Google Cloud 上の SAP HANA に対する OS のサポート

Google Cloud 上の SAP HANA で使用するオペレーティング システム(OS)を選択するときは、OS バージョンが SAP で認定されていることを確認するだけでなく、SAP、OS ベンダー、Google Cloud のすべてがその OS バージョンを引き続きサポートしていることも確認する必要があります。

判断するときには、以下の点も考慮に入れる必要があります。

  • 該当の OS バージョンが Google Cloud で利用できるかどうか。Compute Engine で提供されている OS イメージは Google Cloud と連携するように構成されています。
  • 該当の OS バージョンに関して利用可能なライセンス オプション。オンデマンド ライセンス オプションの有無、または OS ベンダーによる独自のサブスクリプション(BYOS)を用意する必要性の有無。
  • 該当の OS バージョンに GCP に有効な高可用性機能が組み込まれているかどうか。

Red Hat Enterprise Linux(RHEL)SUSE Linux Enterprise Server(SLES)は、Google Cloud 上の SAP HANA での使用が認定されています。

クイック リファレンスの表

次の表に記載するサポート情報は、クイック リファレンスのみを目的として提供されています。SAP が Google Cloud 上の SAP HANA 向けにサポートしているオペレーティング システムに関する SAP の情報の代わりとして使用したり、そうした情報に優先したりするものではありません。以下の情報は、SAP、OS プロバイダ、Google Cloud のいずれによっても変更されることがあります。

SAP HANA の特定のバージョンまたはリビジョンでサポートされている OS バージョンを確認するには、SAP ノート 2235581 をご覧ください。

SAP が Google Cloud 上の SAP HANA での使用を認定していない OS バージョンは、この表に記載されていません。たとえば、次のバージョンが該当します。

  • RHEL 6 for SAP
  • RHEL 7.5 for SAP

次の表に記載されている OS バージョンは、Google Cloud が GCP 上の SAP HANA での使用を認定しているか、認定待ちになっているものです。

OS SAP の認定 OS ベンダーのサポート Google Cloud での運用 Google Cloud が提供するイメージ
RHEL 7
RHEL 7.3 for SAP なし
RHEL 7.4 for SAP オンデマンド
RHEL 7.6 for SAP オンデマンドGCP-HA
SLES 11
SLES 11 SP3 for SAP 非推奨 非推奨 非推奨 サポート終了
SLES 11 SP4 for SAP 非推奨 非推奨 非推奨 サポート終了
SLES 12
SLES 12 SP1 for SAP オンデマンドBYOSGCP-HA
SLES 12 SP2 for SAP オンデマンドBYOS
SLES 12 SP3 for SAP オンデマンドBYOSGCP-HA
SLES 12 SP4 for SAP オンデマンドBYOSGCP-HA
SLES 15
SLES 15 for SAP オンデマンドBYOSGCP-HA
SLES 15 SP1 for SAP オンデマンドBYOSGCP-HA

表の注記:

  • BYOS: OS ベンダーから取得した既存のサブスクリプションまたはライセンスを Google 提供の OS イメージに適用できます。Google Cloud で提供されるイメージには、独自の OS イメージを用意した場合には含まれない拡張機能が含まれています。

  • GCP-HA: この OS には、統合された高可用性機能が含まれており、Google Cloud で有効になっています。

  • なし: この OS は現在 Google Cloud で利用できません。独自のサブスクリプション(BYOS)またはライセンスを OS ベンダーから取得すれば、この OS をカスタム イメージとして Google Cloud にインポートできる可能性があります。カスタム イメージをご覧ください。

  • オンデマンド: この OS は Google Cloud でオンデマンド ライセンスにより利用できます。

  • RHEL: Google Cloud が提供する RHEL オンデマンド イメージは、RHEL for SAP with High Availability and Update Services(RHEL for SAP with HA and US)を使用します。テーブル内で GCP-HA と記載されている RHEL バージョンにのみ、Google Cloud で有効になる HA 機能が含まれます。

    Red Hat サブスクリプションを所有している場合は、独自の RHEL OS イメージを仮想ディスクとしてインポートできます。ただし、Google Cloud 用に最適化するには追加の手順が必要になる場合があります。詳細については、仮想ディスクのインポートをご覧ください。

SAP と OS ベンダーの追加情報

SAP HANA 用のオペレーティング システムに関する SAP のサポートを確認するには、以下をご覧ください。

特定のバージョンのオペレーティング システムのサポートに関する、オペレーティング システム プロバイダからの情報については、以下をご覧ください。

オペレーティング システム イメージのライフサイクルとサポートに関する Compute Engine のポリシーについては、以下をご覧ください。