Google Cloud の SAP 用エージェントのバージョン 3.6(最新)に関連する問題については、できるだけ早く Cloud カスタマーケアに次の診断情報を提供してください。
問題の詳細
エージェントのバージョンや問題が発生した日時など、問題の詳細な説明を提供してください。
エージェントのバージョンを確認する手順は次のとおりです。
Linux
RHEL の場合、次の操作を行います。
- SSH を使用してホストマシンに接続します。
- 次のコマンドを実行します。
yum info google-cloud-sap-agent
SLES の場合、次の操作を行います。
- SSH を使用してホストマシンに接続します。
- 次のコマンドを実行します。
zypper info google-cloud-sap-agent
Windows
- RDP を使用して、ホストマシンに接続します。
- 管理者として PowerShell から次のコマンドを実行します。
googet installed google-cloud-sap-agent
サポート バンドル
サポート バンドルは、カスタマーケアにおいてトラブルシューティング サポートを提供する際に役立つ、Google Cloud の SAP 用エージェントから集めた情報です。この機能は、Google Cloud の SAP 用エージェント バージョン 2.1 以降で使用できます。
サポート バンドルに含まれる情報は次のとおりです。
- Google Cloud の SAP 用エージェントのログファイルと構成ファイル(Backint 機能とディスク スナップショット機能に関連するものを含む)。
- 指定したホスト名と SID に対応する SAP HANA トレースとトポロジ ファイル
- SAP HANA 用 Cloud Storage Backint エージェントの構成ファイルとログ
- RHEL の高可用性(HA)クラスタの場合、
pacemaker-diagnosis="true"
を指定すると、sosreport
の出力が/tmp/google-cloud-sap-agent/pacemaker-TIMESTAMP
ディレクトリに保存されます。sosreport
コマンドの実行に失敗すると、crm_report
の出力が指定されたディレクトリに保存されます。 - SUSE の HA クラスタの場合、
pacemaker-diagnosis=true
を指定すると、hb_report
ユーティリティとsupportconfig
ユーティリティの出力が/tmp/google-cloud-sap-agent/pacemaker-TIMESTAMP
ディレクトリに保存されます。これらのユーティリティの実行に失敗した場合、hb_report
とcrm_report
の出力が指定されたディレクトリに保存されます。
Linux で実行されているエージェント インスタンスのサポート バンドルを生成するには、ホストで次のコマンドを実行します。
sudo /usr/bin/google_cloud_sap_agent supportbundle --sid="SID" --instance-numbers="INSTANCE_NUMBERS" --hostname="HOST_NAME" [--pacemaker-diagnosis="BOOLEAN_VALUE"]
次のように置き換えます。
SID
: SAP システム ID。INSTANCE_NUMBERS
: サポート バンドルを生成する SAP インスタンス番号。複数のインスタンス番号を指定する場合は、スペースで区切ります(例:
00 11 22
)。複数の SAP インスタンス番号を指定すると、指定した各インスタンスに対して、結合された 1 つのサポート バンドルが生成されます。HOST_NAME
: コマンドを実行するホストの名前。BOOLEAN_VALUE
: Pacemaker 関連の診断が実行されるかどうかを決めるtrue
またはfalse
の値。デフォルト値はfalse
です。
エージェントによって収集された最新のデータ
エージェントによって収集された最新のデータを提供してください。エージェントによって収集された最新のデータをファイルに保存し、そのファイルをサポートケースに添付します。
エージェントによって収集された最新のデータを表示するには、次の手順を完了します。
Linux
- SSH を使用してホストマシンに接続します。
- 次のコマンドを実行します。
curl http://localhost:18181/
Windows
- RDP を使用して、ホストマシンに接続します。
- 管理者として PowerShell から次のコマンドを実行します。
"(Invoke-WebRequest -Uri 'http://localhost:18181').RawContent"
構成ファイル
認証情報(SAP HANA データベースのユーザー名とパスワードなど)を削除してから、Google Cloud の SAP 用エージェントの構成ファイルを提供してください。
エージェントの構成ファイルを確認するには、次のパスに移動します。
Linux
/etc/google-cloud-sap-agent/configuration.json
Windows
C:\Program Files\Google\google-cloud-sap-agent\conf\configuration.json
ログファイル
Google Cloud の SAP 用エージェントのログファイルを提供してください。
エージェントのログファイルを確認するには、次のパスに移動します。
Linux
/var/log/google-cloud-sap-agent.log
Windows
C:\Program Files\Google\google-cloud-sap-agent\logs\google-cloud-sap-agent.log