SAP HANA の診断情報の Backint エージェント

重要: 新規インストールでは、SAP HANA 用 Cloud Storage Backint エージェントを使用する代わりに、後継エージェントである Google Cloud の SAP 用エージェントを使用することをおすすめします。バージョン 3.0 以降、Google Cloud の SAP 用エージェントは、SAP Host Agent の指標収集だけでなく、SAP HANA の Backint ベースのバックアップや復元などの機能も提供しています。

Backint エージェントを使用している場合は、Backint エージェントのサポートが終了する前に、Google Cloud の SAP 用エージェント バージョン 3.6（最新）に切り替えることをおすすめします。アップグレード手順については、他の Google Cloud エージェントから Google Cloud の SAP 用エージェントにアップグレードするをご覧ください。

Backint エージェントのサポートは 2025 年 2 月に終了します。このエージェントは、2024 年 2 月以降に一般提供（GA）になった Compute Engine マシンタイプではサポートされていません。

Backint エージェントに関連する問題については、できるだけ早く Cloud カスタマーケアに次の情報を送信してください。

• 問題またはエラーの詳細な説明:

  • 現在のアプリケーションまたはシステムの状態。
  • エラーが発生した日時。

• SAP HANA のバージョン。

• SAP HANA ノード名とロール。ノード名がホスト VM 名と異なる場合は、対応する VM の名前。

• 各 HANA ノードから、Backint エージェントのログファイルと構成ファイルのアーカイブ ファイル。

  次のコマンドを使用して、アーカイブ ファイルを作成して次のファイル名を付け、ファイルを追加します。

  find /usr/sap/[A-Z][A-Z0-9][A-Z0-9]/SYS/global/hdb/opt/backint/backint-gcs/ \( -name parameters.txt -o -name "installation.log" -o -name \
  "VERSION.txt" -o -name "logging.properties" -o -name "logs" \) | xargs  tar -czf $(hostname)_backint.gz

• SAP HANA global.ini ファイルのコピー。

• SYSTEMDB とテナント DB の完全なシステムダンプ。

  システムダンプを作成するには、SAP Note 1732157 - Collecting Diagnostic information for SAP HANA [Video] をご覧ください。

• Backint エージェントが Cloud Storage へのアクセスに使用する IAM サービス アカウントのアカウント名とロール。