Reservations の概要

BigQuery Reservations では次のことが可能です。

  • オンデマンド料金モデルから定額料金モデルに切り替えるか、2 つのモデルを組み合わせます。
  • 分析のために専用の BigQuery スロットを購入してデプロイします。
  • ワークロード管理のために組織全体に BigQuery スロットを割り当てます。

概要

BigQuery では次の 2 種類のアナリティクスの料金モデルからお選びいただけます。

デフォルトでは、オンデマンド料金モデルに沿って請求されます。BigQuery Reservations では、コミットメントを購入することによって、オプションで定額料金モデルに切り替えることが可能になります。コミットメントとは、BigQuery スロットの単位で計測されるクエリ処理容量の専用部分です。処理データの費用はすべて定額料金に含まれます。

主な機能

  • 定額料金: 処理データの TB あたりのオンデマンド料金を支払うのではなく、一定の分析費用を支払います。詳しくは、BigQuery の料金をご覧ください。
  • フレキシブル料金: 組織内で定額料金とオンデマンド料金を組み合わせて使用できます。あるワークロードはオンデマンド料金で実行し、別のワークロードは定額料金で実行するといったことが可能です。
  • ワークロード管理: ワークロードの分離や優先順位設定のためにワークロードにスロットを割り当てます。
  • 効率性: 未使用のスロットは、組織全体で直ちにシームレスに共有されます。
  • 組織スコープ: 組織全体でスロットを購入して割り当てることができます。BigQuery を使用するプロジェクトごとにスロットを購入する必要はありません。

主なコンセプト

BigQuery Reservations には、次の 3 つの主なコンセプトがあります。

  • コミットメントを調達することによって、専用の BigQuery スロットを購入できます。
  • 必要に応じて、ワークロード管理の目的で、コミットした BigQuery スロットを分割し、個々の予約に分離できます。
  • 割り当てを使用して、Google Cloud プロジェクト、フォルダ、組織全体を予約に割り当てることができます。

Reservations のコンセプト。

前提条件

権限

デフォルトでは、bigquery.admin とプロジェクトの owner のロールを使用して BigQuery Reservations を管理できます。これらのロールは、データやクエリへのアクセスを含むすべての BigQuery リソースへのアクセスを許可します。

次のロールは BigQuery Reservations で使用できますが、データとクエリへのアクセス権は付与しません。このロールは、組織、フォルダ、または管理プロジェクトのレベルで付与できます。

  • bigquery.resourceAdmin: コミットメントの購入およびキャンセル、予約の変更、プロジェクトと予約の割り当ての変更を許可します。

プロジェクトと予約の割り当てでは、管理プロジェクトと割り当て先のプロジェクトの両方で権限を付与する必要があります。組織またはフォルダレベルで管理者に bigquery.resourceAdmin ロールを付与することをおすすめします。

BigQuery のきめ細かい権限の詳細については、役割と権限をご覧ください。

管理プロジェクトの選択

BigQuery Reservations は、Google Cloud 組織全体の BigQuery リソースを安全に一元管理するのに役立ちます。この作業は、1 つの Cloud プロジェクトを管理プロジェクトとして選択することによって行います。

管理プロジェクトを選択するには、単一のプロジェクトで BigQuery Reservations API を有効にすることをおすすめします。

この管理プロジェクトを使用して、BigQuery Reservations リソース(コミットメント、予約、割り当て)の作成と所有権管理を行います。BigQuery Reservations リソースは、割り当てを使用することによって、組織内の他のすべてのプロジェクトと共有できます。新しいプロジェクトを作成する際には、わかりやすい名前を付けることをおすすめします。

管理プロジェクトによって所有されている予約を使用するプロジェクトでは、分析(つまり、クエリ実行)は請求対象外ですが、ストレージの利用に対しては継続的な請求が別途発生します。管理プロジェクトで行われた BigQuery Reservations のコミットメントは、すべて管理プロジェクトに対して請求されます。

Reservations API の有効化

BigQuery Reservation API は既存の BigQuery API とは異なり、独立して有効にする必要があります。詳細については、API の有効化と無効化をご覧ください。

  • この API の名前は「BigQuery Reservations API」です。
  • BigQuery Reservation API のエンドポイントは bigqueryreservation.googleapis.com です。

API を有効にする

割り当て

割り当ては、UI で購入できる BigQuery スロットの最大数です。割り当てに対して料金は発生しません。購入したコミットメントに対してのみ請求されます。割り当てはリージョンごとに定義されます。

割り当てで許可されている容量より多くの容量を購入することはできません。割り当て上限を引き上げるには、サポートにお問い合わせください。

Cloud Console を使用して、現在の BigQuery Reservation API の割り当てと上限を表示できます。

Reservations の割り当て

制限事項

  • 購入した予約は他の組織とは共有できません。
  • 組織ごとに個別の予約と個別の管理プロジェクトを作成する必要があります。
  • アイドル状態の容量を組織間で共有することはできません。

次のステップ