構成プロパティのリファレンス

このセクションでは、Apigee ハイブリッド デプロイのランタイム プレーンをカスタマイズする際に使用できるすべての構成プロパティを示します。

最上位プロパティ

次の表に、overrides.yaml ファイルの最上位プロパティを示します。このようなプロパティは他のオブジェクトに属しておらず、組織レベルまたは環境レベルで適用されます。

プロパティ 説明
axHashSalt

導入バージョン: 1.3.0

デフォルト値: 組織名

省略可

Apigee Analytics に送信される難読化されたユーザーデータの暗号化に使用するハッシュ化ソルト値が含まれる Kubernetes Secret の名前。ソルト値を指定しない場合、組織名がデフォルトで使用されます。ソルト値を入力として使用して Secret を作成します。複数のクラスタ間で同じソルトを使用すると、クラスタ間で一貫したハッシュ結果を得ることができます。

contractProvider 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: https://apigee.googleapis.com

インストール内のすべての API の API パスを定義します。

gcpProjectID Deprecated: v1.2.0 以降では、代わりに gcp.projectID を使用します。

導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

Google Cloud プロジェクトの ID。k8sClusterName(非推奨)および gcpRegion(非推奨)と連携してプロジェクトを特定し、apigee-loggerapigee-metrics がデータを push する場所を指定します。

gcpRegion Deprecated: v1.2.0 以降では、代わりに gcp.region を使用します。

導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: us-central1

必須

Kubernetes クラスタに最も近い Google Cloud のリージョンまたはゾーン。gcpProjectID(非推奨)および k8sClusterName(非推奨)と連携してプロジェクトを特定し、apigee-loggerapigee-metrics がデータを push する場所を指定します。

imagePullSecrets.name 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

Docker レジストリ タイプとして構成された Kubernetes Secret 名。非公開リポジトリからイメージを pull するために使用されます。

instanceID 導入バージョン: 1.3.0

デフォルト値: なし

必須

このインストールの固有識別子。

このインスタンスを識別する一意の文字列。任意の文字と数字の組み合わせで、長さは 63 文字以下にする必要があります。

k8sClusterName Deprecated: v1.2.0 以降では、代わりに k8sCluster.namek8sCluster.region を使用します。

導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

ハイブリッド プロジェクトが実行されている Kubernetes(K8s)プロクラスタの名前。gcpProjectID(非推奨)および gcpRegion(非推奨)と連携してプロジェクトを特定し、apigee-loggerapigee-metrics がデータを push する場所を指定します。

kmsEncryptionKey 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: defaults.org.kmsEncryptionKey

省略可kmsEncryptionKeykmsEncryptionPathkmsEncryptionSecret のうち、いずれか 1 つのみを使用してください。

Apigee KMS データの暗号鍵のローカル ファイル システムのパス。

kmsEncryptionPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

省略可kmsEncryptionKeykmsEncryptionPathkmsEncryptionSecret のうち、いずれか 1 つのみを使用してください。

Base64 でエンコードされた暗号鍵を含むファイルへのパス。データの暗号化をご覧ください。

kmsEncryptionSecret.key 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

省略可kmsEncryptionKeykmsEncryptionPathkmsEncryptionSecret のうち、いずれか 1 つのみを使用してください。

Base64 でエンコードされた暗号鍵を含む Kubernetes Secret の鍵。データの暗号化をご覧ください。

kmsEncryptionSecret.name 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

省略可kmsEncryptionKeykmsEncryptionPathkmsEncryptionSecret のうち、いずれか 1 つのみを使用してください。

Base64 でエンコードされた暗号鍵を含む Kubernetes Secret の名前。データの暗号化をご覧ください。

kvmEncryptionKey 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: defaults.org.kmsEncryptionKey

省略可kvmEncryptionKeykvmEncryptionPathkvmEncryptionSecret のうち、いずれか 1 つのみを使用してください。

Apigee KVM データの暗号鍵に対するローカル ファイル システムのパス。

kvmEncryptionPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

省略可kvmEncryptionKeykvmEncryptionPathkvmEncryptionSecret のうち、いずれか 1 つのみを使用してください。

Base64 でエンコードされた暗号鍵を含むファイルへのパス。データの暗号化をご覧ください。

kvmEncryptionSecret.key 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

省略可kvmEncryptionKeykvmEncryptionPathkvmEncryptionSecret のうち、いずれか 1 つのみを使用してください。

Base64 でエンコードされた暗号鍵を含む Kubernetes Secret の鍵。データの暗号化をご覧ください。

kvmEncryptionSecret.name 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

省略可kvmEncryptionKeykvmEncryptionPathkvmEncryptionSecret のうち、いずれか 1 つのみを使用してください。

Base64 でエンコードされた暗号鍵を含む Kubernetes Secret の名前。データの暗号化をご覧ください。

namespace 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: apigee

Apigee コンポーネントがインストールされる Kubernetes クラスタの Namespace。

org

導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

ハイブリッドのインストール中に Apigee によってプロビジョニングされたハイブリッド対応の組織。組織は、Apigee Edge の最上位コンテナです。この中にはすべての API プロキシと関連リソースが含まれています。この値が空の場合は組織を作成して、組織名をこのプロパティに設定する必要があります。

revision 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: v120

Apigee ハイブリッドは Kubernetes のローリング アップデートをサポートしています。Pod インスタンスを段階的に新しいインスタンスに更新できるので、Deployment の更新をダウンタイムなしで行うことができます。

特定の YAML オーバーライドの更新の結果として、基盤となる Kubernetes PodTemplateSpec が変更される場合は、override.yamlrevision オーバーライド プロパティも変更する必要があります。これは、基盤となる Kubernetes ApigeeDeployment(AD)コントローラが旧バージョンから新しいバージョンへのローリング アップデートを安全に行うために必須です。小文字の任意のテキスト値(例: bluea1.0.0)を使用できます。

revision プロパティを変更して適用すると、すべてのコンポーネントに対してローリング アップデートが行われます。

次のオブジェクトのプロパティを変更するには、revision を更新する必要があります。

詳細については、ローリング アップデートをご覧ください。

validateServiceAccounts 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: true

サービス アカウント権限の厳密な検証を有効にします。Cloud Resource Manager API の testIamPermissions メソッドを使用して、指定されたサービス アカウントに必要な権限が付与されていることを確認します。Apigee 組織のサービス アカウントの場合は、プロジェクト ID がその組織にマッピングされたものかどうかがチェックされます。Metrics と Logger の場合、プロジェクトのチェックは overrides.yaml 構成の gcpProjectID に基づきます。

gcpProjectID もご覧ください。

ao

Apigee Operators(AO)は、ApigeeDeployment(AD)のデプロイと維持に必要な低レベルの Kubernetes リソースと Istio リソースを作成し、更新します。たとえば、コントローラは Message Processor をリリースします。また、ApigeeDeployment 構成を Kubernetes クラスタに永続化する前に検証します。

次の表に、Apigee Operators の ao オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
ao.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

ao.image.tag 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

ao.image.url 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-operators

このサービスの Docker イメージの場所。

ao.resources.limits.cpu 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 250m

Kubernetes コンテナ内のリソースの CPU 上限(ミリコア単位)。

ao.resources.limits.memory 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 256Mi

Kubernetes コンテナ内のリソースのメモリ上限(MiB 単位)。

ao.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 250m

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

ao.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 256Mi

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要なメモリ(メビバイト単位)。

cassandra

ランタイム データ リポジトリを管理するハイブリッド サービスを定義します。このリポジトリには、ゲートウェイで実行されているアプリケーションの構成、分散割り当てカウンタ、API キー、OAuth トークンが格納されます。

詳細については、StorageClass の構成をご覧ください。

次の表に、cassandra オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
cassandra.annotations 導入バージョン: 1.5.0

デフォルト値: なし

(省略可)Pod にアノテーションを付けるために使用する Key-Value マップ。詳しくは、カスタム アノテーションをご覧ください。

cassandra.auth.admin.password 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: iloveapis123

必須

Cassandra 管理者のパスワード。管理者ユーザーは、Cassandra クラスタで行われる管理アクティビティに使用されます。

cassandra.auth.ddl.password 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: iloveapis123

必須

Cassandra データ定義言語(DDL)ユーザーのパスワード。キースペースの作成、更新、削除などのデータ定義タスクのために MART によって使用されます。

cassandra.auth.default.password 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: iloveapis123

必須

認証が有効になっている場合に作成されるデフォルト Cassandra ユーザーのパスワード。このパスワードは、Cassandra 認証を構成するときに再設定する必要があります。Cassandra の TLS の構成をご覧ください。

cassandra.auth.dml.password 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: iloveapis123

必須

Cassandra データ操作言語(DML)ユーザーのパスワード。DML ユーザーは、クライアントによる Cassandra からのデータの読み取りと Cassandra へのデータの書き込みに使用されます。

cassandra.auth.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

cassandra.auth.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

cassandra.auth.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-hybrid-cassandra-client

このサービスの Docker イメージの場所。

cassandra.auth.jmx.password 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: iloveapis123

必須

Cassandra JMX オペレーション ユーザーのパスワード。Cassandra JMX インターフェースの認証と通信に使用されます。

cassandra.auth.jmx.username 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: jmxuser

必須

Cassandra JMX オペレーション ユーザーのユーザー名。Cassandra JMX インターフェースの認証と通信に使用されます。

cassandra.auth.jolokia.password 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: iloveapis123

必須

Cassandra Jolokia JMX オペレーション ユーザーのパスワード。Cassandra JMX API の認証と通信に使用されます。

cassandra.auth.jolokia.username 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: apigee

必須

Cassandra Jolokia JMX オペレーション ユーザーのユーザー名。Cassandra JMX API の認証と通信に使用されます。

cassandra.auth.secret 導入バージョン: 1.3.3

デフォルト値: なし

TLS 証明書と秘密鍵を含む、Kubernetes Secret に格納されているファイルの名前。TLS 証明書と鍵データを入力として使用し、この Secret を作成する必要があります。

関連項目:

cassandra.backup.cloudProvider 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: GCP

バックアップが有効な場合は必須。

バックアップ ストレージのクラウド プロバイダ。

値は GCP または HYBRID に設定できます。バックアップを Google Cloud Storage に保存する場合は値を GCP に設定し、バックアップをリモート サーバーに保存する場合は HYBRID に設定します。

cassandra.backup.dbStorageBucket 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

バックアップが有効な場合は必須。

バックアップ データ用の Cloud Storage バケット。

cassandra.backup.enabled 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: false

デフォルトでは、データ バックアップは有効になっていません。有効にするには、true に設定します。

Cassandra のバックアップと復元をご覧ください。

cassandra.backup.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

cassandra.backup.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

cassandra.backup.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-cassandra-backup-utility

このサービスの Docker イメージの場所。

cassandra.backup.schedule 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 0 2 * * *

cron ジョブのスケジュール。

Cassandra のバックアップと復元をご覧ください。

cassandra.backup.serviceAccountPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

バックアップが有効な場合は、backup.serviceAccountPath または backup.serviceAccountRef のいずれかが必要です。

Storage オブジェクト管理者ロールを持つ Google サービス アカウント キーファイルへのパス。

cassandra.backup.serviceAccountRef 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

バックアップが有効な場合は、backup.serviceAccountPath または backup.serviceAccountRef のいずれかが必要です。

cassandra.clusterName 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: apigeecluster

Cassandra クラスタの名前を指定します。

cassandra.datacenter 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: dc-1

Cassandra ノードのデータセンターを指定します。

cassandra.dnsPolicy 導入バージョン: 1.1.1

デフォルト値: なし

hostNetwork を true に設定すると、DNS ポリシーは ClusterFirstWithHostNet に設定されます。

cassandra.externalSeedHost 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

Cassandra クラスタノードのホスト名または IP。設定されていない場合は、Kubernetes ローカル サービスが使用されます。

cassandra.heapNewSize 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 100M

新しいオブジェクトに割り当てられる JVM システムメモリの量(MB 単位)。

cassandra.hostNetwork 導入バージョン: 1.1.1

デフォルト値: false

Kubernetes の hostNetwork 機能を有効にします。Apigee は、マルチリージョン インストールでこの機能を使用し、Pod ネットワークの Namespace にクラスタ間の接続がない場合(クラスタが「アイランド ネットワーク モード」で実行されている場合)は、Pod 間で通信します。これは、GKE 以外のインストール(GKE On-Prem、GKE on AWS、Anthos on bare metal、AKS、EKS、OpenShift など)ではデフォルトのケースです。

単一リージョンでのインストールとマルチリージョンでのインストールでは、異なるクラスタの Pod 間の接続を使用して cassandra.hostNetworkfalse に設定します(GKE のインストールなど)。

異なるクラスタの Pod 間で通信を行わないマルチリージョン インストール(GKE On-Prem、GKE on AWS、Anthos on bare metal、AKS、EKS、OpenShift のインストールなど)では、cassandra.hostNetworktrue に設定します。マルチリージョン デプロイ: 前提条件をご覧ください。

true の場合、DNS ポリシーは自動的に ClusterFirstWithHostNet に設定されます。

cassandra.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

cassandra.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

cassandra.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-hybrid-cassandra

このサービスの Docker イメージの場所。

cassandra.maxHeapSize 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 512M

Cassandra のオペレーションに使用可能な JVM システムメモリの上限(MB 単位)。

cassandra.multiRegionSeedHost 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

既存のクラスタを新しいリージョンに拡張するために使用される既存の Cassandra クラスタの IP アドレス。マルチリージョン シードホストを構成するをご覧ください。

cassandra.nodeSelector.key 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

cassandra データサービス専用の Kubernetes ノードを選択するために使用されるノードセレクタのラベルキー。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

cassandra.nodeSelector.value 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

(省略可)cassandra データサービス専用の Kubernetes ノードを選択して nodeSelector.apigeeData 設定をオーバーライドするために使用するノードセレクタのラベル値。

nodeSelector をご覧ください。

cassandra.port 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 9042

Cassandra への接続に使用するポート番号。

cassandra.rack 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: ra-1

Cassandra ノードのラックを指定します。

cassandra.readinessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 2

Kubernetes が検出する readinessProbe の失敗回数。この数に達すると、Pod が「準備未完了」とマークされます。最小値は 1 です。

cassandra.readinessProbe.initialDelaySeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 0

コンテナが起動してから readinessProbe が開始されるまでの秒数。

cassandra.readinessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 10

readinessProbe の実行頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

cassandra.readinessProbe.successThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

失敗した readinessProbe が成功とみなされるために必要な最小の連続成功回数。最小値は 1 です。

cassandra.readinessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

cassandra.replicaCount 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

Cassandra は複製されたデータベースです。このプロパティは、StatefulSet として使用される Cassandra ノードの数を指定します。

cassandra.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

cassandra.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1Gi

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

cassandra.restore.cloudProvider 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: GCP

復元が有効な場合は必須。

バックアップ ストレージのクラウド プロバイダ。

cassandra.restore.dbStorageBucket 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

復元が有効な場合は必須。

復元するバックアップ データの Cloud Storage バケット。

cassandra.restore.enabled 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: false

cassandra.restore.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

cassandra.restore.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

cassandra.restore.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-cassandra-backup-utility

このサービスの Docker イメージの場所。

cassandra.restore.serviceAccountPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

復元が有効になっている場合は、restore.serviceAccountPath または restore.serviceAccountRef が必要です。

Storage オブジェクト管理者ロールを持つ Google サービス アカウント キーファイルへのパス。

cassandra.restore.serviceAccountRef 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

復元が有効になっている場合は、restore.serviceAccountPath または restore.serviceAccountRef のいずれかが必要です。

cassandra.restore.snapshotTimestamp 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

復元が有効な場合は必須。

復元するバックアップのタイムスタンプ。

cassandra.restore.user 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 管理者アカウント

スキーマのバックアップの復元に使用される Cassandra ユーザー名。指定しない場合、管理者ユーザーが使用されます。

cassandra.sslCertPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

システム上の TLS 証明書ファイルへのパス。

cassandra.sslKeyPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

TLS 秘密鍵ファイルへのシステム上のパス。

cassandra.sslRootCAPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

ルート CA(認証局)への証明書チェーン。

cassandra.storage.capacity 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 50Gi

storage.storageclass が指定されている場合は必須

ディスクサイズを MiB 単位で指定します。

cassandra.storage.storageclass 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

使用するオンプレミス ストレージのクラスを指定します。

cassandra.terminationGracePeriodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 300

Pod の削除リクエストから実際に Pod が強制終了されるまでの時間(秒単位)。この期間中に preStop フックが実行され、動作中のすべてのプロセスが正常に終了します。

connectAgent

Apigee Connect を使用すると、インターネット上で MART エンドポイントを公開しなくても、Apigee Hybrid 管理プレーンをランタイム プレーンの MART サービスに安全に接続できます。

Apigee Connect をご覧ください。

次の表に、connectAgent オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
connectAgent.annotations 導入バージョン: 1.5.0

デフォルト値: なし

(省略可)Pod にアノテーションを付けるために使用する Key-Value マップ。詳しくは、カスタム アノテーションをご覧ください。

connectAgent.server 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: apigeeconnect.googleapis.com:443

このサービスのサーバーとポートの場所。

connectAgent.logLevel 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: INFO

ログレポートのレベル。次の値が表示されます。

  • INFO: 警告 / エラー / 致命的メッセージに加え、情報メッセージが含められます。デバッグで最も役立ちます。
  • WARNING: エラー / 致命的メッセージに加え、非致命的な警告が含められます。
  • ERROR: 致命的メッセージに加え、内部エラーと、ユーザーに返されなかったエラーが含められます。
  • FATAL: 修復不可能なエラーと Apigee Connect がクラッシュする原因となるイベント。
connectAgent.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

connectAgent.image.tag 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

connectAgent.image.url 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-connect-agent

このサービスの Docker イメージの場所。特定の URL については、values.yaml ファイルをチェックしてください。

connectAgent.replicaCountMax 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 5

自動スケーリングに使用できるレプリカの最大数。

connectAgent.replicaCountMin 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 1

自動スケーリングに使用できるレプリカの最小数。

本番環境では、replicaCountMin を 3 に増やしてコントロール プレーンへの接続数を増やし、信頼性とスケーラビリティを高めることができます。

connectAgent.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 100m

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

connectAgent.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 30Mi

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

connectAgent.targetCPUUtilizationPercentage 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 75

Pod 上の Apigee Connect エージェントの CPU 使用率の目標値。CPU 使用率がこのフィールドの値に達すると、Apigee Connect が(replicaCountMax で指定された上限まで)自動スケーリングします。

connectAgent.terminationGracePeriodSeconds 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 600

Pod の削除リクエストから実際に Pod が強制終了されるまでの時間(秒単位)。この期間中に preStop フックが実行され、動作中のすべてのプロセスが正常に終了します。

defaults

Apigee ハイブリッド環境のデフォルトの暗号鍵。

次の表に、defaults オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
defaults.org.kmsEncryptionKey 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: aWxvdmVhcGlzMTIzNDU2Nw==

組織のデフォルトの KMS 暗号鍵。

defaults.org.kvmEncryptionKey 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: aWxvdmVhcGlzMTIzNDU2Nw==

組織のデフォルトの KVM 暗号鍵。

defaults.env.kmsEncryptionKey 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: aWxvdmVhcGlzMTIzNDU2Nw==

環境(env)のデフォルトの KMS 暗号鍵。

defaults.env.kvmEncryptionKey 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: aWxvdmVhcGlzMTIzNDU2Nw==

環境(env)のデフォルトの KVM 暗号鍵。

defaults.env.cacheEncryptionKey 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: aWxvdmVhcGlzMTIzNDU2Nw==

環境(env)のデフォルトのキャッシュ暗号鍵。

diagnostic

診断コレクタツールの設定。

診断コレクタの使用をご覧ください。

次の表に、diagnostic オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
diagnostic.bucket 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

必須

診断データが付与される Google Cloud Storage バケットの名前。

ストレージ バケットの作成をご覧ください。

diagnostic.container 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

必須

データをキャプチャする Pod のタイプを指定します。値は次のいずれかです。

  • "apigee-cassandra" の場合は、Cassandra データベースに関するデータがキャプチャされます。istio-cassandra Pod は apigee 名前空間で実行されます。
  • "apigee-mart-server" の場合は、MART に関するデータがキャプチャされます。apigee-mart-server Pod は apigee 名前空間で実行されます。
  • "apigee-runtime" の場合は、Message Processor に関するデータがキャプチャされます。apigee-runtime Pod は apigee 名前空間で実行されます。
  • "apigee-synchronizer" の場合は、Synchronizer に関するデータがキャプチャされます。apigee-synchronizer Pod は apigee 名前空間で実行されます。
  • "apigee-udca" の場合は、UDCA に関するデータがキャプチャされます。apigee-udca Pod は apigee 名前空間で実行されます。
  • "apigee-watcher" の場合は、Watcher に関するデータがキャプチャされます。apigee-watcher Pod は apigee 名前空間で実行されます。
  • "istio-proxy" の場合は、Istio Ingress ゲートウェイに関するデータがキャプチャされます。istio-proxy Pod は istio-system Namespace で実行されます。
diagnostic.loggingDetails.logDuration 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

診断コレクション オペレーションが「LOGGING」(operation: "LOGGING" で設定)の場合は必須

収集するログデータの期間(ミリ秒)。一般的な値は 30000 です。

diagnostic.operation をご覧ください。

diagnostic.loggingDetails.loggerNames[] 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

診断コレクション オペレーションが「LOGGING」(operation: "LOGGING" で設定)の場合は必須

データの収集元であるロガーの名前を指定します。Apigee ハイブリッド バージョン 1.6.0 でサポートされている値は ALL(すべてのロガー)のみです。次に例を示します。

diagnostic:
 loggingDetails:
   loggerNames:
   - ALL
diagnostic.loggingDetails.logLevel 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

診断コレクション オペレーションが「LOGGING」(operation: "LOGGING" で設定)の場合は必須

収集するロギングデータの粒度を指定します。Apigee ハイブリッド 1.6 では、FINE のみがサポートされています。

diagnostic.namespace 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

必須

データを収集する Pod が存在している Kubernetes Namespace。diagnostic.container で指定したコンテナ用の正しい Namespace を指定する必要があります。

以下の場合は apigee

  • apigee-runtime
  • apigee-synchronizer
  • apigee-udca
  • apigee-watcher
  • apigee-cassandra
  • apigee-mart-server

以下の場合は istio-system

  • istio-proxy
diagnostic.operation 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

必須

すべての統計情報を収集するか、ログのみを収集するかを指定します。

以下のいずれかの値を設定します。

diagnostic.podNames[] 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

必須

データを収集する Kubernetes Pod の名前。次に例を示します。

diagnostic:
 podNames:
 - apigee-runtime-eng-hybrid-example-3b2ebf3-150-8vfoj-2wcjn
 - apigee-runtime-eng-hybrid-example-3b2ebf3-150-8vfoj-6xzn2
diagnostic.serviceAccountPath 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

必須

ストレージ管理者のロール(roles/storage.admin)を持つサービス アカウントのサービス アカウント キーファイル(.json)へのパス。

詳しくは、以下をご覧ください。

diagnostic.tcpDumpDetails.maxMsgs 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

diagnostic.tcpDumpDetails を使用している場合、diagnostic.tcpDumpDetails.maxMsgs または diagnostic.tcpDumpDetails.timeoutInSeconds必須です。

収集する tcpDump メッセージの最大数を設定します。Apigee では、最大値を 1000 以下にすることをおすすめします。

diagnostic.tcpDumpDetails.timeoutInSeconds 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

diagnostic.tcpDumpDetails を使用している場合、diagnostic.tcpDumpDetails.maxMsgs または diagnostic.tcpDumpDetails.timeoutInSeconds必須です。

tcpDump がメッセージを返すのを待機する時間を秒単位で設定します。

diagnostic.threadDumpDetails.delayInSeconds 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

diagnostic.threadDumpDetails を使用している場合は、diagnostic.threadDumpDetails.delayInSecondsdiagnostic.threadDumpDetails.iterations の両方が必須です。

各スレッドダンプを収集する間の遅延(秒)。

diagnostic.threadDumpDetails.iterations 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: なし

diagnostic.threadDumpDetails を使用している場合は、diagnostic.threadDumpDetails.delayInSecondsdiagnostic.threadDumpDetails.iterations の両方が必須です。

収集する jstack スレッドダンプの反復回数。

envs

API プロキシをデプロイできる環境の配列を定義します。各環境は、API プロキシを稼働させるための分離コンテキストまたは「サンドボックス」として使用できます。

ハイブリッド対応組織には少なくとも 1 つの環境が必要です。

詳しくは、環境についてをご覧ください。

次の表に、envs オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
envs[].cacheEncryptionKey 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

cacheEncryptionKeycacheEncryptionPathcacheEncryptionSecret は、いずれか 1 つのみが必要です。

Base64 でエンコードされた暗号鍵。データの暗号化をご覧ください。

envs[].cacheEncryptionPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

cacheEncryptionKeycacheEncryptionPathcacheEncryptionSecret は、いずれか 1 つのみが必要です。

Base64 でエンコードされた暗号鍵を含むファイルへのパス。データの暗号化をご覧ください。

envs[].cacheEncryptionSecret.key 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

cacheEncryptionKeycacheEncryptionPathcacheEncryptionSecret は、いずれか 1 つのみが必要です。

Base64 でエンコードされた暗号鍵を含む Kubernetes Secret の鍵。データの暗号化をご覧ください。

envs[].cacheEncryptionSecret.name 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

cacheEncryptionKeycacheEncryptionPathcacheEncryptionSecret のいずれかが必要です。

Base64 でエンコードされた暗号鍵を含む Kubernetes Secret の名前。データの暗号化をご覧ください。

envs[].hostAliases[] 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

Deprecated: ハイブリッド バージョン 1.4 以降では、ランタイム プレーンは管理プレーンからこの情報を受け取ります。環境と環境グループについてをご覧ください。

envs[].httpProxy.host 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

HTTP プロキシが実行されているホスト名または IP アドレスを指定します。

httpProxy プロパティは、schemehostport の順に指定します。次に例を示します。

envs:
  - name: test
    httpProxy:
      scheme: HTTP
      host: 10.12.0.47
      port: 3128
      ...

API プロキシの転送プロキシを構成するもご覧ください。

envs[].httpProxy.port 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

HTTP プロキシが実行されているポートを指定します。このプロパティを省略すると、HTTP の場合はポート 80、HTTPS の場合はポート 443 がデフォルトで使用されます。

envs[].httpProxy.scheme 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

HTTP プロキシのタイプを HTTP または HTTPS として指定します。デフォルトでは「HTTP」が使用されます。

envs[].httpProxy.username 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

HTTP プロキシで基本認証が必要な場合、このプロパティを使用してユーザー名を指定します。

envs[].httpProxy.password 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

HTTP プロキシで基本認証が必要な場合、このプロパティを使用してパスワードを指定します。

envs[].name 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

同期する Apigee 環境名。

envs[].pollInterval 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

組織と環境の同期を取るために変更をポーリングする間隔(秒単位)。

envs[].port 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

HTTPS トラフィックの TCP ポート番号。

envs[].serviceAccountPaths.runtime 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: なし

ローカル システム上での、Cloud Trace エージェントのロールを持つ Google サービス アカウント(通常は apigee-runtime)のキーファイルへのパス。サービス アカウントのデフォルト名と割り当てられているロールについては、サービス アカウントについてをご覧ください。

envs[].serviceAccountPaths.synchronizer 導入バージョン: 1.0.

デフォルト値: なし

Apigee Synchronizer 管理者ロールを持つ Google サービス アカウント キーへのローカル システム上のファイルパス。

envs[].serviceAccountPaths.udca 導入バージョン: 1.0.

デフォルト値: なし

Apigee Analytics エージェント ロールを持つ Google サービス アカウント キーへのローカル システム上のファイルパス。

envs[].serviceAccountSecretRefs.runtime 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: なし

Kubernetes Secret の名前。Cloud Trace エージェント ロールを持つ Google サービス アカウント キーを入力として使用し、Secret を作成する必要があります。

envs[].serviceAccountSecretRefs.synchronizer 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

Kubernetes Secret の名前。Apigee Synchronizer 管理者ロールを持つ Google サービス アカウント キーを入力として使用し、Secret を作成する必要があります。

envs[].serviceAccountSecretRefs.udca 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

Kubernetes Secret の名前。Apigee Analysis エージェント ロールを持つ Google サービス アカウント キーを入力として使用し、Secret を作成する必要があります。

envs[].sslCertPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

sslCertPathsslKeyPath を設定するか、sslSecret を設定する必要があります

システム上の TLS 証明書ファイルへのパス。

envs[].sslKeyPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

sslCertPathsslKeyPath を設定するか、sslSecret を設定する必要があります。

TLS 秘密鍵ファイルへのシステム上のパス。

envs[].sslSecret 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

sslCertPathsslKeyPath を設定するか、sslSecret を設定する必要があります

TLS 証明書と秘密鍵を含む、Kubernetes Secret に格納されているファイルの名前。TLS 証明書と鍵データを入力として使用し、この Secret を作成する必要があります。

関連項目:

gcp

apigee-loggerapigee-metrics がデータを push する Google Cloud プロジェクト ID とリージョンを識別します。

次の表に、gcp オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
gcp.region 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

必須

apigee-loggerapigee-metrics がデータを push する Google Cloud リージョンを識別します。

gcp.projectID 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

必須

apigee-loggerapigee-metrics がデータを push する Google Cloud プロジェクトを特定します。

gcp.projectIDRuntime 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

ランタイム Kubernetes クラスタ プロジェクトを特定します。

projectIDRuntime プロパティは省略できます。このプロパティを使用しない場合、projectID 値は Apigee 組織の Google Cloud プロジェクトとランタイム K8S クラスタ プロジェクトの両方での使用が想定されます。

httpProxy

httpProxy は HTTP 転送プロキシ サーバー用の構成パラメータを提供します。overrides.yaml でプロキシ サーバーが構成されている場合、MART、Synchronizer、UDCA コンポーネントのインターネット通信はすべてプロキシ サーバーを通過します。

をご覧ください。

loggermartmetricssynchronizerudca もご覧ください。

次の表に、httpProxy オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
httpProxy.host 導入バージョン: 1.1.1

デフォルト値: なし

HTTP プロキシのホスト名。

httpProxy.port 導入バージョン: 1.1.1

デフォルト値: なし

HTTP プロキシのポート。

httpProxy.scheme 導入バージョン: 1.1.1

デフォルト値: HTTPS

プロキシで使用されるスキーム。値は HTTP または HTTPS です。値は大文字のみ使用できます。

k8sCluster

ハイブリッド ランタイムがインストールされる Kubernetes クラスタを特定します。

次の表に、k8sCluster オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
k8sCluster.name 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

ハイブリッド ランタイムがインストールされる Kubernetes クラスタの名前。

k8sCluster.region 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

Kubernetes クラスタが作成された Google Cloud リージョンを識別します。

kubeRBACProxy

Apigee が Kubernetes のロールベースのアクセス制御を探す場所を識別します。

次の表に、kubeRBACProxy オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
kubeRBACProxy.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

kubeRBACProxy.image.tag 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: v0.11.0

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

kubeRBACProxy.image.url 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-kube-rbac-proxy

このサービスの Docker イメージの場所。

Google Docker Hub を使用しない場合はイメージをダウンロードし、その Docker イメージが内部でホストされているアドレスに設定します。

logger

運用ログを管理するサービスを定義します。この情報は、Kubernetes クラスタで実行されるすべての Apigee Hybrid サービスから出力されます。

詳しくは、ロギングの概要をご覧ください。

次の表に、logger オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
logger.annotations 導入バージョン: 1.5.0

デフォルト値: なし

(省略可)Pod にアノテーションを付けるために使用する Key-Value マップ。詳しくは、カスタム アノテーションをご覧ください。

logger.enabled 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: false

クラスタでのロギングを有効または無効にします。GKE 以外の場合は true に設定し、Anthos または GKE の場合は false に設定します。

logger.fluentd.buffer_chunk_limit 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 512k

バッファ チャンクの許容される最大サイズ(KB 単位)。この上限を超えるチャンクは出力キューに自動的にフラッシュされます。

logger.fluentd.buffer_queue_limit 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 6

出力キューの最大長。デフォルトの上限は 256 チャンクです。

logger.fluentd.flush_interval 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5s

次のバッファ フラッシュを呼び出すまでの待機時間(秒単位)。

logger.fluentd.max_retry_wait 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 30

書き込み再試行の最大間隔(秒単位)。

logger.fluentd.num_threads 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 2

バッファのフラッシュに使用されるスレッドの数。デフォルトは 1 です。

logger.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

logger.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.8.9

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

logger.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-stackdriver-logging-agent

このサービスの Docker イメージの場所。

logger.livenessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 3

Kubernetes が検出する livenessProbe の失敗回数。この数に達すると、コンテナが再起動されます。最小値は 1 です。

logger.livenessProbe.initialDelaySeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 0

コンテナが起動してから livenessProbe が開始されるまでの秒数。

logger.livenessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 60

livenessProbe を実行する頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

logger.livenessProbe.successThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

失敗した livenessProbe が成功とみなされるために必要な最小の連続成功回数。最小値は 1 です。

logger.livenessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

logger.nodeSelector.key 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: apigee.com/apigee-logger-enabled

必須

logger ランタイム サービス専用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベルキー。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

logger.nodeSelector.value 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: true

必須

logger ランタイム サービス専用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベル値。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

logger.proxyURL 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

ユーザーのプロキシ サーバーの URL。

logger.resources.limits.memory 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 500Mi

Kubernetes コンテナ内のリソースのメモリ上限(MiB 単位)。

logger.resources.limits.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 200m

Kubernetes コンテナ内のリソースの CPU 上限(ミリコア単位)。

logger.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 100m

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

logger.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 250Mi

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

logger.serviceAccountPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPathserviceAccountRef は、いずれか 1 つのみが必要です。

ログ書き込みロールを持つ Google サービス アカウント キーファイルへのパス。

logger.serviceAccountRef 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPath または serviceAccountRef のいずれかが必要です。

logger.terminationGracePeriodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 30

Pod の削除リクエストから実際に Pod が強制終了されるまでの時間(秒単位)。この期間中に preStop フックが実行され、動作中のすべてのプロセスが正常に終了します。

mart

MART(Management API for RunTime data)サービスを定義します。MART はパブリック Apigee API の API プロバイダとして機能します。ユーザーはこのサービスを介して KMS(API キーと OAuth トークン)、KVM、割り当て、API プロダクトなどのランタイム データ エンティティにアクセスし、これらを管理できます。

次の表に、mart オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
mart.annotations 導入バージョン: 1.5.0

デフォルト値: なし

(省略可)Pod にアノテーションを付けるために使用する Key-Value マップ。詳しくは、カスタム アノテーションをご覧ください。

mart.hostAlias 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

MART オブジェクトを参照するホスト エイリアス。このプロパティは * または完全修飾ドメイン名に設定できます。

mart.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

mart.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

mart.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-mart-server

このサービスの Docker イメージの場所。特定の URL の values.yaml ファイルを確認します。その値をオーバーライドできます。

mart.initCheckCF.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 10m

Cloud Foundry プロセスの初期化チェックに割り当てられる CPU リソースの量。

mart.livenessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 12

Kubernetes が検出する livenessProbe の失敗回数。この数に達すると、コンテナが再起動されます。最小値は 1 です。

mart.livenessProbe.initialDelaySeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 15

コンテナが起動してから livenessProbe が開始されるまでの秒数。

mart.livenessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

livenessProbe を実行する頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

mart.livenessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

mart.metricsURL 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: /v1/server/metrics

mart.nodeSelector.key 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

mart ランタイム サービス用の Kubernetes ノードのターゲティングに使用されるノードセレクタのラベルキー(任意指定)。mart.nodeselector のキーが指定されていない場合、ランタイムでは nodeSelector オブジェクトで指定されたノードが使用されます。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

mart.nodeSelector.value 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

(省略可)mart ランタイム サービス用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベル値。nodeSelector オブジェクトもご覧ください。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

mart.readinessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 2

Kubernetes が検出する readinessProbe の失敗回数。この数に達すると、Pod が「準備未完了」とマークされます。最小値は 1 です。

mart.readinessProbe.initialDelaySeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 15

コンテナが起動してから readinessProbe が開始されるまでの秒数。

mart.readinessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

readinessProbe の実行頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

mart.readinessProbe.successThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

失敗した readinessProbe が成功とみなされるために必要な最小の連続成功回数。最小値は 1 です。

mart.readinessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

mart.replicaCountMax 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

自動スケーリングに使用できるレプリカの最大数。

mart.replicaCountMin 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

自動スケーリングに使用できるレプリカの最小数。

mart.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

mart.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 512Mi

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

mart.serviceAccountPath 導入バージョン: 1.1.1

デフォルト値: なし

serviceAccountPath または serviceAccountRef のいずれか一方を指定する必要があります。

ロールを持たない Google サービス アカウント キーファイルへのパス。

mart.serviceAccountRef 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPath または serviceAccountRef のいずれかが必要です。

mart.sslCertPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

sslCertPathsslKeyPath を設定するか、sslSecret を設定する必要があります。

SSL 証明書を Secret に読み込んでエンコードするためのローカル ファイル システム上のパス。

mart.sslKeyPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

sslCertPathsslKeyPath を設定するか、sslSecret を設定する必要があります

SSL 鍵を Secret に読み込んでエンコードするためのローカル ファイル システムのパス。

mart.sslSecret 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

sslCertPathsslKeyPath を設定するか、sslSecret を設定する必要があります。

TLS 証明書と秘密鍵を含む、Kubernetes Secret に格納されているファイルの名前。TLS 証明書と鍵データを入力として使用し、この Secret を作成する必要があります。

関連項目:

mart.targetCPUUtilizationPercentage 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 75

Pod 上の MART プロセスのターゲット CPU 使用率。CPU 使用率がこのフィールドの値に達すると、MART が(replicaCountMax で指定された上限まで)自動的にスケーリングします。

mart.terminationGracePeriodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 30

Pod の削除リクエストから実際に Pod が強制終了されるまでの時間(秒単位)。この期間中に preStop フックが実行され、動作中のすべてのプロセスが正常に終了します。

metrics

オペレーション指標を収集するサービスを定義します。この指標データは、ハイブリッド サービスの状態のモニタリングやアラートの設定などの用途に使用できます。

詳細については、指標の収集の概要をご覧ください。

次の表に、metrics オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
metrics.aggregator.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のアグリゲータの通常オペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

metrics.aggregator.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 512Mi

Kubernetes コンテナ内のアグリゲータの通常オペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

metrics.aggregator.resources.limits.cpu 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のアグリゲータ リソースの CPU 上限(ミリコア単位)。

metrics.aggregator.resources.limits.memory 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 3Gi

Kubernetes コンテナ内のアグリゲータ リソースのメモリ上限(GiB 単位)。

metrics.annotations 導入バージョン: 1.5.0

デフォルト値: なし

(省略可)Pod にアノテーションを付けるために使用する Key-Value マップ。詳しくは、カスタム アノテーションをご覧ください。

metrics.app.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のアプリの通常のオペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

metrics.app.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 512Mi

Kubernetes コンテナ内のアプリの通常オペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

metrics.app.resources.limits.cpu 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のアプリリソースの CPU 上限(ミリコア単位)。

metrics.app.resources.limits.memory 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 1Gi

Kubernetes コンテナ内のアプリリソースのメモリ上限(GiB 単位)。

metrics.appStackdriverExporter.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.7.0

デフォルト値: 128m

Kubernetes コンテナ内の stackdriverExporter の通常オペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

metrics.appStackdriverExporter.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.7.0

デフォルト値: 512Mi

Kubernetes コンテナ内の stackdriverExporter の通常オペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

metrics.appStackdriverExporter.resources.limits.cpu 導入バージョン: 1.7.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内の stackdriverExporter リソースの CPU 上限(ミリコア単位)。

metrics.appStackdriverExporter.resources.limits.memory 導入バージョン: 1.7.0

デフォルト値: 1Gi

Kubernetes コンテナ内の stackdriverExporter リソースのメモリ上限(GiB 単位)。

metrics.enabled 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: true

Apigee の指標を有効にします。true に設定すると、指標が有効になります。false に設定すると、指標が無効になります。

metrics.nodeSelector.key 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

metrics ランタイム サービス専用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベルキー。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

metrics.nodeSelector.value 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

metrics ランタイム サービス専用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベル値。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

metrics.prometheus.args.storage_tsdb_retention 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 48h

Prometheus がローカル ストレージにデータを保持する時間(時間単位)。

metrics.prometheus.containerPort 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 9090

Prometheus 指標サービスに接続するためのポート。

metrics.prometheus.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

metrics.prometheus.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: v2.9.2

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

metrics.prometheus.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-prom-prometheus

このサービスの Docker イメージの場所。

metrics.prometheus.livenessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 6

Kubernetes が検出する livenessProbe の失敗回数。この数に達すると、コンテナが再起動されます。最小値は 1 です。

metrics.prometheus.livenessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

livenessProbe を実行する頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

metrics.prometheus.livenessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 3

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

metrics.prometheus.readinessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 120

Kubernetes が検出する readinessProbe の失敗回数。この数に達すると、Pod が「準備未完了」とマークされます。最小値は 1 です。

metrics.prometheus.readinessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

readinessProbe の実行頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

metrics.prometheus.readinessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 3

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

metrics.prometheus.sslCertPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

Prometheus 指標収集プロセス用の SSL 証明書のパス。Prometheus は、Apigee の指標の収集と処理に使用できるツールです。

詳しくは、以下をご覧ください。

metrics.prometheus.sslKeyPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

Prometheus 指標収集プロセス用の SSL 鍵のパス。Prometheus は、Apigee の指標の収集と処理に使用できるツールです。

詳しくは、以下をご覧ください。

metrics.proxy.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のプロキシの通常オペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

metrics.proxy.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 512Mi

Kubernetes コンテナ内のプロキシの通常オペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

metrics.proxy.resources.limits.cpu 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のプロキシ リソースの CPU 上限(ミリコア単位)。

metrics.proxy.resources.limits.memory 導入バージョン: 1.4.0

デフォルト値: 1Gi

Kubernetes コンテナ内のプロキシ リソースのメモリ上限(GiB 単位)。

metrics.proxyStackdriverExporter.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.7.0

デフォルト値: 128m

Kubernetes コンテナ内の stackdriverExporter の通常オペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

metrics.proxyStackdriverExporter.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.7.0

デフォルト値: 512Mi

Kubernetes コンテナ内の stackdriverExporter の通常オペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

metrics.proxyStackdriverExporter.resources.limits.cpu 導入バージョン: 1.7.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内の stackdriverExporter リソースの CPU 上限(ミリコア単位)。

metrics.proxyStackdriverExporter.resources.limits.memory 導入バージョン: 1.7.0

デフォルト値: 1Gi

Kubernetes コンテナ内の stackdriverExporter リソースのメモリ上限(GiB 単位)。

metrics.proxyURL 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

Kubernetes クラスタ内の指標プロセス サイドカー プロキシの URL。

metrics.sdSidecar.containerPort 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 9091

Cloud Operations 指標サービスに接続するためのポート。

metrics.sdSidecar.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet がこのサービスの Docker イメージをいつ pull するかを指定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合は新しいイメージを pull しません。
  • Always: ポリシーがすでに存在する場合でも、常に pull します。

    詳細については、イメージの更新をご覧ください。

metrics.sdSidecar.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 0.9.0

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

metrics.sdSidecar.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-stackdriver-prometheus-sidecar

このサービスの Docker イメージの場所。

metrics.serviceAccountPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPathserviceAccountRef は、いずれか 1 つのみが必要です。

モニタリング指標の書き込みロールを持つ Google サービス アカウント キーファイルへのパス。

metrics.serviceAccountRef 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPath または serviceAccountRef のいずれかが必要です。

metrics.stackdriverExporter.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.4.0

Deprecated: ハイブリッド バージョン 1.7 以降、metrics:stackdriverExportermetrics:appStackdriverExportermetrics:proxyStackdriverExporter に置き換えられました。詳しくは、以下をご覧ください。

metrics.stackdriverExporter.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.4.0

Deprecated: ハイブリッド バージョン 1.7 以降、metrics:stackdriverExportermetrics:appStackdriverExportermetrics:proxyStackdriverExporter に置き換えられました。詳しくは、以下をご覧ください。

metrics.stackdriverExporter.resources.limits.cpu 導入バージョン: 1.4.0

Deprecated: ハイブリッド バージョン 1.7 以降、metrics:stackdriverExportermetrics:appStackdriverExportermetrics:proxyStackdriverExporter に置き換えられました。詳しくは、以下をご覧ください。

metrics.stackdriverExporter.resources.limits.memory 導入バージョン: 1.4.0

Deprecated: ハイブリッド バージョン 1.7 以降、metrics:stackdriverExportermetrics:appStackdriverExportermetrics:proxyStackdriverExporter に置き換えられました。詳しくは、以下をご覧ください。

metrics.terminationGracePeriodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 300

Pod の削除リクエストから実際に Pod が強制終了されるまでの時間(秒単位)。この期間中に preStop フックが実行され、動作中のすべてのプロセスが正常に終了します。

nodeSelector

nodeSelector オブジェクトは Apigee インスタンスのノードを定義します。apigeectl が実行されると、内部で apigeeRuntimeapigeeData のラベルの Key-Value が個々の Istio コンポーネントと MART コンポーネントにマッピングされます。この設定は、mart:nodeSelector プロパティに含まれる個々のオブジェクトでオーバーライドできます。

次の表に、nodeSelector オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
nodeSelector.apigeeData.key 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: cloud.google.com/gke-nodepool

ApigeeData は Cassandra データベース用のノードです。これは、Apigee サービスデータを操作するための Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベルキーです。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

nodeSelector.apigeeData.value 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: apigee-data

apigee-data は Cassandra データベース用のノードです。これは、Apigee サービスデータを操作するための Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベル値です。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

nodeSelector.apigeeRuntime.key 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: cloud.google.com/gke-nodepool

Apigee Runtime はプロジェクトのランタイム環境用のノードです。これは、Apigee ランタイム サービス用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベルキーです。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

nodeSelector.apigeeRuntime.value 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: apigee-runtime

apigee-runtime はプロジェクトのランタイム環境用のノードです。これは、Apigee ランタイム サービス用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベル値です。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

nodeSelector.requiredForScheduling 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: false

requiredForScheduling プロパティはデフォルトで false に設定されています。この値を true にオーバーライドすると、構成されたラベルキーまたは値を持つノードが見つからない場合に、基盤となる Pod は VM ワーカーノードでスケジュールされません。

本番環境では、nodeSelector.requiredForScheduling を true に設定する必要があります。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

redis

次の表に、redis オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
redis.auth.password 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: iloveapis123

必須

Redis 管理者のパスワード。管理者ユーザーは、Redis クラスタで行われる管理アクティビティに使用されます。

redis.replicaCount 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: 2

Redis は複製されたストレージです。このプロパティは、StatefulSet として使用される Redis ノードの数を指定します。

redis.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.6.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のリソースの正常な動作に必要な CPU(ミリコア単位)。

runtime

次の表に、runtime オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
runtime.annotations 導入バージョン: 1.5.0

デフォルト値: なし

(省略可)Pod にアノテーションを付けるために使用する Key-Value マップ。詳しくは、カスタム アノテーションをご覧ください。

runtime.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

runtime.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

runtime.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: インストールのイメージ リソースの URL(gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-runtime など)

このサービスの Docker イメージの場所。

runtime.livenessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 2

Kubernetes が検出する livenessProbe の失敗回数。この数に達すると、コンテナが再起動されます。最小値は 1 です。

runtime.livenessProbe.initialDelaySeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 60

コンテナが起動してから livenessProbe が開始されるまでの秒数。

runtime.livenessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

livenessProbe を実行する頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

runtime.livenessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

runtime.nodeSelector.key 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

(省略可)runtime サービス用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベルキー。

nodeSelector のプロパティをご覧ください。

runtime.nodeSelector.value 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

runtime サービス用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベル値。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

runtime.readinessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 2

Kubernetes が検出する readinessProbe の失敗回数。この数に達すると、Pod が「準備未完了」とマークされます。最小値は 1 です。

runtime.readinessProbe.initialDelaySeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 60

コンテナが起動してから readinessProbe が開始されるまでの秒数。

runtime.readinessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

readinessProbe の実行頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

runtime.readinessProbe.successThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

失敗した readinessProbe が成功とみなされるために必要な最小の連続成功回数。最小値は 1 です。

runtime.readinessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

runtime.replicaCountMax 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 4

自動スケーリングに使用できるレプリカの最大数。

runtime.replicaCountMin 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

自動スケーリングに使用できるレプリカの最小数。

runtime.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常オペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

runtime.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 512Mi(下記の注を参照)

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常オペレーションに必要なメモリ。単位はメビバイト(Mi)またはギビバイト(Gi)です。

runtime.service.type 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: ClusterIP

サービスのタイプ。これは ClusterIP 以外のサービスに設定できます(例: LoadBalancer)。

runtime.targetCPUUtilizationPercentage 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 75

Pod 上のランタイム プロセスのターゲット CPU 使用率。CPU 使用率がこのフィールドの値に達すると、ランタイムが(replicaCountMax で指定された上限まで)自動的にスケーリングします。

runtime.terminationGracePeriodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 180

Pod の削除リクエストから実際に Pod が強制終了されるまでの時間(秒単位)。この期間中に preStop フックが実行され、動作中のすべてのプロセスが正常に終了します。

synchronizer

Synchronizer は、デプロイされた最新の API プロキシ バンドルによって Message Processor を最新の状態に維持します。これを行うため、Synchronizer は管理プレーンに対してポーリングを行い、検出した新しい契約をランタイム プレーンに送信します。デフォルトでは、Synchronizer は環境構成データを Cassandra に保存します。

詳細については、Synchronizer を構成するをご覧ください。

次の表に、synchronizer オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
synchronizer.annotations 導入バージョン: 1.5.0

デフォルト値: なし

(省略可)Pod にアノテーションを付けるために使用する Key-Value マップ。詳しくは、カスタム アノテーションをご覧ください。

synchronizer.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

synchronizer.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

synchronizer.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-synchronizer

このサービスの Docker イメージの場所。

synchronizer.livenessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 2

Kubernetes が検出する livenessProbe の失敗回数。この数に達すると、コンテナが再起動されます。最小値は 1 です。

synchronizer.livenessProbe.initialDelaySeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 0

コンテナが起動してから livenessProbe が開始されるまでの秒数。

synchronizer.livenessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

livenessProbe を実行する頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

synchronizer.livenessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

synchronizer.nodeSelector.key 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

synchronizer ランタイム サービス用の Kubernetes ノードのターゲティングに使用されるノードセレクタのラベルキー(任意指定)。

nodeSelector をご覧ください。

synchronizer.nodeSelector.value 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

(省略可)synchronizer ランタイム サービス用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベル値。

nodeSelector をご覧ください。

synchronizer.pollInterval 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 60

Synchronizer がポーリングを行う間隔。Synchronizer は Apigee コントロール プレーン サービスに対してポーリングを行います。新しいランタイム契約が検出されると、それを pull します。

synchronizer.readinessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 2

Kubernetes が検出する readinessProbe の失敗回数。この数に達すると、Pod が「準備未完了」とマークされます。最小値は 1 です。

synchronizer.readinessProbe.initialDelaySeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 0

コンテナが起動してから readinessProbe が開始されるまでの秒数。

synchronizer.readinessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

readinessProbe の実行頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

synchronizer.readinessProbe.successThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

失敗した readinessProbe が成功とみなされるために必要な最小の連続成功回数。最小値は 1 です。

synchronizer.readinessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

synchronizer.replicaCount 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 2

自動スケーリングのレプリカの数。

synchronizer.replicaCountMax 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 4

自動スケーリングのレプリカの最大数。

synchronizer.replicaCountMin 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: 1

自動スケーリングのレプリカの最小数。

synchronizer.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 100m

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

synchronizer.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1Gi

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要なメモリ(GB 単位)。

synchronizer.serviceAccountPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPathserviceAccountRef は、いずれか 1 つのみが必要です。

Apigee Synchronizer 管理者ロールを持つ Google サービス アカウント キーファイルへのパス。

synchronizer.serviceAccountRef 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPath または serviceAccountRef のいずれかが必要です。

synchronizer.targetCPUUtilizationPercentage 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 75

Pod 上の Synchronizer プロセスのターゲット CPU 使用率。CPU 使用率がこのフィールドの値に達すると、Synchronizer が(replicaCountMax で指定された上限まで)自動的にスケーリングします。

synchronizer.terminationGracePeriodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 30

Pod の削除リクエストから実際に Pod が強制終了されるまでの時間(秒単位)。この期間中に preStop フックが実行され、動作中のすべてのプロセスが正常に終了します。

udca

(Universal Data Collection Agent)ランタイム プレーンのデータ収集 Pod で実行されるサービスを定義します。このサービスは、アナリティクスとデプロイのステータスデータを抽出し、統合アナリティクス プラットフォーム(UAP)に送信します。

詳細については、分析とデプロイのステータス データの収集をご覧ください。

次の表に、udca オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
udca.annotations 導入バージョン: 1.5.0

デフォルト値: なし

(省略可)Pod にアノテーションを付けるために使用する Key-Value マップ。詳しくは、カスタム アノテーションをご覧ください。

udca.fluentd.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

udca.fluentd.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.8.9

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

udca.fluentd.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-stackdriver-logging-agent

このサービスの Docker イメージの場所。

udca.fluentd.resources.limits.memory 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 500Mi

Kubernetes コンテナ内のリソースのメモリ上限(MiB 単位)。

udca.fluentd.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 500m

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

udca.fluentd.resources.requests.memory 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 250Mi

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要なメモリ(MiB 単位)。

udca.image.pullPolicy 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: IfNotPresent

kubelet が Pod の Docker イメージを pull するタイミングを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • IfNotPresent: イメージがすでに存在する場合、新しいイメージは pull しません。
  • Always: イメージがすでに存在するかどうかにかかわらず、常にイメージを pull します。

詳細については、イメージの更新をご覧ください。

udca.image.tag 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1.3.6

このサービスの Docker イメージのバージョン ラベル。

udca.image.url 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: gcr.io/apigee-release/hybrid/apigee-udca

このサービスの Docker イメージの場所。

udca.jvmXms 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 256m

データ収集 Pod の JVM の初期メモリ量。

udca.jvmXmx 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 256m

データ収集 Pod の JVM の最大メモリ割り当て量。

udca.livenessProbe.failureThreshold 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 2

Kubernetes が検出する livenessProbe の失敗回数。この数に達すると、コンテナが再起動されます。最小値は 1 です。

udca.livenessProbe.initialDelaySeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 0

コンテナが起動してから livenessProbe が開始されるまでの秒数。

udca.livenessProbe.periodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 5

livenessProbe を実行する頻度を秒単位で指定します。最小値は 1 です。

udca.livenessProbe.timeoutSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

livenessProbe がタイムアウトするまでの秒数。最小値は 1 です。

udca.nodeSelector.key 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

udca ランタイム サービス専用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベルキー。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

udca.nodeSelector.value 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

必須

udca ランタイム サービス専用の Kubernetes ノードの選択に使用するノードセレクタのラベル値。

専用ノードプールの構成をご覧ください。

udca.pollingIntervalInSec 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

UDCA がポーリングを行う間隔(秒単位)。UDCA は、データ収集 Pod のファイル システム上にあるデータ ディレクトリをポーリングして、アップロードする新しいファイルを検出します。

udca.replicaCountMax 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 4

自動的に追加できる UDCA デプロイ用の Pod の最大数。UDCA は ReplicaSet として実装されているため、Pod はレプリカです。

udca.replicaCountMin 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 1

UDCA デプロイ用の Pod の最小数。UDCA は ReplicaSet として実装されているため、これらの Pod はレプリカです。

CPU 使用率が udca.targetCPUUtilizationPercentage を超えると、ハイブリッドによって Pod の数が(udca.replicaCountMax で指定された上限まで)徐々に増加します。

udca.resources.requests.cpu 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 250m

Kubernetes コンテナ内のリソースの通常のオペレーションに必要な CPU(ミリコア単位)。

udca.revision 導入バージョン: 1

デフォルト値: v1

カナリア デプロイを有効にするためにラベルに挿入される静的な値。

udca.serviceAccountPath 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPathserviceAccountRef は、いずれか 1 つのみが必要です。

Apigee Analytics エージェント ロールを持つ Google サービス アカウント キーファイルへのパス。

udca.serviceAccountRef 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPath または serviceAccountRef のいずれかが必要です。

udca.targetCPUUtilizationPercentage 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 75

ReplicaSet 内の Pod 数のスケーリングに使用する CPU 使用率のしきい値。使用可能な CPU リソースの総量に対する割合で指定します。現在の CPU 使用率は、データ収集 Pod(fluentd と UDCA の両方)内のすべてのコンテナの CPU 使用率を集計して計算されます。

CPU 使用率がこの値を超えると、ReplicaSet 内の Pod の数が徐々に(udca.replicaCountMax で指定された上限まで)増えます。

udca.terminationGracePeriodSeconds 導入バージョン: 1.0.0

デフォルト値: 600

Pod の削除リクエストから実際に Pod が強制終了されるまでの時間(秒単位)。この期間中に preStop フックが実行され、動作中のすべてのプロセスが正常に終了します。

virtualhosts

virtualhosts プロパティは必須の構成プロパティです。仮想ホストにより、Apigee ハイブリッドは指定された環境グループに対する API リクエストを処理できます。

詳細については、仮想ホストを構成するをご覧ください。

次の表に、virtualhosts オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
virtualhosts[].additionalGateways 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

トラフィックのルーティング先となる Istio ゲートウェイのリスト。

virtualhosts[].name 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

必須

仮想ホストの名前。

virtualhosts[].hostAliases[] 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

必須

Deprecated: ハイブリッド バージョン 1.4 以降では、ランタイム プレーンは管理プレーンからこの情報を受け取ります。環境と環境グループについてをご覧ください。

virtualhosts[].maxTLSProtocolVersion 導入バージョン: 1.3.0

デフォルト値: なし

Envoy で選択できる TLS プロトコルの最大バージョン。Envoy では、virtualhosts[].minTLSProtocolVersionvirtualhosts[].maxTLSProtocolVersion の間の最適な TLS プロトコル バージョンが自動的に使用されます。

値は数値の形式にする必要があります。次に例を示します。

virtualhosts:
  - name: default
    maxTLSProtocolVersion: "1.3"

この数値は、#.# という形式で TLS バージョン番号を表します。上記の例では、"1.3" は Istio TLS バージョン TLSV1_3 を表しています。

Istio ドキュメントの ServerTLSSettings.TLSProtocol もご覧ください。

virtualhosts[].minTLSProtocolVersion 導入バージョン: 1.3.0

デフォルト値: なし

Envoy で選択できる TLS プロトコルの最小バージョン。Envoy では、virtualhosts[].minTLSProtocolVersionvirtualhosts[].maxTLSProtocolVersion の間の最適な TLS プロトコル バージョンが自動的に使用されます。

値は数値の形式にする必要があります。次に例を示します。

virtualhosts:
  - name: default
    minTLSProtocolVersion: "1.2"

この数値は、#.# という形式で TLS バージョン番号を表します。上記の例では、1.2 は Istio TLS バージョン TLSV1_2 を表しています。

Istio ドキュメントの ServerTLSSettings.TLSProtocol もご覧ください。

virtualhosts[].selector 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: app: istio-ingressgateway

必須

異なる Ingress セレクタを参照する Key-Value セレクタ値のペア。

virtualhosts[].sslCertPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

sslCertPathsslKeyPath を設定するか、sslSecret を設定する必要があります。

システム上の TLS 証明書ファイルへのパス。

virtualhosts[].sslKeyPath 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

sslCertPathsslKeyPath を設定するか、sslSecret を設定する必要があります。

TLS 秘密鍵ファイルへのシステム上のパス。

virtualhosts[].sslSecret 導入バージョン: 1.2.0

デフォルト値: なし

sslCertPathsslKeyPath を設定するか、sslSecret を設定する必要があります

TLS 証明書と秘密鍵を含む、Kubernetes Secret に格納されているファイルの名前。TLS 証明書と鍵データを入力として使用し、この Secret を作成する必要があります。

関連項目:

watcher

watcher プロパティは必須の構成プロパティです。ウォッチャーは、構成の変更を監視し、アプリケーションをランタイム プレーンにトリガーするプロセスです。

次の表に、watcher オブジェクトのプロパティを示します。

プロパティ 説明
watcher.annotations 導入バージョン: 1.5.0

デフォルト値: なし

(省略可)Pod にアノテーションを付けるために使用する Key-Value マップ。詳しくは、カスタム アノテーションをご覧ください。

watcher.replicaCountMax 導入バージョン: 1.3.0

デフォルト値: 1

ウォッチャー レプリカの最大数。競合を避けるため、1 のままにしてください。

watcher.replicaCountMin 導入バージョン: 1.3.0

デフォルト値: 1

watcher レプリカの最小数。

watcher.serviceAccountPath 導入バージョン: 1.3.0

デフォルト値: なし

必須

Apigee ランタイム エージェント ロールを持つ Google サービス アカウント キーファイルへのパス。

watcher.serviceAccountRef 導入バージョン: 1.3.0

デフォルト値: なし

serviceAccountPath または serviceAccountRef が必要です。