ASM をインストールする
Apigee ハイブリッドは、Anthos Service Mesh(ASM)に付属の Istio ディストリビューションを使用します。クラスタに ASM をインストールする手順は次のとおりです。
サポートされている ASM のバージョン
- 新しいハイブリッド バージョン 1.4.4 をインストールする場合は、ASM バージョン 1.7.x をインストールします。
- 以前のバージョンのハイブリッドからアップグレードする場合は、ASM バージョン 1.6.x をインストールします。
ASM の設定と構成手順を行う
ASM のインストールを完了するには、まず、ASM ドキュメントに記載されている ASM 固有の設定と構成を行う必要があります。その後、ここに戻ってハイブリッド固有の構成を完了してから、構成をクラスタに適用する必要があります。
ASM をインストールして構成する手順は、プラットフォームによって異なります。ご使用のプラットフォームを選択して手順を確認してください。
GKE
- 次の手順で ASM の設定と構成を行います。
- Apigee ハイブリッドの新規インストールの場合は、ASM バージョン 1.7.x をインストールします。新規インストールに進みます。
- 以前のバージョンのハイブリッドからアップグレードする場合は、ASM 1.6.x を使用してください。インストールと移行の概要に進みます。
ASM の設定と構成が完了したら、次のセクションに進み、ハイブリッド構成と ASM のインストールを完了します。
ハイブリッドの最終構成を行って ASM をインストールする
最後に、ハイブリッド固有の構成を istio-operator.yaml
ファイルに追加して ASM をインストールします。
-
ASM インストールのルート ディレクトリにいることを確認します。例:
1.7.3-asm.6
- エディタで
istio-operator.yaml
ファイルを開きます。- ASM 1.7.x の場合:
./asm/istio/istio-operator.yaml
- ASM 1.6.x の場合:
./asm/cluster/istio-operator.yaml
- ASM 1.7.x の場合:
istio-operator.yaml
ファイルのmeshConfig:
セクションの下とvalues:
のすぐ上にspec:components
スタンザを追加または更新します。reserved_static_ip は、ランタイム Ingress ゲートウェイで使用可能な IP アドレスです。予約された静的 IP アドレスがない場合、このクイックスタートではLoadBalancerIP
プロパティを省略できます。コピーするテキスト
components: ingressGateways: - name: istio-ingressgateway enabled: true k8s: service: type: LoadBalancer loadBalancerIP: static_ip # If you do not have a reserved static IP, leave this out. ports: - name: status-port port: 15021 # for ASM 1.7.x and above, else 15020 targetPort: 15021 # for ASM 1.7.x and above, else 15020 - name: http2 port: 80 targetPort: 8080 - name: https port: 443 targetPort: 8443
配置例
読みやすくするために挿入された改行
apiVersion: install.istio.io/v1alpha1 kind: IstioOperator metadata: clusterName: "hybrid-example/us-central1/example-cluster" # {"$ref":"#/definitions/io.k8s.cli.substitutions.cluster-name"} spec: profile: asm hub: gcr.io/gke-release/asm # {"$ref":"#/definitions/io.k8s.cli.setters.anthos.servicemesh.hub"} tag: 1.5.7-asm.0 # {"$ref":"#/definitions/io.k8s.cli.setters.anthos.servicemesh.tag"} meshConfig: defaultConfig: proxyMetadata: GCP_METADATA: "hybrid-example|123456789123|example-cluster|us-central1" # {"$ref":"#/definitions/io.k8s.cli.substitutions.gke-metadata"} components: pilot: k8s: hpaSpec: maxReplicas: 2 ingressGateways: - name: istio-ingressgateway enabled: true k8s: service: type: LoadBalancer loadBalancerIP: 123.234.56.78 ports: - name: status-port port: 15021 # for ASM 1.7.x and above, else 15020 targetPort: 15021 # for ASM 1.7.x and above, else 15020 - name: http2 port: 80 targetPort: 8080 - name: https port: 443 targetPort: 8443 hpaSpec: maxReplicas: 2 values: . . .
- 前に使用した ASM ドキュメントに戻り、ASM のインストールを完了します(
istio-operator.yaml
ファイルをクラスタにインストールまたは適用します)。ASM 1.6 を使用していて、選択肢がある場合は、[PERMISSIVE mTLS] を選択します。
GKE On-Prem
ASM を設定してダウンロードする
ASM ドキュメントを使用して環境を設定し、ASM をダウンロードします。
- 開始する前に、以下の手順をよくお読みください。ASM ドキュメントにある手順をいくつか行ってから、この説明に戻り、インストールを完了してください。
- オンプレミスへの Anthos Service Mesh のインストールに進み、
istio-system
Namespace を作成するまでの ASM の手順をすべて行います。それから次のセクション、マニフェストを適用するに進みます。
マニフェストを適用する
ASM インストール ファイルをダウンロードして解凍したら、次の手順に進みます。
- ダウンロードして解凍した Istio ディレクトリ内にいることを確認します。例:
1.7.3-asm.6
- 次のコマンドを実行します。ここで、your_static_ip は istio Ingress コンポーネントで使用できる静的 IP アドレスです。静的 IP アドレスを予約していない場合は、
--set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP
行を省略します。./bin/istioctl install --set profile=asm-multicloud \ --set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP=your_static_IP
- 最後に、ASM ドキュメントに戻り、コントロール プレーン コンポーネントを確認するの手順を踏み、インストールの検証を行います。
ASM インストールのカスタマイズ
先ほど行った ASM のインストールは最小限のインストールですが、基本的なユースケースについて Apigee ハイブリッドをテストして使用するには十分です。ロードバランサのポート番号の追加、削除、変更などの高度なユースケースについては、オプション機能の有効化をご覧ください。
まとめ
これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。
AKS
ASM を設定してダウンロードする
ASM ドキュメントを使用して環境を設定し、ASM をダウンロードします。
- 開始する前に、以下の手順をよくお読みください。ASM ドキュメントにある手順をいくつか行ってから、この説明に戻り、インストールを完了してください。
- 接続されたクラスタに Anthos Service Mesh をインストールするに進み、
istio-system
Namespace を作成するまでの ASM の手順をすべて行います。その後、マニフェストを適用するに進みます。
マニフェストを適用する
ASM インストール ファイルをダウンロードして解凍したら、次の手順に進みます。
- ダウンロードして解凍した Istio ディレクトリ内にいることを確認します。例:
1.7.3-asm.6
- 次のコマンドを実行します。ここで、your_static_ip は istio Ingress コンポーネントで使用できる静的 IP アドレスです。静的 IP アドレスを予約していない場合は、
--set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP
行を省略します。./bin/istioctl install --set profile=asm-multicloud \ --set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP=your_static_IP
- 最後に、ASM ドキュメントに戻り、コントロール プレーン コンポーネントを確認するの手順を踏み、インストールの検証を行います。
ASM インストールのカスタマイズ
先ほど行った ASM のインストールは最小限のインストールですが、基本的なユースケースについて Apigee ハイブリッドをテストして使用するには十分です。ロードバランサのポート番号の追加、削除、変更などの高度なユースケースについては、オプション機能の有効化をご覧ください。
まとめ
これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。
GKE on AWS
ASM を設定してダウンロードする
ASM ドキュメントを使用して環境を設定し、ASM をダウンロードします。
- 開始する前に、以下の手順をよくお読みください。ASM ドキュメントにある手順をいくつか行ってから、この説明に戻り、インストールを完了してください。
- GKE on AWS への Anthos Service Mesh のインストールに進み、インストール ファイルをダウンロードするまでの ASM の手順を行います。その後、次のセクション、マニフェストを適用するに進みます。
マニフェストを適用する
ASM インストール ファイルをダウンロードして解凍したら、次の手順に進みます。
- ダウンロードして解凍した Istio ディレクトリ内にいることを確認します。例:
1.7.3-asm.6
- 次のコマンドを実行します。ここで、your_static_ip は istio Ingress コンポーネントで使用できる静的 IP アドレスです。静的 IP アドレスを予約していない場合は、
--set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP
行を省略します。./bin/istioctl install --set profile=asm-multicloud \ --set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP=your_static_IP
- 最後に、ASM ドキュメントに戻り、コントロール プレーン コンポーネントを確認するの手順を踏み、インストールの検証を行います。
ASM インストールのカスタマイズ
先ほど行った ASM のインストールは最小限のインストールですが、基本的なユースケースについて Apigee ハイブリッドをテストして使用するには十分です。ロードバランサのポート番号の追加、削除、変更などの高度なユースケースについては、オプション機能の有効化をご覧ください。
まとめ
これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。
EKS
ASM を設定してダウンロードする
ASM ドキュメントを使用して環境を設定し、ASM をダウンロードします。
- 開始する前に、以下の手順をよくお読みください。ASM ドキュメントにある手順をいくつか行ってから、この説明に戻り、インストールを完了してください。
- 接続されたクラスタに Anthos Service Mesh をインストールするに進み、
istio-system
Namespace を作成するまでの ASM の手順をすべて行います。その後、マニフェストを適用するに進みます。
マニフェストを適用する
ASM インストール ファイルをダウンロードして解凍したら、次の手順に進みます。
- ダウンロードして解凍した Istio ディレクトリ内にいることを確認します。例:
1.7.3-asm.6
- 次のコマンドを実行します。ここで、your_static_ip は istio Ingress コンポーネントで使用できる静的 IP アドレスです。静的 IP アドレスを予約していない場合は、
--set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP
行を省略します。./bin/istioctl install --set profile=asm-multicloud \ --set values.gateways.istio-ingressgateway.loadBalancerIP=your_static_IP
- 最後に、ASM ドキュメントに戻り、コントロール プレーン コンポーネントを確認するの手順を踏み、インストールの検証を行います。
ASM インストールのカスタマイズ
先ほど行った ASM のインストールは最小限のインストールですが、基本的なユースケースについて Apigee ハイブリッドをテストして使用するには十分です。ロードバランサのポート番号の追加、削除、変更などの高度なユースケースについては、オプション機能の有効化をご覧ください。
まとめ
これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。
まとめ
これで、cert-manager と ASM がインストールされ、お使いのローカルマシンに Apigee ハイブリッド コマンドライン ツールをインストールする準備ができました。
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