Cloud Storage は、非構造化データを保存するためのマネージド サービスです。 保存できるデータ量に制限はなく、保存したデータを必要に応じて何度でも取得できます。
新規のお客様には、$300 分の無料クレジットを差し上げます。そして、すべてのお客様が、5 GiB の Standard Storage、55,000 オペレーション、100 GiB のデータ転送などのサービスを毎月無料で利用できます。
その他の情報 個人用ストレージ、チーム ストレージ、ブロック ストレージのオプションをご覧ください。
機能
Storage Intelligence で Cloud Storage の大規模な管理を簡素化。Storage Intelligence により、手作業によるストレージ管理の手間がなくなります。この統合管理プロダクトは、大規模なストレージの状態を分析し、簡単に対策を講じるための複数の優れた機能を備えています。オブジェクトとバケットのメタデータを分析して、Insights データセットからデータの費用とセキュリティに関する分析情報を導き出します。Gemini Cloud Assist を使用して、自然言語による会話で分析情報を生成します。バッチ オペレーションを使用すると、コードを一切記述することなく数百万ものオブジェクトに対して大規模なアクションを実行できます。またバケットの再配置を使用すると、バケット名を維持しながら、わずか 2 つのコマンドでバケット全体を移動してアプリケーションのダウンタイムを最小限に抑えることができます。
高い能力を要求されるアプリケーションのパフォーマンスを向上させるには、Anywhere Cache を使用します。これは、リージョン、デュアルリージョン、マルチリージョンのバケット向けのフルマネージド型のインテリジェントな SSD ベースの読み取りキャッシュです。Anywhere Cache をマルチリージョン バケットと組み合わせると、TPU / GPU が利用可能であればどのゾーンでもコンピューティング リソースとデータを結び付け、AI / ML とデータ分析ワークロードに低レイテンシと最大 20 Tbps の高スループットを実現します。別にストレージ ティアのプロビジョニングや管理をする必要がなく、大陸全体でデータにアクセスする際のネットワーク下り(外向き)費用を最小限に抑えることができます。
Cloud Storage に保存したデータは、Google Cloud の優れたツールに簡単に接続して活用できます。たとえば、BigQuery でデータ ウェアハウスを作成する、Dataproc でオープンソース分析を行う、Vertex AI で ML モデルを構築してデプロイするといったことが可能です。
Cloud Storage は、機械学習プロジェクトのトレーニング データ、モデル、チェックポイントを Cloud Storage バケットに保存するためによく使用されます。Cloud Storage FUSE を使用すると、ファイルシステム セマンティクスを使用または必要とするアプリケーションとの互換性を維持しながら、Cloud Storage が提供するスケーラビリティ、手頃な価格、スループット、シンプルさを活用できます。 また、Cloud Storage FUSE では、ネイティブ ML フレームワークのデータローダーと比較して、トレーニング時間が最大 2.2 倍、トレーニング スループットが 2.9 倍向上するキャッシュ保存も提供されています。
削除(復元可能)は、最近削除したデータを保持および復元する方法を提供することで、偶発的または悪意のあるデータ削除に対する保護を強化します。
ストレージ オプション
ストレージの種類 | 説明 | 最適な用途 |
---|---|---|
アクセス頻度の高いデータ(「ホット」データ)や短期間だけ保存されるデータ用のストレージ。 | ウェブサイト、ストリーミング動画、モバイルアプリなどの「ホット」データ。 | |
アクセス頻度の低いデータの保存に適した、低コストで耐久性の高いストレージ サービス。 | 30 日間以上保存しておく予定のデータ。 | |
アクセス頻度の低いデータの保存に適した、極めて低コストで耐久性の高いストレージ サービス。 | 90 日間以上保存しておく予定のデータ。 | |
データ アーカイブ、オンライン バックアップ、障害復旧のための最も低コストで耐久性に優れたストレージ サービス。 | 365 日間以上保存しておく予定のデータ。 |
各ストレージ クラスの詳細については、こちらをご覧ください。
アクセス頻度の高いデータ(「ホット」データ)や短期間だけ保存されるデータ用のストレージ。
ウェブサイト、ストリーミング動画、モバイルアプリなどの「ホット」データ。
各ストレージ クラスの詳細については、こちらをご覧ください。
一般的な使用例
Google Cloud コンソールで AI 要約ソリューションをデプロイする
生成 AI を使用してテキストをすばやく抽出し、Cloud Storage に保存されている大規模なドキュメントの要約を行う、Google 推奨の事前構成済みソリューションを起動します。
Google Cloud コンソールで AI 要約ソリューションをデプロイする
生成 AI を使用してテキストをすばやく抽出し、Cloud Storage に保存されている大規模なドキュメントの要約を行う、Google 推奨の事前構成済みソリューションを起動します。
Google Cloud コンソールで動的ウェブサイトを構築、ホスト、実行
Python と JavaScript を活用した、一般公開されているカスタマイズ可能な小売商品直送サンプル ウェブサイトを起動します。
Google Cloud コンソールで動的ウェブサイトを構築、ホスト、実行
Python と JavaScript を活用した、一般公開されているカスタマイズ可能な小売商品直送サンプル ウェブサイトを起動します。
料金
Cloud Storage の料金の仕組み | 料金は主にデータ ストレージ、データ処理、ネットワーク使用量、オプションのキャッシュ保存に基づいて決まります。 | |
---|---|---|
料金の構成要素 | 説明 | 価格(米ドル) |
無料枠 | データ ストレージ 5 GiB の Standard Storage。 | 無料 |
データ処理 5,000 クラス A オペレーション。 50,000 クラス B オペレーション。 無制限の無料オペレーション。 Standard Storage の取得料金なし。 | 無料 | |
ネットワーク使用量 北米から各 Google Cloud データ転送先(オーストラリアと中国を除く)への 100 GiB のデータ転送。 インバウンド データ転送は無制限。 同じロケーション内のデータ転送も無制限。 | 無料 | |
データ ストレージ バケットに保存されているデータの量。 | Standard Storage ウェブサイト、ストリーミング動画、モバイルアプリなど、アクセス頻度の高いデータ(「ホット」データ)に最適。 | Starting at $0.02~ 1 GiB あたりの月額 |
Nearline Storage 30 日間以上保存しておく予定のデータに最適。 | Starting at $0.01~ 1 GiB あたりの月額 | |
Coldline Storage 90 日間以上保存しておく予定のデータに最適。 | Starting at $0.004~ 1 GiB あたりの月額 | |
Archive ストレージ 365 日間以上保存しておく予定のデータに最適 | Starting at $0.0012~ 1 GiB あたりの月額 | |
データ処理 Cloud Storage で行われた処理。 | オペレーション料金 Cloud Storage に対するすべてのリクエストが対象。 | Starting at $0.0004 / 10,000 オペレーション |
取得料金 Nearline、Coldline、Archive の各ストレージ クラスに保存されたデータの読み取りが対象。 | Starting at $0.01~ /GiB | |
リージョン間レプリケーションの料金 デュアルリージョンとマルチリージョンへのデータの書き込みの場合。 | Starting at $0.02~ /GiB | |
Autoclass 管理料金 Autoclass が有効になっているバケットが対象。 | $0.0025 1,000 オブジェクト / 30 日につき | |
Storage Intelligence の料金 Storage Intelligence が構成されたバケットが対象。 | 詳細については、料金詳細をご覧ください。 | |
ネットワーク使用量 バケットから読み取られたデータ量、またはバケット間で移動したデータ量。 | Google Cloud 内のデータ転送 他の Cloud Storage バケットまたは Google Cloud サービスへのデータ転送の場合。 | Starting at $0.02~ /GiB |
特殊ネットワーク サービス データ転送で特定の Google Cloud ネットワーク サービスを使用している場合。 | 料金については、ネットワーク プロダクトをご覧ください。 | |
一般的なデータ転送 Google Cloud 外部または大陸間でのデータ転送。 | Starting at $0.08 /GiB | |
Anywhere Cache バケットの一時的なストレージ レイヤを有効にするオプション機能。 | キャッシュ ストレージ キャッシュに保存されているデータの量。 | Starting at $0.0003 1 GiB / 1 時間につき |
キャッシュの取り込み キャッシュに書き込まれたデータの量。 | $0.01~ /GiB | |
キャッシュ データ転送(送信) キャッシュから読み取ったデータの量。 | $0.0008 /GiB | |
キャッシュ オペレーション すべてキャッシュで処理されたリクエスト。 | $0.0002 / 10,000 オペレーション |
Cloud Storage の料金の詳細については、 すべての料金の詳細を見る。
Cloud Storage の料金の仕組み
料金は主にデータ ストレージ、データ処理、ネットワーク使用量、オプションのキャッシュ保存に基づいて決まります。
データ ストレージ
5 GiB の Standard Storage。
無料
データ処理
5,000 クラス A オペレーション。
50,000 クラス B オペレーション。
無制限の無料オペレーション。
Standard Storage の取得料金なし。
無料
ネットワーク使用量
北米から各 Google Cloud データ転送先(オーストラリアと中国を除く)への 100 GiB のデータ転送。
インバウンド データ転送は無制限。
同じロケーション内のデータ転送も無制限。
無料
データ ストレージ
バケットに保存されているデータの量。
Standard Storage
ウェブサイト、ストリーミング動画、モバイルアプリなど、アクセス頻度の高いデータ(「ホット」データ)に最適。
Starting at
$0.02~
1 GiB あたりの月額
Nearline Storage
30 日間以上保存しておく予定のデータに最適。
Starting at
$0.01~
1 GiB あたりの月額
Coldline Storage
90 日間以上保存しておく予定のデータに最適。
Starting at
$0.004~
1 GiB あたりの月額
Archive ストレージ
365 日間以上保存しておく予定のデータに最適
Starting at
$0.0012~
1 GiB あたりの月額
データ処理
Cloud Storage で行われた処理。
オペレーション料金
Cloud Storage に対するすべてのリクエストが対象。
Starting at
$0.0004
/ 10,000 オペレーション
取得料金
Nearline、Coldline、Archive の各ストレージ クラスに保存されたデータの読み取りが対象。
Starting at
$0.01~
/GiB
リージョン間レプリケーションの料金
デュアルリージョンとマルチリージョンへのデータの書き込みの場合。
Starting at
$0.02~
/GiB
Autoclass 管理料金
Autoclass が有効になっているバケットが対象。
$0.0025
1,000 オブジェクト / 30 日につき
ネットワーク使用量
バケットから読み取られたデータ量、またはバケット間で移動したデータ量。
Google Cloud 内のデータ転送
他の Cloud Storage バケットまたは Google Cloud サービスへのデータ転送の場合。
Starting at
$0.02~
/GiB
一般的なデータ転送
Google Cloud 外部または大陸間でのデータ転送。
Starting at
$0.08
/GiB
Anywhere Cache
バケットの一時的なストレージ レイヤを有効にするオプション機能。
キャッシュ ストレージ
キャッシュに保存されているデータの量。
Starting at
$0.0003
1 GiB / 1 時間につき
キャッシュの取り込み
キャッシュに書き込まれたデータの量。
$0.01~
/GiB
キャッシュ データ転送(送信)
キャッシュから読み取ったデータの量。
$0.0008
/GiB
キャッシュ オペレーション
すべてキャッシュで処理されたリクエスト。
$0.0002
/ 10,000 オペレーション
Cloud Storage の料金の詳細については、 すべての料金の詳細を見る。
ビジネスケース
企業における Cloud Storage の活用方法のご紹介
Vimeo がコストを削減しながら、これまで以上に高画質な動画配信を実現
Vimeo は、動画のアップロードを受け入れるサーバーを Cloud Storage に置き換え、Fastly エッジクラウドを前面に配置して、Vimeo のパブリッシャー向けにリージョン ルーティングと低レイテンシ、高スループットの接続を確保しました。マルチリージョンの Cloud Storage は、高速かつ再開可能なアップロード機能を提供し、ユーザー エクスペリエンスの向上に役立ちます。
よくある質問
いいえ。写真、デバイスのバックアップ、VPN などの個人用ストレージ オプションについては、Google One をご覧ください。
Cloud Storage は、Google Cloud にオブジェクトを保存するためのサービスです。オブジェクトとは、任意の形式のファイルで構成される不変のデータのことです。オブジェクトをバケットと呼ばれるコンテナに保存します。バケットはすべていずれかのプロジェクトに関連付けられており、複数のプロジェクトを 1 つの組織の下にグループ化できます。ブロック ストレージ、データ転送、ファイル ストレージなど、その他の Google Cloud ストレージ プロダクトの詳細については、こちらをご覧ください。