Looker のプロジェクトとは、オブジェクト、接続、SQL クエリの実行に使用されるユーザー インターフェース要素を記述するファイルの集まりです。最も基本的なレベルでは、これらのファイルはデータベース テーブルの相互関係と、Looker によるその解釈方法について説明します。Looker の UI に表示されるオプションを定義または変更する LookML パラメータを含めることもできます。
プロジェクトの構成
プロジェクトの主なファイルは、「ビュー」ファイルと「モデル」ファイルです。
ビューは、データベース テーブルまたは派生テーブルに対応します。このデベロッパーは、UI に表示されるクエリの作成元になるフィールドのフィールドのリストを定義します。
モデルは、単一のデータベースへの接続を指定します。また、デベロッパーはモデルの Explore も定義します。
Looker のデータ探索とは、密接に関連する 2 つのことを意味します。explore（ドキュメント全体でコードフォントに表示されます）は、クエリのオプションを定義するためにモデルファイル内で使用される LookML パラメータです。Explore（ドキュメント全体で大文字で表記）も Looker のインタラクティブなページです。ユーザーはフィールドを選択したり、フィルタを適用したり、プロジェクトのファイルで確立されたオプションを選択することで SQL クエリを構築できます。
プロジェクトには、モデルとビューだけでなく、組み込みのダッシュボード、ドキュメント、ローカライズなどに関連する他の種類のファイルを含めることもできます。詳細については、他のプロジェクト ファイルについてのドキュメント ページをご覧ください。
これらのファイルを組み合わせて 1 つのプロジェクトを構成します。Git をバージョン管理に使用している場合、各プロジェクトは通常、独自の Git リポジトリによってバックアップされます。
ユーザーに表示される内容
プロジェクトの設定方法とファイルの具体的な内容によって、ユーザーに表示される内容とユーザーが Looker を操作する方法が決まります。
- データ探索メニューは、モデル名ごとに整理されています。各モデル名の下には、そのモデルで定義されている利用可能な Explore のリストが表示されます。
- 目的の Explore の名前がわかっている場合は、メニューを検索できます。
開発者は、ユーザーがカーソルを合わせたときに表示できる Explore の説明を含めることができます。この例では、eCommerce というモデル内で「Order Items」という Explore が表示されています。
[フィールド選択ツール] ペインは、ビュー名で整理されています。各ビュー名の下には、そのビューに含まれているテーブルで使用可能なフィールドのリストが表示されます。ほとんどのビューでは、ディメンションとメジャーの両方が表示されます。この例では、ビューファイルで定義されている [Returned Date] ディメンション グループ内から [Month] ディメンションを選択します。
ユーザーは、クエリの基になるメジャーを複数選択できます。
ユーザーは、フィールド選択ツールのペインでフィルタやピボットなどのオプションを適用できます。
ユーザーは検索キーワードを絞り込むことができます。
ユーザーは、クエリ結果に適用するビジュアリゼーション タイプを選択できます。
この Explore を実行すると、データテーブルと、過去 1 年間に返された注文の売上合計と合計利益の可視化の可視化を返す SQL クエリが生成されます。