Storage Transfer Service
オンラインまたはオンプレミスのソースから Cloud Storage へ大規模なオンライン データ転送を行います。
Cloud Storage へのデータ転送
転送元がオンラインであるかオンプレミスであるかにかかわらず、Google のオンライン ストレージ転送ソリューションを使用すれば、大規模なデータ転送を簡単、安全、かつ効率的に管理できます。Storage Transfer Service と Transfer Service for On Premises Data はどちらも Cloud Storage への高性能なデータ転送経路を提供するもので、データ転送プロセスを簡略化するために必要なスケーラビリティと速度を備えています。
クラウドデータ用 Storage Transfer Service
クラウドソースから Cloud Storage にオンライン データをインポートし、定期的な転送スケジュールを設定できます。Cloud Storage 内のデータをバケット間で転送することもできます。
Transfer Service for On-Premises Data
オンプレミス ソースから Cloud Storage への大規模なオンライン データ転送を行います。 使用可能な帯域幅にスケールし、ほんの数分でシームレスに転送できます。
ユースケース
データセンターの移行
既存のインフラストラクチャをクラウドに移動します。オンプレミスで作成、保存したデータをコスト効率よく安全かつ信頼性の高い方法で管理するには、時間と多くのリソースが必要です。Storage Transfer Service ソリューションを利用すれば、ワークロードとデータセットを迅速に Google Cloud に移行して節約を始めることができます。
コンテンツの保存と配信
データ転送を使用して、Google 以外のクラウドまたはお客様のプライベート データセンターにあるメディア アセットを、動画ストリームやアクセス頻度の高いコンテンツ(ウェブサイトや画像など)のために設計されたマルチリージョン設定のストレージにプッシュできます。データを移動することで、コンテンツ配信の効率が向上し、サイト運営がより簡単になります。
バックアップとアーカイブ
Google のデータ転送サービスで増分同期をスケジュールすれば、他のクラウドやオンプレミスで実行されているアプリの障害復旧が可能になり、データ復旧目標を達成できます。
分析と機械学習
Cloud Storage に転送したデータは、ハイブリッドのデータ パイプライン、または複数のクラウドまたはクラウド リージョンにまたがるデータ パイプラインを介して、分析や機械学習プロジェクトに使用できます。データがどこにある場合でも、Google Cloud の分析および機械学習スイートを活用できます。

Storage Transfer Service
Storage Transfer Service を使用すると、オンライン データを Cloud Storage にすばやくインポートし、定期的な転送スケジュールを設定できます。また、Cloud Storage 内のデータをバケット間で転送することも可能です。
利点
クラウド間のデータ転送
AWS S3 や Azure Blob Storage のようなオンライン ソースにあるデータを、単一の簡単なプロセスで Cloud Storage に迅速に転送します。データを他のプロバイダから Cloud Storage に移動できるほか、データ処理パイプラインまたは分析ワークフローの一部としてデータを定期的に移動することもできます。
バケット間のデータ転送
Cloud Storage 内では、Storage Transfer Service を使用してデータをバケット間で移動します。ワークロードを最適化する際に、ストレージ クラスを越えてデータをシームレスに移動できます。
ウェブアドレスで参照できるデータの転送
ウェブアドレスで参照できる(HTTP)データをクラウドに移動することで、ウェブ コンテンツの提供がより簡単になり、数多くのクラウド ベンダーからデータにアクセスできるようになります。
特長
ジョブの一元管理
Google Cloud Platform Console UI、任意の言語のクライアント ライブラリ、または HTTP REST インターフェースを使用して転送ジョブを作成し、モニタリングします。
高性能なコピー
お客様のデータは、リソースが背後でプロビジョニングされる Google の広帯域ネットワーク パイプを介して送信されます。転送時間を短縮するため、データ同期を定期スケジュール、繰り返し、増分で行うよう設定できます。
データ セキュリティ
ネイティブにサポートされたクラウドソースへのアクセスには秘密の認証情報が使用され、転送元と転送先で行われるバイト単位のチェックサムによってデータが確実に保護されます。

Transfer Service for On-Premises Data
Transfer Service for On Premises Data により、オンプレミス ソースから Cloud Storage への大規模なオンライン データ転送ができるようになりました。シンプルな構造とセキュリティが組み込まれたこのサービスは、使用可能な帯域幅にスケールするため、ほんの数分でシームレスな転送ができるようになります。
利点
大規模なデータを迅速に転送
何十億ものファイルを含むペタバイト規模のデータを、オンプレミス ソースから Cloud Storage に、オンライン ネットワークを通じて数十 Gbps の速度で転送します。損失の多い、あるいはレイテンシの大きいネットワーク接続であっても、ネットワーク帯域幅を有効に利用し、スケールアウト パフォーマンスによって転送を加速します。
セルフサービス機能で転送プロジェクトの費用を最小化
データを移動するために独自のカスタム ソフトウェアを設計したり、既製のソリューションに投資する必要がありません。コードを 1 行も書かずに、安全かつ簡単に転送が完了します。データ検証、暗号化、エラー再試行、フォールト トレランスが組み込まれているため、データを確実に転送できます。
インフラストラクチャの管理と費用を最適化
競争力のあるスケーラビリティを低価格で実現できます。データを移行するか、ハイブリッド クラウドを選ぶかにかかわらず、Cloud Storage で運用を拡大しながら、インフラストラクチャの費用を抑えることができます。
特長
スケールアウト パフォーマンス
アプリケーションからトランスポート層までのパフォーマンス最適化が組み込まれたこのサービスは、使用可能な帯域幅を利用し、転送時間を自動的に最小化します。
セキュリティと検証
このサービスは信頼性とセキュリティが確保されるよう設計されており、エージェントに障害が発生しても、転送には影響しません。すべてのバイトは転送中に暗号化され、チェックサムが検証されます。
人的介入が不要なオペレーション
特別なトレーニングを受けなくても、完全にセルフサービスの GUI を使用すれば、ジョブの作成、モニタリング、管理ができます。Google のオンプレミス エージェント ソフトウェアは数分でインストールでき、自動的にアップデートされます。このエージェントは Operations に統合されているため、オペレーションに払う注意は最小限で済みます。
料金
Storage Transfer Service | 無料 |
Transfer Service for On-Premises Data | $0.0125/GB |
パートナー
ネットワーク レベルの高度な最適化や、継続的なデータ転送ワークフローが必要な場合には、Google Cloud パートナーから提供されているさらに高度なツールを利用できます。
リソース
