費用の最適化: Cloud Operations

Last reviewed 2023-06-15 UTC

Google Cloud アーキテクチャ フレームワークのこのドキュメントでは、Google Cloud リソースのモニタリングと管理にかかる費用を最適化するための推奨事項について説明します。

このセクションのガイダンスは、クラウド内にある組織リソースの使用量と費用をモニタリングおよび制御する役割を持つクラウド ユーザーを対象としています。

Google Cloud Observability は、Google Cloud ワークロードのパフォーマンスのモニタリング、トラブルシューティング、改善に使用できるマネージド サービスをまとめたものです。このようなサービスには、Cloud Monitoring、Cloud Logging、Error Reporting、Cloud Trace、Cloud Profiler などがあります。Google Cloud のマネージド サービスの利点の一つは、サービスが従量制であるということです。お客様は、使用したサービスとデータ量に対してのみ料金を支払います。データ量には毎月の無料割り当てがあり、Google Cloud 指標と監査ログには無制限にアクセスできます。

Cloud Logging

Logging オペレーションの費用を最適化するための推奨事項は次のとおりです。

Cloud Monitoring

Monitoring オペレーションの費用を最適化するための推奨事項は次のとおりです。

  • ラベルの数を制限して、指標とラベルの使用を最適化する。カーディナリティの高いラベルは避ける。たとえば、IP アドレスをラベルとして使用すると、各 IP アドレスに対して独自のラベル群が作成され、VM の数が多いと大量のラベルが生成されます。
  • 重要度の低い環境では特に、アプリケーションが必要としない詳細な指標の量を減らすか、モニタリング エージェントを削除する。
  • アプリケーションから送信されるカスタム指標の数を減らして、取り込み量を最小限に抑える。

Cloud Trace

Trace オペレーションの費用を最適化するための推奨事項は次のとおりです。

  • Trace を OpenCensus トレース用のエクスポート先として使用する場合は、OpenCensus のサンプリング機能を使用して、取り込まれるトレースの数を減らす。
  • Trace の使用に制限を設け、割り当てを使用して費用を制御する。Google Cloud コンソールの API 固有の割り当てページでスパン割り当てを適用できます。

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