ステップ 1: API を有効にする

Apigee ハイブリッドには、特定の Google Cloud Service API が必要です。このステップでは、インストール プラットフォームに必要な API を有効にします。

次の手順で説明するように、gcloud を使用して必要な API を有効にします。必要に応じて、Cloud コンソールを使用して API を有効にすることもできます。

  1. 前提条件を満たし、ローカルシェルに gcloud CLI がインストールされていることを確認します。
    gcloud --help
  2. PROJECT_ID 環境変数を作成します。ここで、値は Apigee ハイブリッドに使用する Google Cloud プロジェクトの ID です。プロジェクト ID は、プロジェクトを Google Cloud の他のすべてのプロジェクトと区別するために使用する一意の文字列です。必要に応じて、プロジェクト ID を確認するをご覧ください。
    export PROJECT_ID=YOUR_PROJECT_ID
  3. 目的のインストールのタブを選択すると、API を有効にするコマンドが表示されます。
    OpenShift他のプラットフォームGoogle Cloud 上の GKE

    OpenShift でクラスタを実行する場合は、次のコマンドを使用して API を有効にします。

    名前 タイトル 説明
    apigee.googleapis.com Apigee API プロジェクトと他のハイブリッド サービスまたは Google Cloud APIs 間の通信を可能にします。
    apigeeconnect.googleapis.com Apigee Connect API Apigee 管理プレーンとランタイム プレーン間の通信を可能にします。
    cloudapis.googleapis.com Google Cloud APIs これは利便性のための Google Cloud APIs のメタサービスです（OpenShift ベースのクラスタのみ）。
    cloudresourcemanager.googleapis.com Cloud Resource Manager API ハイブリッドがサービス アカウントを検証するために使用します。
    compute.googleapis.com Compute Engine API クラスタ管理に使用されます（GKE ベースと OpenShift ベースのクラスタのみ）。
    dns.googleapis.com Cloud DNS API Google Cloud DNS はスケーラブルかつ信頼性の高い権威ドメインネーム システム（DNS）のマネージド サービスで、Google と同じインフラストラクチャで動作します（OpenShift ベースのクラスタのみ）。
    iam.googleapis.com Identity and Access Management（IAM）API Google への認証や API 呼び出しに使用できるサービス アカウントの作成など、Google Cloud Platform リソースの ID とアクセス制御を管理します。（OpenShift ベースのクラスタのみ）。
    iamcredentials.googleapis.com IAM Service Account Credentials API Service Account Credentials API を使用すると、デベロッパーは Google Cloud Platform のサービス アカウントに有効期間の短い、権限が制限された認証情報を作成できます（OpenShift ベースのクラスタのみ）。
    pubsub.googleapis.com Cloud Pub/Sub API Apigee の割り当て機能を使用するために必要です。
    servicemanagement.googleapis.com Service Management API Google Service Management を使用すると、サービス プロデューサーは Google Cloud Platform にサービスを公開でき、サービス ユーザーはそれらのサービスを検出、利用できます。（OpenShift ベースのクラスタのみ）。
    serviceusage.googleapis.com Service Usage API サービス コンシューマが Google Cloud Platform 上で使用するサービスを有効にしたり、利用可能なサービスまたは有効になっているサービスの一覧を表示したり、サービス コンシューマが使用しなくなったサービスを無効にしたりします。（OpenShift ベースのクラスタのみ）。
    storage-api.googleapis.com Google Cloud Storage JSON API 不変データ オブジェクトを保存、取得します。データが大容量になっても対応可能です（OpenShift ベースのクラスタのみ）。
    storage-component.googleapis.com Cloud Storage Google Cloud Storage は、お客様のデータを Google のインフラストラクチャに格納してアクセスするための RESTful サービスです。（OpenShift ベースのクラスタのみ）。 
    gcloud services enable \
    apigee.googleapis.com \
    apigeeconnect.googleapis.com \
    cloudapis.googleapis.com \
    cloudresourcemanager.googleapis.com \
    compute.googleapis.com \
    dns.googleapis.com \
    iam.googleapis.com \
    iamcredentials.googleapis.com \
    pubsub.googleapis.com \
    servicemanagement.googleapis.com \
    serviceusage.googleapis.com \
    storage-api.googleapis.com \
    storage-component.googleapis.com  --project $PROJECT_ID

    次のいずれかのプラットフォームでクラスタを実行する場合は、次のコマンドを実行して必要な API を有効にします。

    • GKE On-Prem
    • Anthos on bare metal
    • AKS
    • GKE on AWS
    • EKS
    名前 タイトル 説明
    apigee.googleapis.com Apigee API プロジェクトと他のハイブリッド サービスまたは Google Cloud APIs 間の通信を可能にします。
    apigeeconnect.googleapis.com Apigee Connect API Apigee 管理プレーンとランタイム プレーン間の通信を可能にします。
    pubsub.googleapis.com Cloud Pub/Sub API Apigee の割り当て機能を使用するために必要です。
    cloudresourcemanager.googleapis.com Cloud Resource Manager API ハイブリッドがサービス アカウントを検証するために使用します。 
    gcloud services enable \
    apigee.googleapis.com \
    apigeeconnect.googleapis.com \
    cloudresourcemanager.googleapis.com \
    pubsub.googleapis.com  --project $PROJECT_ID

    Google Kubernetes Engine（GKE）でクラスタを稼働させる場合は、次のコマンドを実行して必要な API を有効にします。

    名前 タイトル 説明
    apigee.googleapis.com Apigee API プロジェクトと他のハイブリッド サービスまたは Google Cloud APIs 間の通信を可能にします。
    apigeeconnect.googleapis.com Apigee Connect API Apigee 管理プレーンとランタイム プレーン間の通信を可能にします。
    pubsub.googleapis.com Cloud Pub/Sub API Apigee の割り当て機能を使用するために必要です。
    cloudresourcemanager.googleapis.com Cloud Resource Manager API ハイブリッドがサービス アカウントを検証するために使用します。
    container.googleapis.com Kubernetes Engine API ハイブリッド ランタイムのインストールに Google Kubernetes Engine（GKE）または GKE On-Prem（Anthos）を使用する場合は有効にします。
    compute.googleapis.com Compute Engine API クラスタ管理に使用されます（GKE ベースと OpenShift ベースのクラスタのみ）。 
      gcloud services enable \
      apigee.googleapis.com \
      apigeeconnect.googleapis.com \
      cloudresourcemanager.googleapis.com \
      compute.googleapis.com \
      container.googleapis.com \
      pubsub.googleapis.com --project $PROJECT_ID
  4. （省略可）必要な API が有効になっていることを確認するには、次のコマンドを実行します。返されたリストに含まれている場合、その API は有効になっています。
    gcloud services list --project $PROJECT_ID

次のステップ

ステップ 2: 組織を作成するに進む。