Kubernetes Toleration の使用

Kubernetes の Taint と Toleration の機能を使用するには、Apigee ハイブリッド コンポーネントごとに tolerations オーバーライド プロパティを定義する必要があります。Toleration の定義は、次のコンポーネントでサポートされます。

  • ao
  • apigeeIngressGateway
  • cassandra
  • cassandraSchemaSetup
  • cassandraSchemaValidation
  • cassandraUserSetup
  • connectAgent
  • istiod
  • logger
  • mart
  • metrics
  • mintTaskScheduler
  • redis
  • runtime
  • synchronizer
  • udca
  • Watcher

これらのコンポーネントの詳細については、構成プロパティのリファレンスをご覧ください。

個々のコンポーネントに Toleration を適用するには、オーバーライド ファイルに tolerations: 構成プロパティを追加し、そのコンポーネントの Helm チャートをアップグレードします。

各ハイブリッド コンポーネントを管理する Helm チャートのリストについては、Apigee Helm チャート リファレンスをご覧ください。

たとえば、Toleration を Apigee オペレーターのデプロイに適用するには:

  1. オーバーライド ファイルの ao:tolerations: プロパティを追加します。
    ao:
      tolerations:
      - key: "key1"
        operator: "Equal"
        value: "value1"
        effect: "NoExecute"
        tolerationSeconds: 3600
  2. 変更を apigee-operator チャートに適用します。
    helm upgrade operator apigee-operator/ \
      --install \
      --namespace APIGEE_NAMESPACE \
      --atomic \
      -f overrides.yaml
    

Toleration を Cassandra StatefulSet に適用するには:

  1. オーバーライド ファイルの cassandra:tolerations: プロパティを追加します。
    cassandra:
      tolerations:
      - key: "key1"
        operator: "Equal"
        value: "value1"
        effect: "NoExecute"
        tolerationSeconds: 3600
  2. 変更を apigee-datastore チャートに適用します。
    helm upgrade datastore apigee-datastore/ \
      --install \
      --namespace APIGEE_NAMESPACE \
      --atomic \
      -f overrides.yaml