Compute Engine 上の Microsoft ソフトウェア


Compute Engine で Windows アプリケーションを実行すると、信頼性の高いストレージ オプション、高速な Google ネットワーク自動スケーリングなど、仮想マシン インスタンスで利用できるさまざまな利点を活用できます。

Compute Engine には、Windows アプリケーションやサービスをクラウドに移行するために次のようなツールが用意されています。

まずは、Windows クイックスタートWindows Server インスタンスの作成SQL Server がプリインストールされたインスタンスの作成をご覧ください。

Microsoft ソフトウェアのライセンスについては、Microsoft ライセンスをご覧ください。

Windows クイックスタート

Compute Engine を使うのが初めての場合は、Windows クイックスタートをご覧ください。Cloud Console を使用して Windows 仮想マシンを作成する方法を解説しています。Windows Server オペレーティング システムを含むインスタンスを作成し、Windows PowerShell を使用してインターネット インフォメーション サービス(IIS)をインストールして、単純なウェブページをホスティングします。

Windows クイックスタート

Windows Server

Windows Server は Microsoft が提供しているサーバー用オペレーティング システムです。Windows Server イメージを使用してインスタンスを作成すれば、Windows 専用のアプリケーションを実行できます。Compute Engine には、次の複数のバージョンの Windows Server が用意されています。

Windows Server に SQL Server がプリインストールされた VM インスタンスが必要な場合は、Compute Engine が必要に応じて SQL Server イメージを提供します。

Windows Server イメージの料金

Windows Server インスタンスを作成する場合、Windows Server ライセンスを使用するための支払いは秒単位で行います。ライセンスの費用はインスタンスのマシンタイプで使用されている vCPU の数によって異なります。

Windows Server イメージは追加料金が発生するプレミアム リソースです。Windows Server イメージの料金について詳しくは、Windows Server の料金体系をご覧ください。

Windows クライアント

単一テナントノードでお客様所有ライセンスを使用して、イメージを仮想ディスクとしてインポートし、既存の Windows クライアント ライセンスを Compute Engine に移行します。Windows Server のライセンスを移行する場合と同様に、ライセンスとコンプライアンスの管理を継続して行う必要があります。Windows クライアントのサポートの詳細については、Windows クライアントをご覧ください。

SQL Server

Microsoft SQL Server は Windows Server で動作するデータベース システムです。Compute Engine では、SQL Server をアプリケーションのバックエンドの一部として、あるいは柔軟な開発、テスト環境として使用できるほか、バックアップや障害復旧のためにオンプレミス環境に追加することもできます。

Compute Engine には、Microsoft SQL Server が Windows Server にプリインストールされたイメージが用意されています。これらの SQL Server イメージを使用する場合、Windows Server と SQL Server の両方のライセンスが Compute Engine によって管理され、毎月の請求書にそれらの費用が含まれます。SQL Server を含むインスタンスを作成すると、必要に応じて大規模なマルチノード構成に拡張できます。

Compute Engine は、保存時の自動冗長化機能と自動暗号化機能を備えた耐久性の高い永続ディスクにデータを保存します。これらの永続ディスクを使用して SQL Server のデータを保存すれば、データの耐久性やセキュリティについて心配する必要がなくなります。パフォーマンスを強化するには、インスタンスをローカル SSD に接続してキャッシュとして使用すれば、SQL Server クエリの IOPS とパフォーマンスを向上させることができます。

SQL Server を実行する Compute Engine VM インスタンスは、次の方法で作成できます。

SQL Server がプリインストールされている使用可能なイメージの完全なリストについては、オペレーティング システム別の機能サポートをご覧ください。

SQL Server イメージの料金

SQL Server を含むインスタンスを作成する場合、Compute Engine インスタンス リソースと Windows Server ライセンスに加え、SQL Server ライセンスに対して秒単位で支払います。SQL Server インスタンスの費用には次の項目が含まれます。

SQL Server がプリインストールされた Windows Server イメージの料金について詳しくは、SQL Server の料金体系のページをご覧ください。

SQL Server イメージのマシンタイプ要件

SQL Server Standard

SQL Server Standard はすべてのマシンタイプのインスタンスで実行できます。ただし、共有コア マシンタイプの場合は最適に実行されません。Google では、SQL Server Standard を実行するときは少なくとも 1 つの vCPU を持つインスタンスを使用することをおすすめしています。

SQL Server Enterprise

SQL Server Enterprise を実行するインスタンスには、少なくとも 4 つの vCPU が必要となります。最適なパフォーマンスを実現するため、メモリ容量が大きいインスタンスでは SQL Server Enterprise を実行することをおすすめします。ワークロードに応じて、8 つ以上の vCPU を持つハイメモリ マシンタイプを使用してください。このようなマシンタイプを使用することにより、Compute Engine で使用可能な vCPU あたりのメモリ比率を最大限に増やし、SQL Server Enterprise インスタンス向けに最適化できます。

また、Compute Engine で SQL Server Enterprise を使用して SQL Server の可用性グループを作成することもできます。

デフォルトのコンポーネント

SQL Server イメージにはいくつかのコンポーネントがデフォルトで組み込まれています。デフォルトのコンポーネントは選択した SQL Server のエディションによって異なります。

SQL Server の各エディション(Enterprise、Standard、Web):

  • SQL Server
    • データベース エンジン
    • レプリケーション
    • 全文検索
  • 分析サービス
  • レポート サービス
  • データ品質サービス
  • 統合サービス
  • マスターデータ サービス
  • ツール
    • SQL Server Management Studio(2012、2014 のみ)
    • SQL Server 構成マネージャー
    • Business Intelligence Development Studio
    • SQL Server セットアップ
    • クライアント ツール接続
    • クライアント ツール SDK
    • SQL クライアント接続 SDK
    • データ層アプリケーション
    • バックアップと復元
    • アタッチとデタッチ
  • SQL Server オンライン ブック

SQL Server Express エディション:

  • SQL Server
    • データベース エンジン
    • レプリケーション
    • 全文検索
  • レポート サービス

コンポーネントを追加または削除する場合は、SQL Server インストールへの機能の追加のページをご覧ください。 SQL Server イメージには常にセットアップ実行可能ファイル(C:\sql_server_install\setup.exe)が含まれます。

Shielded VM イメージでの BitLocker の使用

Shielded VM イメージの一部である Windows ブートディスクに対して BitLocker を有効にできます。Shielded VM イメージは、UEFI 準拠のファームウェア、セキュアブート、vTPM で保護されたメジャード ブート、整合性モニタリングなどのセキュリティ機能を提供します。vTPM と整合性モニタリングはデフォルトで有効になっています。可能であれば、セキュアブートも有効にすることをおすすめします。

Shielded VM イメージの一部である Windows ブートディスクに対して BitLocker を有効にした場合は、復旧キーを安全な場所に保存することを強くおすすめします。これは、復旧キーがなくなるとデータを復旧できなくなるからです。

Shielded VM イメージの一部である Windows ブートディスクで BitLocker を有効にする前に、以下について考慮してください。

  • Shielded VM ブートディスクでは、BitLocker は vTPM を使用して暗号鍵を保存します。vTPM は作成元の VM に永続的に関連付けられます。つまり、Shielded VM ブートディスクのスナップショットを別の永続ディスクに復元できますが、BitLocker キーを含む vTPM は使用できないため、そのスナップショットは復号できません。復旧キーがある場合、BitLocker 復旧ガイドの手順に従ってデータを復元できます。復旧キーがない場合、ディスク上のデータを復元できません。

  • Shielded VM データディスクでは、永続ディスクのデータがデフォルトで暗号化されます。永続ディスクの暗号化に加えて BitLocker を有効にしてもスループットには影響しませんが、vCPU の使用率はわずかに増加する可能性があります。VM に接続されたデータディスクで BitLocker を有効にしても、ブートディスクと同じ復旧の問題は発生しません。これは、データディスクの BitLocker 暗号鍵が vTPM に保存されていないためです。ディスクを正常にロック解除できなくった場合、復旧キーがあれば、別の暗号化されていない VM にディスクを接続し、そこからそのディスクを復元できます。復旧キーがない場合、ディスク上のデータを復元できません。

Compute Engine の Windows 用ドライバ

次の Compute Engine のドライバが Windows イメージ用に維持されています。

ドライバのタイプ パッケージ名
イーサネット アダプタ google-compute-engine-driver-netkvm
SCSI ディスク google-compute-engine-driver-vioscsi
ディスプレイ アダプタ google-compute-engine-driver-gga
クラッシュ ハンドラ google-compute-engine-driver-pvpanic

各ドライバは GooGet を使用してパッケージ化され、Cloud Repository に公開されます。すべての Google Cloud Windows イメージは、GooGet ツールと Cloud Repository を使用してあらかじめ構成されています。GooGet をインストールしてリポジトリを自分で設定する必要がある場合は、パッケージングとパッケージの配布をご覧ください。

特定のドライバをインストールまたはアップグレードするには、次のコマンドを実行します。

googet install DRIVER_PACKAGE_NAME

Microsoft では、Microsoft のライフサイクル ポリシーの一環として、Compute Engine の VM インスタンスでご使用の Microsoft オペレーティング システムのバージョンについて、サポート終了(EOS)日を定期的に発表しています。オペレーティング システムの当該バージョンの EOS 日には、次のようになります。

  • Google が更新にアクセスできなくなります。
  • Google がセキュリティ パッチにアクセスできなくなります。
  • Google がオペレーティング システム イメージを廃止し、イメージを使用して新しい VM インスタンスを作成できなくなります。

これらのオペレーティング システム イメージのいずれかに基づいて、VM インスタンスを Compute Engine で実行している場合は、EOS 日以降はこの点にご注意ください。

  • VM のベースになっているイメージは EOS 日を過ぎていても動作はし続けますが、プレミアム イメージの課金は継続されます。

  • EOS 日を過ぎたイメージを使用すると、将来の Google Cloud 機能が正常に機能しなくなる場合があります。

  • Google はサポート、更新、セキュリティ パッチを提供できなくなります。Microsoft が同社の Extended Support Updates プログラムを通じて追加のサポートを提供する場合があります。Microsoft が提供するあらゆる更新のインストールとテストは、お客様の責任にて実施してください。

  • Google は、サポート関連の問題のあるイメージの調査に同意する前に、そのイメージをサポート対象バージョンにアップグレードするようお客様に要請する場合があります。

サポート対象外でパッチが適用されていないバージョンを使用すると、重要なセキュリティ リスクが生じる場合があります。EOS 日が発表されているオペレーティング システム イメージに基づいて VM インスタンスを実行している場合、Google では EOS 日の前に以下を行うことをおすすめしています。

EOS 日以降も引き続きイメージを使用する場合は、EOS バージョンに対して新しいバージョンのイメージがまだテストされていないため、ゲスト環境を更新しないことをおすすめします。追加のイメージ ファミリーがリリースされると、新しくリリースされたイメージ ファミリーではそのイメージの EOS バージョンがサポートされない可能性があるため、現在使用しているイメージ ファミリーを使用することをおすすめします。

下表に、サポート終了した Microsoft オペレーティングシステム、EOS の日付、Microsoft の EOS に関するお知らせ、アップグレードまたは移行に関するコンテンツへのリンクを示します。

OS EOS 日 詳細
Windows Server 2008 R2 2020 年 1 月 14 日
Windows Server 2008 2020 年 1 月 14 日
Windows Server 2003 R2 2015 年 7 月 14 日
Windows Server 2003 2015 年 7 月 14 日

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