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Apigee は、収益化変数を使用してレーティング、収益分配の計算、分析を行います。Apigee アナリティクスに収益化情報を表示する場合。収益化変数を使用して、トランザクションの収益化機能を強化できます。
収益化変数
収益化変数名は事前定義されているため、変数の作成、編集、削除はできません。リクエスト変数またはレスポンス変数のいずれかを収益化変数に割り当てることができます。
次の表では、Apigee で使用可能な収益化変数を示します。
収益化変数 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
currency | 文字列 | トランザクションからの収益の計算で使用する通貨を指定します。 |
perUnitPriceMultiplier | 浮動小数点数 | トランザクションごとの費用にかける係数(乗数)を指定します。トランザクションごとの費用は、料金プランの使用量に基づく料金で指定されます。乗算は、トランザクションが収益化可能な場合にのみ実行されます。次のいずれかの条件が満たされている場合、トランザクションは収益化可能です。
|
revShareGrossPrice | 浮動小数点数 | デベロッパーのシェアの計算で使用するトランザクションの収益を指定します。デベロッパーのシェアは、料金プランで収益分配を有効にした場合にのみ計算されます。 |
transactionSuccess | ブール値 | トランザクションを収益化するかどうかを指定します。
この変数を指定しない場合、 |
値の割り当て例
次の例は、収益化変数に値を割り当てる方法を示しています。
currency
次の例では、レスポンスの booking[0].currency
JSON 要素の値を currency
変数に割り当てています。
<Capture> <Collect> <Source>response</Source> <JSONPayload> <JSONPath>booking[0].currency</JSONPath> </JSONPayload> </Collect> <DataCollector scope="monetization">currency</DataCollector> </Capture>
perUnitPriceMultiplier
次の例では、レスポンスの booking[0].factor
JSON 要素の値を perUnitPriceMultiplier
変数に割り当てています。
<Capture> <Collect> <Source>response</Source> <JSONPayload> <JSONPath>booking[0].factor</JSONPath> </JSONPayload> </Collect> <DataCollector scope="monetization">perUnitPriceMultiplier</DataCollector> </Capture>
revShareGrossPrice
次の例では、レスポンス ヘッダーの minPrice
変数の値を revShareGrossPrice
変数に割り当てています。
<Capture> <Collect> <Source>response</Source> <Header name="minPrice"> <Pattern ignoreCase="true">{$}</Pattern> </Header> </Collect> <DataCollector scope="monetization">revShareGrossPrice</DataCollector> </Capture>
transactionSuccess
次の例では、レスポンス ヘッダーの bookingStatus
変数の値を transactionSuccess
変数に割り当てています。
<Capture> <Collect> <Source>response</Source> <Header name="bookingStatus"> <Pattern ignoreCase="true">{$}</Pattern> </Header> </Collect> <DataCollector scope="monetization">transactionSuccess</DataCollector> </Capture>