとに課金されます。2 つの Pod は D と E の両方の MultiClusterService のメンバーです。

次の表に、この例の 2 つのクラスタのスタンドアロン費用の月額費用を示します。

MultiClusterService ポッド 月額
D 3 $9
E 4 $12
F 1 $3
合計 8 $24

複数クラスタ Ingress の課金を構成する方法の詳細については、API の有効化をご覧ください。

料金計算ツール

Google Cloud 料金計算ツールを使用すると、クラスタ管理手数料とワーカーノード料金も含めた月単位の GKE 料金を見積もることができます。

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