Google Cloud アーキテクチャ フレームワークのこのドキュメントでは、ワークロードのパフォーマンスの記録、モニタリング、分析に使用できる Google Cloud Observability のサービスについて説明します。
パフォーマンス指標をモニタリングする
Cloud Monitoring を使用して、パフォーマンス指標の傾向分析、テストの影響分析、重要な指標に対するアラートの定義、事後分析を行います。
重要なデータとイベントをロギングする
Cloud Logging は、ログデータとイベントの保存、分析、モニタリング、アラート設定に使用できる、統合ロギング サービスです。Cloud Logging は、Google Cloud やその他のクラウド プロバイダのサービスからログを収集できます。
コードのパフォーマンスを分析する
パフォーマンスの悪いコードによって、アプリケーションのレイテンシと、実行コストが増加することがあります。Cloud Profiler は、アプリケーションが使用する CPU やメモリに負担のかかる関数のパフォーマンスを継続的に分析して、パフォーマンスの問題を特定し対処することに役立ちます。
レイテンシ データを収集する
複雑なアプリケーション スタックやマイクロサービスベースのアーキテクチャでは、サービス間通信のレイテンシの評価や、パフォーマンスのボトルネックの特定が困難な場合があります。Cloud Trace と OpenTelemetry のツールを使用すると、デプロイのレイテンシ データを大規模に収集できます。これらのツールは、レイテンシ データを効率的に分析することにも役立ちます。
ネットワーク パフォーマンスをモニタリングする
Network Intelligence Center のパフォーマンス ダッシュボードにより、プロジェクトの Google ネットワークとリソースのパフォーマンス指標を包括的に確認できます。これらの指標は、ネットワーク関連のパフォーマンス問題の原因を特定することに役立ちます。たとえば、パフォーマンスの問題がプロジェクトの問題によるものか、Google ネットワークの問題によるものかを判断できます。
次のステップ
- クラウド リソースのモニタリングに関するベスト プラクティスを確認する。
- Google Cloud リソースのパフォーマンスを最適化するためのベスト プラクティスを確認する。