Google Cloud、Amazon、Azure、オンプレミスなどにまたがるファイル ストレージとオブジェクトと間で、迅速かつ安全にデータを転送できます。
クラウド間、オンプレミスとクラウド間、クラウドのストレージ バケット間でデータを移動します。すべてのオプションを表示
コードを 1 行も書かずに転送を完了する
転送ステータスをモニタリングする一元化されたジョブ管理
セキュリティと信頼性をあらゆる段階で実装
コスト、時間、スケジュールを管理し、ビジネスのニーズに合わせてデータ転送を構成する
利点
プライベート データセンター、AWS、Azure、Google Cloud からデータを簡単に移行できる、世界中で利用可能な単一インターフェースです。
ダウンタイムを最小限に抑えつつ、データ ストレージとアプリケーション インフラストラクチャを Google Cloud に移行することでインフラストラクチャ費用を削減できます。
何十億ものファイルを含むペタバイト規模のデータを、オンプレミス ソースや他のクラウドから、オンライン ネットワークを通じて数十 Gbps の速度で転送します。ネットワーク帯域幅を最適化し、スケールアウト パフォーマンスで転送を加速します。
主な機能
Storage Transfer Service は、転送中のデータを暗号化し、VPC Service Controls をサポートします。また、チェックサムを使用してデータの整合性チェックを行い、データが消失していない状態で到達するようにします。
すべての転送で、前回の転送以降に新規作成、更新、削除されたファイルとオブジェクトのみが移動されるため、転送する必要があるデータの量が最小限に抑えられます。
Storage Transfer Service では、転送中にオブジェクトとファイルのメタデータを保持できます。メタデータの保持の詳細をご覧ください。
最新情報
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ドキュメント
ユースケース
既存のインフラストラクチャをクラウドに移動します。オンプレミスで作成、保存したデータをコスト効率よく安全かつ信頼性の高い方法で管理するには、時間と多くのリソースが必要です。Storage Transfer Service ソリューションを利用すれば、ワークロードとデータセットを迅速に Google Cloud に移行して節約を始めることができます。Google Cloud の移行サービスとソリューションのすべてをご覧ください。
Storage Transfer Service を使用すると、Google 以外のクラウドまたはお客様のプライベート データセンターにあるメディア アセットを、動画ストリームやアクセス頻度の高いコンテンツ(ウェブサイトや画像など)のために設計されたマルチリージョン設定のストレージに push できます。データを移動することで、Cloud CDN などのサービスを利用して、コンテンツ配信の効率を高め、サイト運営をより簡単にできます。
Google のデータ転送サービスで増分同期をスケジュールすれば、他のクラウドやオンプレミスで実行されているアプリの障害復旧が可能になり、データ復旧目標を達成できます。Google が提供するバックアップと障害復旧のすべてのオプションや、データのアーカイブに Cloud Storage を使用する方法をご覧ください。
Cloud Storage に転送したデータは、ハイブリッドのデータ パイプライン、または複数のクラウドまたはクラウド リージョンにまたがるデータ パイプラインを介して、分析や機械学習プロジェクトに使用できます。データがどこにある場合でも、Google Cloud の分析および機械学習スイートを活用できます。 Google の革新的な機械学習のプロダクトとサービスの詳細をご覧ください。
すべての機能
モニタリングとロギング | Transfer Service for On Premises Data では、転送ログが生成され、転送ジョブの結果を確認できます。また、Cloud Monitoring を使用して転送ジョブの進行状況をモニタリングすることもできます。Storage Transfer Service は、転送完了時に Pub/Sub 通知を送信するように構成できます。 |
データの整合性 | Storage Transfer Service は、ソース ストレージ システムで利用可能なメタデータ(チェックサムやファイルサイズなど)を使用して、Cloud Storage に書き込まれるデータがソースから読み取られるデータと同じであることを確認します。Storage Transfer Service for On Premises Data では、TLS プロトコルで提供されるデータの整合性に加え、ファイルの読み込みごとにコピーする各ファイルに対して CRC32C チェックサムが計算されます。 |
セキュリティと暗号化 | Google では、公共のインターネットやプライベート接続を通じての HTTPS 接続に TLS 暗号化を適用し、VPC Service Controls で保護された Cloud Storage バケットへの転送をサポートしています。TLS 暗号化の唯一の例外は、URL リストの転送に HTTP URL を指定した場合です。Cloud Interconnect を使用している場合は、非公開 API エンドポイントへのアクセスを通じてセキュリティ層を追加できます。 |
データ転送のスケジュール設定 | 1 回限りの転送または繰り返し転送のオペレーションをスケジュール設定できます。Google 以外のクラウド プロバイダからデータを転送する場合は、ファイルの作成日、ファイル名、データをインポートする時刻に基づく高度なフィルタを利用して、定期的な同期をスケジュールできます。その結果は Cloud Console に記録され、手動による操作は必要ありません。 |
帯域幅調整 | Transfer Service for On Premises Data には、日常業務を中断しないための制御が組み込まれています。Google Cloud プロジェクトに帯域幅の上限を構成することで、オンプレミス エージェントがデータをコピーする際のレートを制限できます。帯域幅の上限は、プロジェクト内のすべての転送ジョブで共有されます。 |
増分転送 | デフォルトでは、すべての転送は、転送元と転送先に存在するデータを評価することから開始されます。これは、最後の転送以降に作成、更新、削除された転送元オブジェクトを判別するためのプロセスです。この最初のステップにより、送信する必要のあるデータの量を最小限に抑え、帯域幅を効率的に使用して、転送を迅速に実行することができます。 |
柔軟性、フィルタリング、制御 | 転送を作成するときに includePrefix と excludePrefix を使用すると、Storage Transfer Service の操作対象のオブジェクトを制限できます。また、変更時刻に基づくデータのフィルタリング オプションもサポートしています。 |
動的なスケールアウト | オンプレミスの場所からデータを転送する場合は、Storage Transfer Service エージェントを増強するのと同程度に容易にパフォーマンスを改善できます。転送構成を変更する、または再送信する必要はありません。エージェントを起動すると直ちに転送が開始されます。 |
信頼性とフォールト トレランス | Google は無条件の信頼性を提供します。一部のエージェントに不具合が生じたら、残りのエージェントが代わりに処理を続行します。すべてのエージェントに不具合が生じても問題ありません。エージェントを再起動すると、転送は中断したところから再開されます。特別な復元や再試行のロジックは必要ありません。 |
シンプルな料金体系 | Transfer Service for On Premises Data の使用は GB 単位で課金されます。Storage Transfer Service で Google 以外のクラウド プロバイダからデータを転送する場合は、料金がかかりません。データを転送した後は、Cloud Storage の料金設定の記載に基づき、Cloud Storage に保存されたデータに対する料金が発生します。また、Storage Transfer Service を使用する際には、外部のクラウド プロバイダの料金も適用される場合があります。 |
URL リストからの転送 | Storage Transfer Service を使用すると、一般公開データのロケーションのリストから、Cloud Storage バケットにデータを転送できます。 |
パートナー
ネットワーク レベルの高度な最適化や、継続的なデータ転送ワークフローが必要な場合には、Google Cloud パートナーから提供されているさらに高度なツールを利用できます。