このページは Apigee と Apigee ハイブリッドに適用されます。
Apigee Edge ドキュメントを表示する
このページでは、Cloud Marketplace から、デフォルトの構成オプションで Apigee Developer Portal Kickstart ソリューションを起動する方法について説明します。
ポータルのカスタマイズについては、多くの場合、スケーリング、セキュリティ、モニタリングのニーズに合わせて複数のオプションがあります。ポータルをデプロイする前に検討すべき具体的なカスタマイズ オプションについては、Cloud Marketplace の Apigee Developer Portal Kickstart ソリューションをカスタマイズするをご覧ください。
始める前に
このチュートリアルは、デフォルトのポータル構成に必要な手順を詳しく説明することを目的としています。ポータルをテストや本番環境用にデプロイする前に、Cloud Marketplace の Apigee Developer Portal Kickstart ソリューションをカスタマイズするを参照して、以下のタスクに必要な前提条件の構成手順を確認してください。
- VPC ネットワークで CloudSQL を使用するためのプライベート IP アドレスを構成する
- デプロイに顧客管理の暗号鍵を使用する
- ポータルを Apigee または Apigee ハイブリッド組織に接続する
- テスト用に HTTPS を構成する
- 本番環境対応ポータルを起動する
新しい Apigee Developer Portal Kickstart を開始する
次の手順に沿って、Cloud Marketplace から Apigee Developer Portal Kickstart ソリューションを構成してデプロイします。
- Google Cloud コンソールで [Cloud Marketplace] ページに移動し、[Apigee Developer Portal Kickstart] ソリューションを選択します。
- [運用開始] をクリックします。
- 新しい Apigee デベロッパー ポータル デプロイメントを構成します。
- [デプロイ名] を入力します。例:
portal-dev
デプロイの名前は:- 10 文字以内にすること。
- 正規表現
[a-z]([-a-z0-9]*[a-z0-9])?
と一致すること。つまり、最初の文字は小文字にする必要があり、それに続く文字はハイフン、小文字、数字でなければなりません。ただし、最後の文字はハイフンにできません。 - 詳細については、命名規則について Compute Engine のガイドラインをご覧ください。
- デプロイの [優先ゾーン] をプルダウン リストから選択します。さまざまなゾーンで利用可能な Compute Engine リソースの詳細については、リージョンとゾーンをご覧ください。
- プルダウン リストから、Compute Engine インスタンスの [マシンタイプ] を選択します。デフォルト値は
1vCPU
です。- 省略可: [Customize] をクリックして、Compute Engine インスタンスの選択した [マシンタイプ]、[コア数]、[メモリ] を変更します。
- マシンタイプのカスタマイズ オプションの詳細については、カスタム マシンタイプの VM インスタンスを作成するをご覧ください。
- デプロイ内の Compute Engine インスタンス用に、新しいサービス アカウントを作成するか、既存のサービス アカウントを選択します。サービス アカウントは、Compute Engine が他の Google API にアクセスするために使用します。
- 新しいサービス アカウントを作成するには、次の情報を入力します。
- サービス アカウント名: この固有の ID は、作成時にプロビジョニングされたサービス アカウントのメールアドレスに表示されます。例:
sa-name@project-id.iam.gserviceaccount.com
- サービス アカウント ID: ID は 6~30 文字で、小文字の英数字とダッシュを含めることができます。
- サービス アカウントの説明: サービス アカウントの簡単な説明。
- 詳細については、サービス アカウントの作成をご覧ください。
- サービス アカウント名: この固有の ID は、作成時にプロビジョニングされたサービス アカウントのメールアドレスに表示されます。例:
- 既存のサービス アカウントを選択するには、プロジェクト内の使用可能なサービス アカウントのプルダウン リストから適切なロールを持つサービス アカウントを選択します。
- 新しいサービス アカウントを作成するには、次の情報を入力します。
- 省略可: ブートディスク オプションを構成します。
- プルダウン リストから [ブートディスクの種類] を選択します。デフォルト値は
Standard Persistent Disk
です。 - プルダウン リストから [ブートディスク サイズ] を選択します。デフォルト値は
200GB
です。 - ストレージ オプションとディスクの料金体系の比較については、ストレージ オプションをご覧ください。
- プルダウン リストから [ブートディスクの種類] を選択します。デフォルト値は
- 省略可: [ネットワーキング] オプションを構成します。
- 新しいポータルには、Cloud SQL インスタンスに接続するためのデフォルトの IP アドレスがプロビジョニングされます。
- 必要に応じて、
nip.io
ドメインを使用して、新しいポータルで HTTPS を構成するチェックボックスをオンにします。nip.io は、IP アドレスにワイルドカード DNS を設定できるサードパーティ サービスです。開発やテスト用にnip.io
を使用する場合は、本番環境で使用する前に、ロードバランサの構成でドメインを変更できます。必要な手順の例については、テストドメインの使用をご覧ください。
- 省略可: Cloud Logging と Monitoring を構成します。
- 新しい Apigee Developer Portal Kickstart デプロイでは、デフォルトで Cloud Logging と Cloud Monitoring が有効になります。
- どちらかのクラウド サービスを無効にするには、対応するチェックボックスをオフにします。
- 構成オプションの詳細については、Cloud Logging と Cloud Monitoring のドキュメントをご覧ください。
- 省略可: [暗号化] オプションを構成します。
- Apigee Developer Portal Kickstart のデフォルトでは、Google が管理する暗号鍵を使用して Cloud SQL インスタンスへのアクセスを保護します。
- 構成済みの顧客管理の暗号鍵(CMEK)を使用して Cloud SQL へのアクセスを保護するには、テキスト フィールドに [Resource Name of the Encryption key] を入力します。
- [デプロイ] をクリックします。
Apigee Developer Portal Kickstart のデプロイが完了しました。
ポータル デプロイメントを表示する
ポータル デプロイメントの詳細を表示するには:
- [Apigee Developer Portal Kickstart] ページで、[View Past deployments] をクリックします。これにより、[Deployment Manager] ダッシュボードが表示されます。
- 特定のポータル デプロイメントの詳細を表示するには、リストから目的のポータル デプロイメントを選択します。詳細ページには、推奨される次のステップ、補足のドキュメントへのリンク、プロビジョニングされたクラウド サービス(以下を含む)のリンクと ID が表示されます。
- インスタンス グループ
- Cloud SQL インスタンス
- Filestore インスタンス
- ファイアウォール ルール
- ロードバランサ
- デプロイメントの管理、更新、削除の詳細については、Deployment Manager のドキュメントをご覧ください。
クリーンアップ
このクイックスタートで使用したリソースに対する Google Cloud アカウントへの課金を回避するには、デプロイメントを削除します。このチュートリアルで使用した Google Cloud プロジェクトも削除できます。次のステップ
- Cloud Marketplace で Apigee Developer Portal Kickstart ソリューションをカスタマイズするための追加オプションを確認する。
- Apigee Developer Portal Kickstart ソリューションのサポート リソースの詳細を確認する。
- [デプロイ名] を入力します。例: