リソースベースの料金
2018 年 10 月 1 日までは、マシンタイプ SKU に vCPU とメモリが 1 つの単位として含まれていました。2018 年 10 月 1 日以降、ほとんどのマシンタイプは個別の vCPU およびメモリ SKU として課金されるようになりました。n1-standard
、n1-highmem
、n1-highcpu
マシンタイプについては、マシンタイプごとではなく、2 つの SKU として vCPU とメモリ使用量が個別に課金されます。
この変更により、さらに費用を節約できるとともに、料金体系も簡素化されました。事前定義されたマシンタイプは変わらず通常どおり機能しますが、請求書には個別の vCPU とメモリとして記載されます。つまり、インスタンスのマシンタイプが異なっていても、継続利用割引を利用して費用の節約が可能です。どのマシンタイプを使用しているかを問わず、インスタンスには個別の vCPU およびメモリ使用量に基づく継続利用割引が適用されます。このように柔軟性が増すことから、継続利用割引によって節約できる額が現在の課金モデルよりも大きくなります。
vCPU とメモリの料金については、Compute Engine の料金のページをご覧ください。
事前定義された vCPU とメモリの SKU
事前定義されたマシンタイプはこれまで個別の vCPU およびメモリリソースとして課金されていなかったため、次の項目を説明する SKU がいくつか追加されています。
料金
マシンタイプのカテゴリ別の vCPU とメモリの料金を確認するには、Compute Engine の料金ページをご覧ください。
継続利用割引
事前定義されたマシンタイプの継続利用割引は、カスタム マシンタイプと単一テナントノードの場合と同じように機能します。リソースベースの料金に対する継続利用割引の例については、継続利用割引をご覧ください。
課金データのエクスポート
この変更により、使用中のマシンタイプが、請求書と BigQuery へエクスポートされる課金データに表示されなくなります。ただし、課金データを BigQuery へエクスポートする際に "key":"compute.googleapis.com/machine_spec"
システム ラベル キーを使用すると、ご利用の VM のマシンタイプを確認できます。
次の例では、2018 年 9 月 18 日以降のマシンタイプ別の料金を確認できます。
SELECT
sku.description as sku_description,
system_labels.value as machine_spec,
SUM(cost) as cost
FROM `project.dataset.table`
LEFT JOIN UNNEST(system_labels) as system_labels
ON system_labels.key = "compute.googleapis.com/machine_spec"
WHERE CAST(DATETIME(usage_start_time, "America/Los_Angeles") AS DATE) >= "2018-09-18"
GROUP BY sku_description, machine_spec;
project_id.dataset_name.table_name
を、エクスポートしたテーブルで置き換えてください。
次のステップ
- Compute Engine のドキュメントを読む。
- Compute Engine を使ってみる。
- 料金計算ツールを試す。
- Compute Engine のソリューションとユースケースについて学習する。
- VM インスタンスの料金を参照して、vCPU とメモリの料金を確認する。
- 継続利用割引を読んで、継続利用割引の現在のプロセスを確認する。