CodeFutures

概要

Google Cloud SQL の成果
  • あらゆるサイズのデータベースをシームレスに移行
  • 必要に応じて、ダウンタイムなしで複数の移行を実施
  • すべてのデータベース トランザクションに信頼性の高いレプリケーションを提供し、移行中も業務を継続
  • クラウドからクラウドへ、データセンターからクラウドへ、クラウドからデータセンターへの移行
  • 複数のデータセンターやクラウド、地域において、ディザスタ リカバリ環境を構築

CodeFutures について

dbShards データベース スイートを提供する民間企業。dbShards は分散データベース クラスタにスケーラビリティ、信頼性、管理容易性を提供します。CodeFutures の本社はコロラド州ブルームフィールドにあります。詳細については、www.dbshards.com をご覧ください。

Cloud SQL について

Google Cloud SQL は、Google のインフラストラクチャ上で稼動するリレーショナル データベースを作成、設定、管理できるウェブサービスです。データベースの保守管理を任せられるため、自社のアプリケーションやサービスに集中することができます。Google Cloud SQL では慣れ親しんだ MySQL データベースが提供されるため、データやアプリケーションをクラウドの内外で簡単に移動できます。データの移植性が高く、既存のデータベースをすぐに活用できます。

Google Cloud SQL の詳細については、http://cloud.google.com/sql/ をご覧ください。

dbShards と Google Cloud SQL を活用して、ダウンタイムなしでクラウドへ移行

新しい方法

重要なデータを別の環境に移行するのは、必要だとしても神経を使う作業であり、メリットもリスクも大きいものです。Google Cloud SQL を利用し、CodeFutures が提供する dbShards のようなツールと連携させることで、安心して移行を実施できます。

Google Cloud SQL は現在、MySQL Wire Protocol（MWP）による接続をサポートしているため、あらゆるアプリケーションから、どんな場所でも利用できます。たとえば、Google Compute Engine や App Engine で実行中のアプリケーションから少ない待ち時間で接続できます。ユーザーは、レプリケーションされ、管理されたクラウド データベースに、自端末上にあるデータベースと同じような感覚で、簡単にアクセスできます。しかし、クラウドを十分に活用するには、アプリケーションやデータの移行が必要になることがよくあります。

収益や評判を損なうダウンタイム

CodeFutures の CEO、Cory Isaacson 氏は次のように語ります。「データベースをデータセンターからクラウドへ、他のクラウド環境から Google クラウドへ移行する必要があるかもしれません。環境変更やディザスタ リカバリなどが目的ですが、理由はさまざまです。一般に、移行は非常に時間のかかるプロセスで、システムはその間中停止します。」

さらに悪いことに、特にオンライン企業や 24 時間×週 7 日の常時サービスを提供している企業にとって、移行が失敗したり、予想外に長引いたりすると、ひどい影響を受けることがあります。「1 日中停止した場合、失われる収益は非常に大きくなります。収益の損失だけでなく、評判も傷つきます。失った顧客は戻ってきません」と Isaacson 氏は付け加えます。

“ 1 か所のディザスタ ディスカバリ サイトで年間数百万ドルもの費用がかかります。このような新しい手法なら、Google Cloud SQL を利用して、より短時間でコスト効果の高い移行が可能になります。”

Cory IsaacsonCEO, CodeFutures

柔軟性と安心をもたらすレプリケーション

現在、CodeFutures では、同社の dbShards/Migrate ソフトウェアと Google Cloud SQL や MWP 接続を併用して、迅速でシームレスなデータ移行を実現しています。「当社の手法なら、長時間のダウンタイムのない、シームレスな移行が可能です」と Isaacson 氏は説明します。「プロセスの開始時と終了時に 1 回ずつの合計 2 回、30 秒～2 分の短い計画的なメンテナンス期間があります。それ以外は、すべてのトランザクションで書き込みの信頼性を保ちながら、アプリケーションを継続的に実行できます。」

複数のクラウドを含むさまざまな場所にデータをレプリケーションできるため、柔軟性と安心がもたらされます。1 つのクラウド プロバイダやデータベース サービスにとらわれる必要はもうありません。貴重なデータを複数の場所にコピーしておくことで、それらの間で自由にデータを移動できるようになります。1 か所のデータセンターがなんらかの理由で完全にダウンした場合でも、すべてのデータは安全に維持され、どこからでも利用できます。

顧客を混乱させない移行

中小企業向けにオンライン マーケティング ツールや自動化ツールを提供する Genoo は、Wire Protocol のサポートを既に活用しています。会社が成長するにつれて、それまでのクラウド サービス プロバイダでは不十分になっていましたが、運用中のアプリケーションを別の環境に移行するのには不安を感じていました。そこで、Genoo の設立者で社長のKim Albee 氏は、dbShards に注目しました。dbShards ならば MWP を利用して、顧客に気づかれずに同社のデータベースを移行できそうでした。「Cloud SQL の MWP のサポートの可能性に驚きました。それまでは、クラウド プロバイダ間での移行はコストがかかりすぎました」と Albee 氏は語ります。

「このツールのおかげで、当社はお客様にとって、「何か悪いことが起きたとき、こっそり助けに来てくれるヒーロー」のような存在となっています。文字通り、お客様は当社で移行を実施中だと気づかないでしょう。驚きですね」と同氏は付け加えます。

“ このツールのおかげで、「何か悪いことが起きたとき、こっそり助けに来てくれるヒーロー」のような存在となっています。”

Kim Albeepresident, Genoo

迅速でコスト効果の高い手法

1 か所のディザスタ ディスカバリ サイトで年間数百万ドルもの費用がかかります。このような新しい手法なら、Google Cloud SQL を利用して、より短時間でコスト効果の高い移行が可能になります」と Isaacson 氏は語っています。