API プロキシの転送プロキシを構成する

転送プロキシによって、複数のマシンから外部サーバーにリクエストを送信するための単一の通過ポイントが提供されます。フォワード プロキシでは、リクエストをビジネスルールに準拠させるために、セキュリティ ポリシーの適用や、リクエストのロギングと分析などの処理を行うことができます。Apigee ハイブリッドでは、API プロキシと外部の TargetEndpoint(バックエンド ターゲット サーバー)の中間にあるフォワード プロキシを構成できます。

ハイブリッドと TargetEndpoint の間で HTTP フォワード プロキシを使用するには、オーバーライド ファイルで送信プロキシ設定を構成する必要があります。これらの環境スコープのプロパティにより、ターゲット リクエストはハイブリッドから HTTP フォワード プロキシにルーティングされます。 また、HTTP 転送プロキシを経由したい TargetEndpoint に対して use.proxy が「true」に設定されていることも確認する必要があります。手順については、ページの下部をご覧ください。

フォワード プロキシ用のハイブリッド環境を構成するには、envs.httpProxy プロパティをオーバーライド ファイルに追加してクラスタに適用します。次に例を示します。

envs:
  - name: test
    httpProxy:
      scheme: HTTP
      host: 10.12.0.47
      port: 3128
      ...

envs.httpProxy 構成プロパティの詳細については、構成プロパティ リファレンスをご覧ください。

フォワード プロキシは 1 つの環境向けに構成されます。つまり、その環境の API プロキシからバックエンド ターゲットに送信されるすべてのトラフィックは、指定された HTTP フォワード プロキシを通過します。API プロキシの特定のターゲットへのトラフィックを、フォワード プロキシを経由せずに、直接バックエンド ターゲットに送る場合は、TargetEndpoint で次のプロパティを設定して HTTP フォワード プロキシをオーバーライドする必要があります。

<Property name="use.proxy">false</Property>

ターゲット エンドポイントへの接続の構成方法など、TargetEndpoint プロパティの設定の詳細については、Endpoint プロパティのリファレンスをご覧ください。

HTTP フォワード プロキシを経由する TargetEndpoint の use.proxy を「true」に設定します。

<Property name="use.proxy">true</Property>