このページの内容は Apigee と Apigee ハイブリッドに該当します。
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このセクションでは、API Monitoring と Apigee Analytics を比較します。API Monitoring と Analytics のどちらでも API データを収集して表示できますが、目的は異なります。次のセクションで説明します。
API Monitoring
API Monitoring の目的は、API のパフォーマンスに関するリアルタイムの分析情報を提供し、問題を迅速に診断して修正して、API が意図したとおりに動作し続けるようにすることです。API Monitoring は、最新の API トラフィック データを表示し、問題が発生するとアラートを送信し、迅速なトラブルシューティングを可能にします。
API Monitoring で実行できるタスクの例を次に示します。
- API の可用性を維持する。
- ユーザーへの影響が生じる前に、アラートに基づいて適切な措置を講じる。
- Apigee の障害コードを活用して問題の迅速な診断を行う。
- 問題領域をすばやく分離して、エラー、パフォーマンス、レイテンシの問題とその原因を診断する。
Apigee をご利用のお客様は、Cloud Monitoring ツールを API Monitoring の補助ツールとして使用することもできます。他のモニタリング システムと統合する場合は、デフォルトで Cloud Monitoring API を使用して指標を pull することをおすすめします。
Apigee Analytics
Apigee Analytics の目標は、API トラフィックの長期的な傾向を把握して、API がビジネス要件に対応していることを確認することや、必要に応じて変更できるようにすることです。こうした傾向を調査するために、カスタム レポートを作成して、もに特定の API 指標が経時的にどのように変化しているかを判断できます。
Apigee Analytics を使用することで特定できるいくつかの傾向を、以下に示します。
- API トラフィックの経時的な傾向
- 利用率の高いアプリ
- 利用率の高いデベロッパー
- 最短 / 最速の API レスポンス時間
- 最も API トラフィックが多い地理的リージョン
API Monitoring と Analytics で表示されるデータの違い
API Monitoring と Analytics では、API データへのアクセスに使用するパイプラインが異なります。その結果、API Monitoring と Analytics のダッシュボードでは、表示するデータに差異が生じることがあります。一般に、Analytics に表示されるデータは正確ですが、API Monitoring で表示されるデータよりも若干古い（1 時間未満）場合があります。ただし、これらの小さな違いは、API のパフォーマンスの通知を行う API Monitoring の機能には影響しません。
データの保持
Apigee Analytics は API Monitoring よりもデータ保持期間が長いため、長期的な傾向の分析に適しています。Analytics と API Monitoring のデータ保持期間は次のとおりです。
分析
- Standard: 60 日
- Enterprise: 90 日
- Enterprise +: 14 か月
API Monitoring: 6 週間