Microsoft では、Microsoft のライフサイクル ポリシーの一環として、Compute Engine の VM インスタンスでご使用の Microsoft オペレーティング システムのバージョンについて、サポート終了(EOS)日を定期的に発表しています。オペレーティング システムの当該バージョンの EOS 日には、次のようになります。
- Google が更新にアクセスできなくなります。
- Google がセキュリティ パッチにアクセスできなくなります。
- OS イメージが Compute Engine イメージ プロジェクトから削除されます。EOS 日以降に EOS バージョンを使用する VM を作成する必要がある場合は、EOS 日までにイメージのコピーを作成しておいてください。
これらのオペレーティング システム イメージのいずれかに基づいて、VM インスタンスを Compute Engine で実行している場合は、EOS 日以降はこの点にご注意ください。
EOS 日を過ぎたイメージに基づく VM は引き続き動作し、プレミアム イメージの課金は継続されます。
EOS 日を過ぎたイメージを使用すると、将来の Google Cloud 機能が正常に機能しなくなる場合があります。
Google は更新やセキュリティ パッチを提供できなくなります。Microsoft は Extended Security Update(ESU)プログラムを通じて追加のサポートを提供する場合があります。Microsoft が提供するあらゆる更新のインストールとテストは、お客様の責任にて実施してください。
Google は、EOS イメージを使用する VM についてサポートを提供します。詳しくは、サポート終了(EOS)のドキュメントをご覧ください。
サポート対象外でパッチが適用されていないバージョンを使用すると、重要なセキュリティ リスクが生じる場合があります。EOS 日が発表されているオペレーティング システム イメージに基づいて VM インスタンスを実行している場合、Google では EOS 日の前に以下を行うことをおすすめしています。
サポート対象バージョンの Windows オペレーティング システムにアップグレードまたは移行します。
EOS 日の後で新しい VM インスタンスの作成が必要になると予想される場合は、イメージのコピーをプロジェクト内に作成します。
一般公開されているインスタンスは、パッチが適用されていないセキュリティ攻撃に対して脆弱になる可能性があるため、外部 IP アドレスを削除します。代わりに、インスタンスの内部 IP アドレスを使用してサービスをホストし、限定公開の Google アクセスを有効にします。
インスタンスへのリモート アクセスを制限するようにリモート デスクトップ ゲートウェイを構成することを検討してください。
新しいバージョンのイメージを Google では EOS バージョンに対してテストしないため、EOS 日以降も引き続きイメージを使用する場合は、ゲスト環境を更新しないことをおすすめします。追加のイメージ ファミリーがリリースされると、新しくリリースされたイメージ ファミリーではそのイメージの EOS バージョンがサポートされていない可能性があるため、現在使用しているイメージ ファミリーを引き続き使用することをおすすめします。
下表に、サポート終了した Microsoft オペレーティングシステム、EOS の日付、Microsoft の EOS に関するお知らせ、アップグレードまたは移行に関するコンテンツへのリンクを示します。
OS | EOS 日 | 詳細 |
---|---|---|
Windows Server 2012 R2 | 2023 年 10 月 10 日 | |
Windows Server 2008 R2 | 2020 年 1 月 14 日 | |
Windows Server 2008 | 2020 年 1 月 14 日 | |
Windows Server 2003 R2 | 2015 年 7 月 14 日 | |
Windows Server 2003 | 2015 年 7 月 14 日 |
次のステップ
Compute Engine での Microsoft ソフトウェアのライセンス オプションについて確認する。
Compute Engine が提供するオペレーティング システム イメージの詳細を確認する。