Compute Engine
Google のインフラストラクチャで仮想マシンを作成して実行できる、安全性の高いカスタマイズ可能なコンピューティング サービスです。
新規のお客様には、Google Cloud で使用できる無料クレジット $300 分を差し上げます。すべてのお客様は汎用マシン(e2-micro インスタンス)を 1 か月あたり 1 台無料で利用できます。クレジットに対する課金はありません。
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事前定義されたマシンタイプ: ビルド済みですぐに使える構成を使用して、迅速に実行を開始
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カスタム マシンタイプ: 費用とのバランスをとりつつ、最適な数の vCPU とメモリで VM を作成
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Spot マシン: コンピューティング費用を最大 91% 削減
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Confidential Computing: 特に機密性の高いデータを処理中に暗号化
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サイズ適正化の推奨: 自動的に表示される推奨事項を基にリソース使用率を適正化
主な機能
適切な仮想マシンタイプの選択
スケールアウト ワークロード(T2A、T2D)
Tau VM と他の主なパブリック クラウド ベンダーの汎用 VM を比較すると、コスト パフォーマンスが最高 42% 高く、Compute Engine でのスケールアウト型ワークロードにおいてコストを最小に抑えられます。ワークロードとビジネス要件を満たすために、x86 または Arm ベースの VM から選択できます。
超高メモリ(M2、M1)
メモリ最適化マシンは、メモリ容量が最も高い構成のマシンで、単一のインスタンスに最大 12 TB のメモリを搭載できます。このマシンは、SAP HANA などの大規模なインメモリ データベースや、インメモリ データ分析など、メモリ使用量の多いワークロードに適しています。
コンピューティング負荷の高いワークロード(C2、C2D)
コンピューティング最適化マシンは、Compute Engine 上での 1 コアあたりのパフォーマンスが最も高く、ハイ パフォーマンス コンピューティング(HPC)、ゲームサーバー、レイテンシの影響を受けやすい API などのワークロードでの使用に適しています。
特に要求の厳しいアプリケーションとワークロード(A2)
アクセラレータ最適化マシンは、NVIDIA Ampere A100 Tensor Core GPU を基盤としています。A100 GPU は、旧世代の GPU と比較して、GPU 1 個あたり最大 20 倍のコンピューティング パフォーマンスを誇ります。これらの VM は、機械学習やハイ パフォーマンス コンピューティングなど、特に要求の厳しいワークロードのために設計されています。
ドキュメント
ドキュメント
Compute Engine のインタラクティブなチュートリアル
このコンソールベースのチュートリアルでは、Compute Engine で Linux 仮想マシンを簡単に作成する方法をご紹介します。
Confidential VMs と Compute Engine
エンドツーエンドの暗号化やコンピューティングの負荷が高いワークロードのサポート、さらにセキュリティとプライバシー機能など、Compute Engine の Confidential VMs に関する詳細をご覧ください。
ブートディスク イメージ
VM の作成に使用できる公開イメージについて学習します。独自のカスタム イメージを作成して Compute Engine にインポートする方法も説明します。
クライアント ライブラリを介した Compute Engine API の使用
クライアント ライブラリを使用して、Go、Python、Java、Node.js などの言語で Compute Engine リソースを作成、管理します。
マネージド インスタンス グループの作成
マネージド インスタンス グループは、VM インスタンスを事前に利用できる状態にしておくことで、アプリケーションの高可用性を維持します。
Virtual Private Cloud(VPC)ネットワークの概要
VPC ネットワークは Compute Engine VM インスタンスに接続性を提供します。VPC ネットワークとファイアウォールを構成して、アプリケーションのネットワーク トラフィックを処理します。
Identity and Access Management(IAM)の概要
IAM のロールと権限を使って、Compute Engine リソースに対するアクセスと権限を管理します。
Compute Engine リソース
Compute Engine の料金、割引、ベンチマーク、ゾーンリソース、リリースノートなどをご覧ください。
Google Cloud で何を構築できるか確認する
Google の安全で信頼性の高いグローバル インフラストラクチャにワークロードを移行してモダナイズする方法をご覧ください。
ユースケース
ユースケース
クラウド コンピューティングや Google Cloud の初学者を想定し、Compute Engine の使用を最適化してメリットを引き出すための推奨事項を紹介します。次の表に、ワークロードごとの推奨マシンタイプを示します。
Compute Engine には、既存のアプリケーションをクラウドへ移行するために役立つツールが用意されています。バックグラウンドで透過的にデータを移行しながら、数分以内にアプリケーションを Compute Engine 上で実行できます。物理的なサーバー、VMware vSphere、Amazon EC2、Azure VM から既存のアプリケーションを移行できます。
Compute Engine とハイ パフォーマンス コンピューティング ソリューションを使用して、ペタバイト単位のゲノムデータを数秒で処理できます。Google のスケーラブルで柔軟性のあるインフラストラクチャを使用することで、中断なく研究を進められます。競争力のある価格設定と割引により、予算内でアイデアを発見に、仮説を解決策に、インスピレーションを製品に変えることができます。
Windows ベースのアプリケーションの実行には、お客様所有のライセンスを使用(BYOL)して Compute Engine 単一テナントノードで実行する方法と、ライセンスを含むイメージを使用する方法があります。Google Cloud に移行したら、ビジネス目標を達成できるよう、ライセンスの使用を最適化またはモダナイズします。信頼性の高いストレージ オプション、Google ネットワークのスピードと自動スケーリングなど、仮想マシン インスタンスの多くのメリットを活用できます。
すべての機能
すべての機能
Workload Manager | SAP ワークロードで利用可能になった Workload Manager は、問題を事前に防止し、ワークロードを継続的に分析し、システムのトラブルシューティングを簡素化するために、文書化された標準とベスト プラクティスからの逸脱を検出してアプリケーション ワークロードを評価します。 |
VM Manager | VM Manager は、Compute Engine 上で Windows と Linux を実行している大規模な仮想マシン(VM)フリートでオペレーティング システムの管理を行うためのツール群です。 |
Batch | Batch はフルマネージドのバッチ サービスです。Compute Engine インスタンスでジョブのスケジューリング、キューへの追加、自動スケーリング、実行を行うことができます。 |
VM のライブ マイグレーション | Compute Engine 仮想マシンのホストシステム間でのライブ マイグレーションを、再起動なしで実行できます。これにより、ホストシステムにメンテナンスが必要な場合もアプリケーションを継続して実行できます。 |
Confidential VMs | Confidential VMs は、使用中、つまり処理中もデータを暗号化できる画期的なテクノロジーです。シンプルで使いやすいデプロイメントで、パフォーマンスを犠牲にしません。データの機密性を完全に保持しながら、誰とでも共同作業を行えます。 |
単一テナントノード | 単一テナントノードは、お客様が単独で使用できる、専用の物理的な Compute Engine サーバーです。BYOL(お客様所有ライセンスの使用)で運用するアプリケーションのデプロイを容易にします。単一テナントノードでは、通常のコンピューティング インスタンスと同等のマシンタイプと VM 構成オプションにアクセスできます。 |
カスタム マシンタイプ | ワークロードに最適なカスタム マシンタイプで仮想マシンを作成します。要件に合わせてカスタム マシンタイプを調整することで、費用を大幅に削減できます。 |
事前定義されたマシンタイプ | Compute Engine では、小規模な汎用インスタンスから、最大 11.5 TB の RAM を搭載する大規模なメモリ最適化インスタンス、または最大 60 個の vCPU を搭載する高速コンピューティング最適化インスタンスまで、あらゆる要件に対応する仮想マシン構成があらかじめ定義されています。 |
Spot VM | バッチジョブやフォールト トレラントなワークロードに適した、手頃な料金のコンピューティング インスタンス。Spot VM は、通常の VM と同等のパフォーマンスと機能を備えながら、最大 91% の大幅な費用削減を実現します。 |
インスタンス グループ | インスタンス グループは、単一のアプリケーションを実行する仮想マシンの集合です。需要に応じた仮想マシンの作成と削除、ワークロードの障害からの復旧、更新を自動的に行います。 |
永続ディスク | VM インスタンス用の、耐久性に優れ、高いパフォーマンスを誇るブロック ストレージです。永続ディスクは HDD または SSD で構成できます。スナップショットを取り、そのスナップショットに基づいた新しい永続ディスクを作成することもできます。VM インスタンスを終了しても、データは永続ディスクに保持されます。また、このディスクを別のインスタンスにアタッチすることもできます。 |
ローカル SSD | Compute Engine は、常時暗号化されたローカル SSD ブロック ストレージを提供します。ローカル SSD は、仮想マシン インスタンスをホスティングしているサーバーに物理的にアタッチされたものです。永続ディスクに比べて 1 秒あたりの入出力オペレーション(IOPS)が非常に多く、レイテンシも非常に低くなっています。 |
GPU アクセラレータ | GPU を追加して、機械学習、シミュレーション、仮想ワークステーション アプリケーションのような計算負荷が高いワークロードの処理速度を向上できます。ワークロードが変化した際に、VM に GPU を追加 / 削除することで、GPU リソースを使用しているときのみリソースに対して料金が発生するようにできます。 |
TPU アクセラレータ | Cloud TPU を追加すると、機械学習アプリケーションと人工知能アプリケーションを高速化できます。Cloud TPU は、予約することも、オンデマンドで使用することも、プリエンプティブル VM として使用することもできます。 |
グローバル ロード バランシング | グローバル ロード バランシング技術により、複数のリージョンのインスタンス プールに受信リクエストを分散できます。これにより、低コストで最大のパフォーマンス、スループット、可用性を実現できます。 |
Linux と Windows のサポート | 使用する OS は、Debian、CentOS Stream、Fedora CoreOS、SUSE、Ubuntu、Red Hat Enterprise Linux、FreeBSD、Windows Server 2008 R2 / 2012 R2 / 2016 の中から選択できます。また、Google Cloud コミュニティの共有イメージやお客様独自のイメージも使用できます。 |
秒単位の課金 | 課金は秒単位で行われます。実際に使用した分しか料金はかかりません。 |
確約による割引 | 確約利用割引では、最大 57% の割引が適用されます。前払い料金は不要で、インスタンス タイプの変更も可能です。 |
コンテナ サポート | Google Kubernetes Engine を使用すると、Compute Engine の VM 上で Docker コンテナの実行、管理、オーケストレーションを行えます。 |
予約 | 特定のゾーンの VM インスタンスを対象に予約を行えます。予約を使用すると、プロジェクトで将来的に必要となるリソースの増加にも対応できます。不要になった予約は削除できます。予約を削除すると、予約に対する課金も停止します。 |
サイズ適正化の推奨 | Compute Engine は、仮想マシン(VM)インスタンスのリソースの使用を最適化できるように、おすすめのマシンタイプをお知らせします。これに従ってインスタンスのマシンタイプをサイズ変更すると、インスタンスのリソースをより効率的に使用できます。 |
プレースメント ポリシー | プレースメント ポリシーを使用して、基盤となるハードウェア インスタンスのロケーションを指定します。スプレッド プレースメント ポリシーでは、個別のハードウェアにインスタンスを配置して、基盤となるハードウェアの障害の影響を軽減することで高い信頼性を実現しています。コンパクト プレースメント ポリシーでは、同じネットワーク インフラストラクチャ内の互いに近接する場所にインスタンスを配置することで、ノード間のレイテンシを低く抑えることができます。 |
料金
Compute Engine の料金
Compute Engine の使用料金は、マシンタイプ、永続ディスクと、その他仮想マシン用に選択したリソースの使用に対して、秒単位で課金されます。特定のプロジェクトが念頭にある場合は、料金計算ツールを使用して費用を見積もってください。Google のセールスチームに連絡して、見積もりをリクエストすることもできます。
新規のお客様には、最初の 90 日間に Google Cloud で使用できる無料クレジット $300 分を差し上げます。すべてのお客様は汎用マシン(e2-micro インスタンス)を 1 か月あたり 1 台無料で利用できます。クレジットに対する課金はありません。