Anthos プライベート モードを使用する理由
Anthos プライベート モードは、Anthos の新しいデプロイモデルで、Google Cloud や他のパブリック クラウド サービスから分離された環境に Anthos をデプロイする必要があるユーザーをサポートすることを目的として設計されています。
Anthos プライベート モードの中核となる新機能は、Google Cloud でホストされている Anthos コントロール プレーンに接続しなくても、Anthos のデプロイと管理をローカルで行えるコントロール プレーンです。
Anthos プライベート モードでは、データの転送と保存に影響を与える法規制上の要件を満たすために、エアギャップ環境に Anthos をデプロイするお客様のニーズを中心に設計されています。Anthos プライベート モードを使用すると、オンプレミスで厳しく規制されたワークロードを実行でき、同時にクラウド用に構築されたインフラストラクチャの多くのメリットを享受できます。
Anthos プライベート モードのメリット
Anthos プライベート モードを使用すると、Google Cloud に接続できないアプリケーションで Anthos を活用できます。Anthos プライベート モードは、運用要件とソフトウェア主権要件を満たすとともに、存続可能性のニーズを満たす公共部門やその他のお客様をサポートします。
Anthos プライベート モードは、Google Cloud を利用できない場所でアプリケーションのデプロイが必要な多国籍のお客様もサポートしています。
Anthos プライベート モードには以下が含まれます。
- Anthos Management Center
- ベアメタル版 Anthos
- Anthos Config Management と Policy Controller
- Anthos Service Mesh と、Kiali / Grafana（オブザーバビリティ）
役割
Anthos のプライベート モード ユーザーは通常、次のいずれかのロールです。
- インフラストラクチャ オペレーター
- プラットフォームのインフラストラクチャ レイヤを使用して、クラスタでベアメタル マシンを使用可能にし、ネットワークの設定と IP アドレス範囲の割り当て、外部永続ストレージの構成、オペレーティング システム更新などを行います。インフラストラクチャ オペレータが、管理クラスタと Management Center を管理します。
- プラットフォーム管理者
- インフラストラクチャ オペレータが作成したプラットフォームの日々の管理を担当します。プラットフォーム管理者がユーザー クラスタを作成して管理します。
組織によっては、担当業務に重複が生じる場合があります。