ステップ 3: ASM をインストールする

ASM をインストールする

Apigee ハイブリッドは、Anthos Service Mesh(ASM)に付属の Istio ディストリビューションを使用します。クラスタに ASM をインストールする手順は次のとおりです。

サポートされている ASM のバージョン

  • 新しいハイブリッド バージョン 1.4.4 をインストールする場合は、ASM バージョン 1.7.x をインストールします。
  • 以前のバージョンのハイブリッドからアップグレードする場合は、ASM バージョン 1.6.x をインストールします。

ASM の設定と構成手順を行う

ASM のインストールを完了するには、まず、ASM ドキュメントに記載されている ASM 固有の設定と構成を行う必要があります。その後、ここに戻ってハイブリッド固有の構成を完了してから、構成をクラスタに適用する必要があります。

ASM をインストールして構成する手順は、プラットフォームによって異なります。ご使用のプラットフォームを選択して手順を確認してください。

GKE

  1. 次の手順で ASM の設定と構成を行います。
    • Apigee ハイブリッドの新規インストールの場合は、ASM バージョン 1.7.x をインストールします。新規インストールに進みます。
    • 以前のバージョンのハイブリッドからアップグレードする場合は、ASM 1.6.x を使用してください。インストールと移行の概要に進みます。
  2. ASM の設定と構成が完了したら、次のセクションに進み、ハイブリッド構成と ASM のインストールを完了します。

ハイブリッドの最終構成を行って ASM をインストールする

最後に、ハイブリッド固有の構成を istio-operator.yaml ファイルに追加して ASM をインストールします。

  1. ASM インストールのルート ディレクトリにいることを確認します。例: 1.7.3-asm.6
  2. エディタで istio-operator.yaml ファイルを開きます。
    • ASM 1.7.x の場合: ./asm/istio/istio-operator.yaml
    • ASM 1.6.x の場合: ./asm/cluster/istio-operator.yaml
  3. istio-operator.yaml ファイルの meshConfig: セクションの下と values: のすぐ上に spec:components スタンザを追加または更新します。reserved_static_ip は、ランタイム Ingress ゲートウェイで使用可能な IP アドレスです。予約された静的 IP アドレスがない場合、このクイックスタートでは LoadBalancerIP プロパティを省略できます。

    コピーするテキスト

      components:
        ingressGateways:
        - name: istio-ingressgateway
          enabled: true
          k8s:
            service:
              type: LoadBalancer
              loadBalancerIP: static_ip # If you do not have a reserved static IP, leave this out.
              ports:
              - name: status-port
                port: 15021 # for ASM 1.7.x and above, else 15020
                targetPort: 15021 # for ASM 1.7.x and above, else 15020
              - name: http2
                port: 80
                targetPort: 8080
              - name: https
                port: 443
                targetPort: 8443
    

    配置例

    読みやすくするために挿入された改行

    apiVersion: install.istio.io/v1alpha1
    kind: IstioOperator
    metadata:
      clusterName: "hybrid-example/us-central1/example-cluster" # {"$ref":"#/definitions/io.k8s.cli.substitutions.cluster-name"}
    spec:
      profile: asm
      hub: gcr.io/gke-release/asm # {"$ref":"#/definitions/io.k8s.cli.setters.anthos.servicemesh.hub"}
      tag: 1.5.7-asm.0 # {"$ref":"#/definitions/io.k8s.cli.setters.anthos.servicemesh.tag"}
      meshConfig:
        defaultConfig:
          proxyMetadata:
            GCP_METADATA: "hybrid-example|123456789123|example-cluster|us-central1" #
              {"$ref":"#/definitions/io.k8s.cli.substitutions.gke-metadata"}
    
      components:
        pilot:
          k8s:
            hpaSpec:
              maxReplicas: 2
        ingressGateways:
        - name: istio-ingressgateway
          enabled: true
          k8s:
            service:
              type: LoadBalancer
              loadBalancerIP: 123.234.56.78
              ports:
              - name: status-port
                port: 15021 # for ASM 1.7.x and above, else 15020
                targetPort: 15021 # for ASM 1.7.x and above, else 15020
              - name: http2
                port: 80
                targetPort: 8080
              - name: https
                port: 443
                targetPort: 8443
            hpaSpec:
              maxReplicas: 2
      values:
        .
        .
        .
  4. 前に使用した ASM ドキュメントに戻り、ASM のインストールを完了します(istio-operator.yaml ファイルをクラスタにインストールまたは適用します)。ASM 1.6 を使用していて、選択肢がある場合は、[PERMISSIVE mTLS] を選択します。

GKE On-Prem

ASM を設定してダウンロードする

ASM ドキュメントを使用して環境を設定し、ASM をダウンロードします。

  1. 開始する前に、以下の手順をよくお読みください。ASM ドキュメントにある手順をいくつか行ってから、この説明に戻り、インストールを完了してください。
  2. オンプレミスへの Anthos Service Mesh のインストールに進み、istio-system Namespace を作成するまでの ASM の手順をすべて行います。それから次のセクション、マニフェストを適用するに進みます。

マニフェストを適用する

ASM インストール ファイルをダウンロードして解凍したら、次の手順に進みます。

  1. ダウンロードして解凍した Istio ディレクトリ内にいることを確認します。例: 1.7.3-asm.6
  2. 次のコマンドを実行します。ここで、your_static_ip は istio Ingress コンポーネントで使用できる静的 IP アドレスです。静的 IP アドレスを予約していない場合は、--set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP 行を省略します。
    ./bin/istioctl install --set profile=asm-multicloud \
     --set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP=your_static_IP
  3. 最後に、ASM ドキュメントに戻り、コントロール プレーン コンポーネントを確認するの手順を踏み、インストールの検証を行います。

ASM インストールのカスタマイズ

先ほど行った ASM のインストールは最小限のインストールですが、基本的なユースケースについて Apigee ハイブリッドをテストして使用するには十分です。ロードバランサのポート番号の追加、削除、変更などの高度なユースケースについては、オプション機能の有効化をご覧ください。

まとめ

これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。

AKS

ASM を設定してダウンロードする

ASM ドキュメントを使用して環境を設定し、ASM をダウンロードします。

  1. 開始する前に、以下の手順をよくお読みください。ASM ドキュメントにある手順をいくつか行ってから、この説明に戻り、インストールを完了してください。
  2. 接続されたクラスタに Anthos Service Mesh をインストールするに進み、istio-system Namespace を作成するまでの ASM の手順をすべて行います。その後、マニフェストを適用するに進みます。

マニフェストを適用する

ASM インストール ファイルをダウンロードして解凍したら、次の手順に進みます。

  1. ダウンロードして解凍した Istio ディレクトリ内にいることを確認します。例: 1.7.3-asm.6
  2. 次のコマンドを実行します。ここで、your_static_ip は istio Ingress コンポーネントで使用できる静的 IP アドレスです。静的 IP アドレスを予約していない場合は、--set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP 行を省略します。
    ./bin/istioctl install --set profile=asm-multicloud \
     --set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP=your_static_IP
  3. 最後に、ASM ドキュメントに戻り、コントロール プレーン コンポーネントを確認するの手順を踏み、インストールの検証を行います。

ASM インストールのカスタマイズ

先ほど行った ASM のインストールは最小限のインストールですが、基本的なユースケースについて Apigee ハイブリッドをテストして使用するには十分です。ロードバランサのポート番号の追加、削除、変更などの高度なユースケースについては、オプション機能の有効化をご覧ください。

まとめ

これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。

GKE on AWS

ASM を設定してダウンロードする

ASM ドキュメントを使用して環境を設定し、ASM をダウンロードします。

  1. 開始する前に、以下の手順をよくお読みください。ASM ドキュメントにある手順をいくつか行ってから、この説明に戻り、インストールを完了してください。
  2. GKE on AWS への Anthos Service Mesh のインストールに進み、インストール ファイルをダウンロードするまでの ASM の手順を行います。その後、次のセクション、マニフェストを適用するに進みます。

マニフェストを適用する

ASM インストール ファイルをダウンロードして解凍したら、次の手順に進みます。

  1. ダウンロードして解凍した Istio ディレクトリ内にいることを確認します。例: 1.7.3-asm.6
  2. 次のコマンドを実行します。ここで、your_static_ip は istio Ingress コンポーネントで使用できる静的 IP アドレスです。静的 IP アドレスを予約していない場合は、--set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP 行を省略します。
    ./bin/istioctl install --set profile=asm-multicloud \
     --set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP=your_static_IP
  3. 最後に、ASM ドキュメントに戻り、コントロール プレーン コンポーネントを確認するの手順を踏み、インストールの検証を行います。

ASM インストールのカスタマイズ

先ほど行った ASM のインストールは最小限のインストールですが、基本的なユースケースについて Apigee ハイブリッドをテストして使用するには十分です。ロードバランサのポート番号の追加、削除、変更などの高度なユースケースについては、オプション機能の有効化をご覧ください。

まとめ

これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。

EKS

ASM を設定してダウンロードする

ASM ドキュメントを使用して環境を設定し、ASM をダウンロードします。

  1. 開始する前に、以下の手順をよくお読みください。ASM ドキュメントにある手順をいくつか行ってから、この説明に戻り、インストールを完了してください。
  2. 接続されたクラスタに Anthos Service Mesh をインストールするに進み、istio-system Namespace を作成するまでの ASM の手順をすべて行います。その後、マニフェストを適用するに進みます。

マニフェストを適用する

ASM インストール ファイルをダウンロードして解凍したら、次の手順に進みます。

  1. ダウンロードして解凍した Istio ディレクトリ内にいることを確認します。例: 1.7.3-asm.6
  2. 次のコマンドを実行します。ここで、your_static_ip は istio Ingress コンポーネントで使用できる静的 IP アドレスです。静的 IP アドレスを予約していない場合は、--set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP 行を省略します。
    ./bin/istioctl install --set profile=asm-multicloud \
     --set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP=your_static_IP
  3. 最後に、ASM ドキュメントに戻り、コントロール プレーン コンポーネントを確認するの手順を踏み、インストールの検証を行います。

ASM インストールのカスタマイズ

先ほど行った ASM のインストールは最小限のインストールですが、基本的なユースケースについて Apigee ハイブリッドをテストして使用するには十分です。ロードバランサのポート番号の追加、削除、変更などの高度なユースケースについては、オプション機能の有効化をご覧ください。

まとめ

これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。

まとめ

これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。

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