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Analytics ダッシュボードでは、API エコシステムの変化を一目で確認できます。時間の経過に伴う変化を把握し、迅速に問題を特定して正しい処置を実行することができます。
API Analytics の概要、対象ユーザー、用途については、API Analytics の概要をご覧ください。
Analytics ダッシュボードの概要については、こちらの動画もご覧ください。
ダッシュボードで把握できる内容
Analytics ダッシュボードは、API トラフィックで急激な増減が発生していないか、最も成功しているアプリ デベロッパーは誰か、デベロッパーの API 導入率はどの程度か、最もよく使用されている API メソッドはどれか、といった疑問の答えを得られるように設計されています。
ダッシュボードを使うと、データが API を通過するときに Apigee がバックグラウンドで収集したデータをすぐに活用できます。グラフやチャートで異常値や突然の変化などに気が付いた場合には、必要なレベルまで詳しく調べて状態を把握することができます。特定のデベロッパーのもとで多数のエラーや急激なトラフィックの減少が発生している場合は、そのデベロッパーに積極的に連絡できます。このように、ダッシュボードから、API に関する実用的な分析情報を得ることができます。
データを受信する際の遅延時間について
ダッシュボードはカスタマイズできますか？
はい。多くのダッシュボードでは、分析対象の指標、期間、データ集計間隔などの変数を選択できます。組み込みダッシュボードがニーズに適していない場合は、カスタム レポートを作成できます。カスタム レポートとは、分析ディメンションと分析対象の指標を選択して作成されたダッシュボードのことです。カスタム レポートでは、必要な粒度に達するまで、API 分析データをドリルダウンできます。
ダッシュボードで特によく使われる機能
ダッシュボードでよく使われる機能には、時間範囲の設定、クリック アンド ドラッグによるグラフのズーム、グラフやその他の領域にマウスカーソルを合わせたときの詳細情報の表示、グラフに表示するデータを選択するためのセレクタなどがあります。1 つのダッシュボードの使い方を理解すれば、その他のダッシュボードも容易に操作できるようになります。
次の図は、共通する機能エリアを示しています。
![[Proxy Performance] というラベルのダッシュボードで、環境の選択、時間範囲の設定、データのエクスポートの機能が示されています。マウスカーソルをデータに合わせると情報が表示され、データの更新も行えます。](https://cloud.google.com/static/apigee/docs/api-platform/images/api-traffic-annotated_png.png?authuser=00&hl=ja)
- 環境またはホストの名前 - 組織内の環境またはホストの名前を選択します。
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時間範囲の設定 - ダッシュボードに表示されるデータの時間範囲を設定します。
- ズームイン - グラフデータを拡大するには、グラフ内の領域をクリックしてドラッグします。ドラッグし終わると、選択した領域にグラフがズームインします。
- データをファイルにエクスポートする - グラフのデータセットを含む単一の CSV ファイルがダウンロードされます。
- グラフにマウスカーソルを合わせる - グラフ上の任意のポイントにマウスカーソルを合わせると、そのポイントのデータに関する詳細なコンテキストが表示されます。
散布性ボックス プロットの解釈
以下のカスタム レポートのように、分析レポートで最小値と最大値だけでなく平均値も示されている場合は、散布性ボックス プロットも表示されます。
散布性ボックス プロットでは、データの中心的傾向と散布性を一目で確認できます。散布性ボックス プロットには、平均化された分析データを示すうえで重要な 5 つの数値が表示されます。
この例では、
- ボックス（箱）の中の領域は、トラフィックの中で特に標準的な平均ターゲット レスポンス時間を示します（正確にはトラフィックの 50%）。
- 箱の左側から延びる線は、トラフィックの 25% での平均ターゲット レスポンス時間を示します。
- 箱の右側から延びる線は、トラフィックの残りの 25% での平均ターゲット レスポンス時間を示します。これらの線（「ひげ」）が長くなるほど、外れ値が大きくなります。