リソースベースの料金

今後数か月のうちに、n1-standardn1-highmem、および n1-highcpu マシンタイプでは、マシンタイプ別に料金が請求されるのではなく、2 つの SKU のそれぞれに含まれる個別の vCPU およびメモリ使用量を基準に請求されることになります。

この変更により、節約できる額が増えるとともに、料金体系がさらに簡素化されます。 事前定義されたマシンタイプは引き続き通常どおりに機能しますが、請求書には個別の vCPU とメモリとして記載されます。つまり、インスタンスのマシンタイプが異なっていても、継続利用割引によって節約できるようになるということです。どのマシンタイプを使用しているかを問わず、インスタンスには個別の vCPU およびメモリ使用量に基づく継続利用割引が適用されます。このように柔軟性が増すことから、継続利用割引によって節約できる額が現在の課金モデルよりも大きくなります。

リソースタイプ

Compute Engine マシンタイプの課金対象マシンタイプ リソースは、次の SKU に分類されています。

  • 事前定義されたマシンタイプ:
    • vCPU: VMIMAGE_PREDEFINED_CORE
    • メモリ: VMIMAGE_PREDEFINED_RAM
  • カスタム マシンタイプ:
    • vCPU: VMIMAGE_CUSTOM_CORE
    • メモリ: VMIMAGE_CUSTOM_RAM
  • メモリ最適化マシンタイプ:
    • vCPU: VMIMAGE_LARGE_CORE
    • メモリ: VMIMAGE_LARGE_RAM
  • 共有コア マシンタイプ:
    • f1-micro: VMIMAGE-F1-MICRO
    • g1-small: VMIMAGE-G1-SMALL

継続利用割引は、上記のリソースタイプごとに適用されます。 確約利用割引も今までと変わりなく、上記のインスタンスの vCPU およびメモリに適用されます。確約利用割引の対象でないリソースには、新しいリソースベースの方法に従って継続利用割引が適用されます。

プリエンプティブ VM インスタンスは、継続利用割引や確約利用割引の対象ではありません。ただし、これらのインスタンスでも個別の vCPU およびメモリを基準として料金が請求されます。

  • 事前定義されたプリエンプティブ マシンタイプ:
    • vCPU: VMIMAGE_PREEMPTIBLE_PREDEFINED_CORE
    • メモリ: VMIMAGE_PREEMPTIBLE_PREDEFINED_RAM
  • カスタム プリエンプティブ マシンタイプ:
    • vCPU: VMIMAGE_PREEMPTIBLE_CUSTOM_CORE
    • メモリ: VMIMAGE_PREEMPTIBLE_CUSTOM_RAM
  • メモリ最適化プリエンプティブ マシンタイプ:
    • vCPU: VMIMAGE_PREEMPTIBLE_LARGE_CORE
    • メモリ: VMIMAGE_PREEMPTIBLE_LARGE_RAM
  • 共有コア プリエンプティブ マシンタイプ:
    • f1-micro: VMIMAGE-PREEMPTIBLE-F1-MICRO
    • g1-small: VMIMAGE-PREEMPTIBLE-G1-SMALL

料金

変更後の料金体系は、Compute Engine マシンタイプでは次のように簡素化されます。

アイオワ ロサンゼルス オレゴン バージニア州北部 サウスカロライナ モントリオール サンパウロ ベルギー フィンランド フランクフルト ロンドン オランダ ムンバイ シンガポール シドニー 台湾 東京
1 か月あたり
1 時間あたり
アイテム 料金(米ドル) プリエンプティブ料金(米ドル)
事前定義された vCPU
カスタム vCPU
メモリ最適化 vCPU
事前定義されたメモリ
カスタムメモリ
最適化メモリ
米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている料金の通貨が適用されます。

継続利用割引

事前定義されたマシンタイプの継続利用割引は、カスタム マシンタイプと単一テナントノードの場合と同じように機能します。たとえば、マシンタイプが異なり、1 か月の別々の時間に実行される 2 つのインスタンスまたはノードを使用するシナリオを考えてみます。Compute Engine は使用されている vCPU 数とメモリ量を、事前定義されたマシンタイプを使用するすべてのインスタンスで分割し、継続利用割引ができるだけ大きくなるようにリソースを組み合わせます。

たとえば、us-central1 リージョンで 1 か月のうちに次の 2 つのインスタンスを実行するとします。

  • 月の前半には、4 基の vCPU と 15 GB のシステムメモリが割り当てられた n1-standard-4 インスタンスを実行します。
  • 月の後半には、16 基の vCPU と 60 GB のシステムメモリが割り当てられた、サイズの大きい n1-standard-16 インスタンスを実行します

このシナリオでは、Compute Engine はこれらのマシンタイプを vCPU リソースおよびメモリリソースとして再編成し、使用量を組み合わせて次のリソースを作成します。

  • 1 か月を通して使用する 4 基の vCPU
  • 月の後半に追加で使用する 12 基の vCPU
  • 1 か月を通して使用する 15 GB のシステムメモリ
  • 月の後半に追加で使用する 45 GB のシステムメモリ

次の図に一例として、このシナリオで vCPU に継続利用割引が適用される方法を示します。

事前定義されたマシンタイプに対して、リソースベースの継続利用割引を使用してインスタンスの vCPU を合計する方法を示す図

これらのリソースの毎月の請求額は、次の数式を使用して計算されます。

(4 vCPUs x $0.031611 x 730 hours) x 0.7 for the 30% full-month discount = $64.612884

(12 vCPUs x $0.031611 x 365 hours) x 0.9 for the 10% half-month discount = $124.610562

(15 GB x $0.004237 x 730 hours) x 0.7 for the 30% full-month discount = $32.476605

(45 GB x $0.004237 x 365 hours) x 0.9 for the 10% half-month discount = $62.6334525

組み合わせたリソースの毎月の合計請求額は、284.3335035 ドルです。

この合計額を、同じ事前定義されたマシンタイプに対して以前の方法で継続利用割引を計算した場合と比べてください。たとえば、リソースタイプの組み合わせを基準に合計するのではなく、マシンタイプによって vCPU が推定される場合、次のように請求額が計算されることになります。

マシンタイプ別の継続利用割引を使用してインスタンスを推定する以前の方法を示す図
(1 n1-standadrd-4 machine x $0.1900 x 365 hours) x 0.9 for the 10% half-month discount = $62.415

(1 n1-standard-16 machine x $0.7600 x 365 hours) x 0.9 for the 10% half-month discount = $249.66

この 2 つのインスタンスは異なるマシンタイプであるため vCPU は推定されません。したがって、毎月の合計金額は 312.075 ドルになります。

新しい料金体系への変更により、このシナリオでは節約できる額がさらに 27.7414965 ドル増えることになります。この同じプロセスが、カスタム マシンタイプのリソースにも独立して適用されます。

Billing エクスポート

この変更により、請求書と Billing BigQuery エクスポートでは、使用しているマシンタイプを確認できなくなります。ただし、Billing BigQuery エクスポートで "key":"compute.googleapis.com/machine_spec” システムラベル キーを使用すると、VM に使用しているマシンタイプを取得できます。

次のステップ

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