Cassandra の復元の概要

このページでは、Apigee ハイブリッドでの Cassandra の復元の概要について説明します。

復元を使用する理由

バックアップを使用すると、Apigee ハイブリッド インスタンスで回復不能なデータ損失が発生するなど、重大な障害が発生した場合に Apigee インフラストラクチャをゼロから復元できます。復元プロセスでは、バックアップのロケーションからデータが取得され、同じ数のノードを持つ新しい Cassandra クラスタにデータが復元されます。古い Cassandra クラスタからデータが取得されることはありません。復元プロセスの目標は、スナップショットのバックアップ データを使用して、Apigee ハイブリッド インストールを以前の運用状態に戻すことです。

次の場合、復元のためにバックアップを使用することはおすすめしません。

  • Cassandra ノードの障害。
  • appsdevelopersapi_credentials などのデータの偶発的な削除。
  • マルチリージョン ハイブリッド デプロイでの 1 つ以上のリージョンの停止。

Apigee Cassandra のデプロイと運用アーキテクチャは、単一リージョンの冗長性とフォールト トレランスに対応しています。多くの場合、ハイブリッドのマルチリージョンの本番環境として推奨される実装では、バックアップから復元するのではなく、リージョンのデコミッションと拡張手順を使用して、別のライブ リージョンからリージョンの障害を復元できます。

Cassandra のバックアップからの復元を実装開始する前に、次の点に注意してください。

  • ダウンタイム: 復元中はダウンタイムが発生します。
  • データ損失: 最後の有効なバックアップの時点から復元の完了時点までのデータは失われます。
  • 復元にかかる時間: 復元にかかる時間はデータとクラスタのサイズによって異なります。
  • データの選択: 特定のデータのみを選択して復元することはできません。選択したバックアップ全体が復元されます。

復元方法

Cassandra の復元手順は、Apigee ハイブリッドが単一リージョンにデプロイされているか、複数のリージョンにデプロイされているかによって若干異なります。復元手順の詳細については、次のドキュメントをご覧ください。