このドキュメントでは、新しいユーザー クラスタを作成するときに、vSphere タグを使用して VM トラッキングを有効にする方法について説明します。
クラスタ内の各ノードは VM です。VM トラッキングを有効にすると、Anthos clusters on VMware によりクラスタ ワーカーノードとコントロールプレーン ノードにタグが付加されます。これらのタグを使用して、特定のユーザー クラスタまたはノードプールに属する VM を選択できます。
各コントロール プレーン ノードには、クラスタ名を指定するタグが付加されます。
各ワーカーノードには 2 つのタグが付けられます。一方はクラスタ名を指定し、もう一方はクラスタ名とノードプール名の両方を指定します。
始める前に
VM トラッキングは、新しいユーザー クラスタを作成するときに有効にできます。既存のクラスタを更新しても VM トラッキングは有効にできません。
vSphere カテゴリを作成する
管理クラスタ構成ファイルの vCenter.address
で指定された vCenter Server に、これらの vSphere カテゴリを作成します。
- machine.onprem.gke.io/cluster-name
- machine.onprem.gke.io/cluster-name/nodepool-name
権限の付与
ユーザー クラスタ構成ファイルで指定された vCenter 認証情報に、次の vSphere 権限を付与します。
- vSphere Tagging.Assign または vSphere タグ付け解除
- vSphere Tagging.Assign またはオブジェクトに対する vSphere タグ付け解除(vSphere 7.0)
- vSphere Tagging.Create vSphere タグ
- vSphere Tagging.Delete vSphere タグ
enableVMTracking
ユーザー クラスタの構成ファイルで、
enableVMTracking
をtrue
に設定します。
タグが付加されている VM を表示する
vSphere ウェブ クライアントでは、特定のタグが付加された VM を表示できます。たとえば、ユーザー クラスタ内のすべての VM を表示するには、Tags & Custom Attributes
に移動します。次に、ユーザー クラスタと同じ名前で machine.onprem.gke.io/cluster-name
に属するタグを選択します。