BigQuery Data Transfer Service を使用して転送を作成すると、次の操作が可能になります。
- 転送構成に関する情報の取得
- 転送構成の一覧表示
- 転送の実行履歴の表示
- ログメッセージなどの転送実行の詳細の表示
- 転送の更新
- バックフィルの設定
- 認証情報の更新
- 転送の無効化
- 転送の削除
転送に関する情報の取得
転送を作成すると、転送の構成に関する情報を取得できます。この構成には、転送を作成したときに指定した値が含まれます。
必要な権限
転送に関する情報を取得するには、bigquery.transfers.get
権限が必要です。次の IAM 事前定義ロールには bigquery.transfers.get
権限が含まれています。
bigquery.admin
bigquery.user
bigquery.transfers.get
権限が付与されたユーザーは、プロジェクトのすべての転送に関する情報を表示できます。
BigQuery Data Transfer Service での IAM ロールの詳細については、アクセス制御のリファレンスをご覧ください。
転送に関する情報の取得
転送構成に関する情報を取得するには:
Console
Google Cloud Console で、[BigQuery] ページに移動します。
[転送] をクリックします。
[転送] ページで、リストから該当する転送をクリックします。
選択した転送の [構成] をクリックします。
転送構成とデータソースの詳細が表示されます。次の例は、Teradata の移行の構成プロパティを示しています。
bq
bq show
コマンドを入力して、転送構成のリソース名を指定します。--format
フラグを使用して出力を制御できます。
bq show \
--format=prettyjson \
--transfer_config resource_name
ここで
- resource_name は、転送のリソース名(転送構成)です。転送のリソース名が不明の場合は、
bq ls --transfer_config --transfer_location=location
コマンドを発行してすべての転送を一覧表示します。
たとえば、転送構成 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
を表示するには、次のコマンドを入力します。
bq show \
--format=prettyjson \
--transfer_config projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
API
projects.locations.transferConfigs.get
メソッドを使用して、name
パラメータで転送構成を指定します。
Java
転送構成の一覧表示
必要な権限
プロジェクト内のすべての転送または転送構成を一覧表示するには、bigquery.transfers.get
権限が必要です。次の IAM 事前定義ロールには bigquery.transfers.get
権限が含まれています。
bigquery.admin
bigquery.user
bigquery.transfers.get
権限が付与されたユーザーは、プロジェクトのすべての転送を一覧表示できます。
BigQuery Data Transfer Service での IAM ロールの詳細については、アクセス制御のリファレンスをご覧ください。
転送の一覧表示
プロジェクトの転送構成を一覧表示するには:
Console
Google Cloud Console で、[BigQuery] ページに移動します。
[転送] をクリックします。
転送構成がプロジェクトにある場合、転送構成のリストは、[転送] ページに表示されます。
bq
プロジェクトのすべての転送構成をロケーション別に一覧表示するには、bq ls
コマンドを入力して、--transfer_location
フラグと --transfer_config
フラグを指定します。--project_id
フラグを指定して、特定のプロジェクトを指定することもできます。--project_id
を指定しない場合は、デフォルトのプロジェクトが使用されます。--format
フラグを使用して出力を制御できます。
--filter
フラグを指定すると、特定のデータソースの転送構成を一覧表示できます。
特定の数の転送構成をページ分け形式で表示するには、--max_results
フラグを使用して転送の数を指定します。このコマンドは、--page_token
フラグを使用して、指定したページトークンを返し、次の n 個の構成を表示します。 --max_results
を省略すると、1,000 個を超える構成は返されません。--max_results
は 1,000 を超える値を受け付けません。プロジェクトに 1,000 を超える構成がある場合は、--max_results
と --page_token
を使用して反復処理します。
bq ls \ --transfer_config \ --transfer_location=location \ --project_id=project_id \ --max_results=integer \ --filter=dataSourceIds:data_sources
ここで
- location は、転送構成のロケーションです。ロケーションは、転送を作成するときに指定されます。
- project_id は、プロジェクト ID です。
- integer は 1 ページに表示する結果の数です。
- data_sources は次の中のいずれか 1 つ以上です。
amazon_s3
- Amazon S3 データ転送dcm_dt
- キャンペーン マネージャー データ転送google_cloud_storage
- Cloud Storage データ転送cross_region_copy
- データセット コピーdfp_dt
- Google アド マネージャー データ転送adwords
- Google 広告データ転送merchant_center
- Google Merchant Center データ転送play
- Google Play データ転送doubleclick_search
- 検索広告 360 データ転送youtube_channel
- YouTube チャンネル データ転送youtube_content_owner
- YouTube コンテンツ所有者データ転送redshift
- Amazon Redshift の移行on_premises
- Teradata の移行
例:
US にあるデフォルトのプロジェクトのすべての転送構成を表示するには、次のコマンドを入力します。--format
フラグを使用して出力を制御します。
bq ls \
--format=prettyjson \
--transfer_config \
--transfer_location=us
US にある、プロジェクト ID myproject
のすべての転送構成を表示するには、次のコマンドを入力します。
bq ls \
--transfer_config \
--transfer_location=us \
--project_id=myproject
最新の 3 つの転送構成を一覧表示するには、次のコマンドを入力します。
bq ls \
--transfer_config \
--transfer_location=us \
--project_id=myproject \
--max_results=3
このコマンドは次のページトークンを返します。ページトークンをコピーして bq ls
コマンドで指定し、次の 3 件の結果を表示します。
bq ls \
--transfer_config \
--transfer_location=us \
--project_id=myproject \
--max_results=3 \
--page_token=AB1CdEfg_hIJKL
プロジェクト ID myproject
の広告とキャンペーン マネージャーの転送構成を一覧表示するには、次のコマンドを入力します。
bq ls \
--transfer_config \
--transfer_location=us \
--project_id=myproject \
--filter=dataSourceIds:dcm_dt,adwords
API
projects.locations.transferConfigs.list
メソッドを使用して、parent
パラメータでプロジェクト ID を指定します。
Java
Python
実行履歴の表示
スケジュールされた転送が実行されると、成功した転送実行と失敗した転送実行を含む実行履歴が転送構成ごとに保持されます。90 日が経過した転送実行は実行履歴から自動的に削除されます。
必要な権限
転送構成の実行履歴を表示するには、bigquery.transfers.get
権限が必要です。事前定義された IAM ロール bigquery.user
と bigquery.admin
には bigquery.transfers.get
権限が含まれています。
BigQuery Data Transfer Service での IAM ロールの詳細については、アクセス制御のリファレンスをご覧ください。
実行履歴の表示
転送構成の実行履歴を表示するには:
Console
Google Cloud Console で、[BigQuery] ページに移動します。
[転送] をクリックします。
[転送] ページで、リストから該当する転送をクリックします。
選択した転送の [実行履歴] ページが表示されます。
bq
特定の転送構成の転送実行を一覧表示するには、bq
ls
コマンドを入力して、--transfer_run
フラグを指定します。--project_id
フラグを指定して、特定のプロジェクトを指定することもできます。resource_name にプロジェクト情報が含まれていない場合は、--project_id
値が使用されます。--project_id
を指定しない場合は、デフォルトのプロジェクトが使用されます。--format
フラグを使用して出力を制御できます。
特定の数の転送実行を表示するには、--max_results
フラグを指定します。このコマンドは、--page_token
フラグを使用して、指定したページトークンを返し、次の n 個の構成を表示します。
実行状態に基づいて転送実行を一覧表示するには、--filter
フラグを指定します。
bq ls \ --transfer_run \ --max_results=integer \ --transfer_location=location \ --project_id=project_id \ --filter=states:state, ... \ resource_name
ここで
- integer は返す結果の数です。
- location は、転送構成のロケーションです。ロケーションは、転送を作成するときに指定されます。
- project_id は、プロジェクト ID です。
- state, ... は、次のいずれか、またはカンマ区切りのリストです。
SUCCEEDED
FAILED
PENDING
RUNNING
CANCELLED
- resource_name は、転送のリソース名(転送構成)です。転送のリソース名が不明の場合は、
bq ls --transfer_config --transfer_location=location
コマンドを発行してすべての転送を一覧表示します。
例:
転送構成 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
の最新の 3 件の実行を表示するには、次のコマンドを入力します。--format
フラグを使用して出力を制御します。
bq ls \
--format=prettyjson \
--transfer_run \
--max_results=3 \
--transfer_location=us \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
このコマンドは次のページトークンを返します。ページトークンをコピーして bq ls
コマンドで指定し、次の 3 件の結果を表示します。
bq ls \
--format=prettyjson \
--transfer_run \
--max_results=3 \
--page_token=AB1CdEfg_hIJKL \
--transfer_location=us \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
転送構成 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
の失敗した実行をすべて表示するには、次のコマンドを入力します。
bq ls \
--format=prettyjson \
--transfer_run \
--filter=states:FAILED \
--transfer_location=us \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
API
projects.locations.transferConfigs.runs.list
メソッドを使用して、parent
パラメータでプロジェクト ID を指定します。
Java
転送実行の詳細とログメッセージの表示
実行履歴に転送実行が表示されたら、ログメッセージ、警告とエラー、実行名、開始時間と終了時間などの実行の詳細を表示できます。
必要な権限
転送実行の詳細を表示するには、bigquery.transfers.get
権限が必要です。 事前定義された IAM ロール bigquery.user
と bigquery.admin
には bigquery.transfers.get
権限が含まれています。
BigQuery Data Transfer Service での IAM ロールの詳細については、アクセス制御のリファレンスをご覧ください。
また、Google Cloud コンソールでログメッセージを表示するには、Cloud Logging データを表示する権限が必要であり、ログ閲覧者のロール(roles/logging.viewer
)では、Logging のすべての機能に対する読み取り専用権限が付与されます。クラウドログ データに適用される IAM の権限とロールの詳細については、Cloud Logging のアクセス制御ガイドをご覧ください。
転送実行の詳細の表示
転送実行の詳細を表示するには:
Console
Google Cloud Console で、[BigQuery] ページに移動します。
[転送] をクリックします。
[転送] ページで、リストから該当する転送をクリックします。
選択した転送の [実行履歴] ページが表示されます。
転送の個別の実行をクリックして [実行の詳細] パネルをクリックすると、その転送の実行が開きます。
[実行の詳細] で、エラー メッセージを確認します。この情報は、Google Cloud サポートへのお問い合わせの際に必要になります。実行の詳細には、ログメッセージと警告も含まれます。
bq
転送実行の詳細を表示するには、bq show
コマンドを入力して、--transfer_run
フラグを使用して転送実行の実行名を指定します。--format
フラグを使用して出力を制御できます。
bq show \ --format=prettyjson \ --transfer_run run_name
ここで
- run_name は、転送実行の実行名です。実行名を取得するには、
bq ls
コマンドを使用します。
例:
転送実行 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7/runs/1a2b345c-0000-1234-5a67-89de1f12345g
の詳細を表示するには、次のコマンドを入力します。
bq show \
--format=prettyjson \
--transfer_run \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7/runs/1a2b345c-0000-1234-5a67-89de1f12345g
転送実行の転送ログメッセージを表示するには、--transfer_log
フラグを指定した bq ls
コマンドを入力します。--message_type
フラグを使用して、ログメッセージをタイプ別にフィルタリングできます。
特定の数のログメッセージを表示するには、--max_results
フラグを指定します。このコマンドは、--page_token
フラグを使用して、指定したページトークンを返し、次の n 件のメッセージを表示します。
bq ls \ --transfer_log \ --max_results=integer \ --message_type=messageTypes:message_type \ run_name
ここで
- integer は、返されるログメッセージの数です。
- message_type は、表示するログメッセージのタイプです(個別値またはカンマ区切りのリスト)。
INFO
WARNING
ERROR
- run_name は、転送実行の実行名です。実行名は
bq ls
コマンドを使用して取得できます。
例:
転送実行 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7/runs/1a2b345c-0000-1234-5a67-89de1f12345g
の最初の 2 件のログメッセージを表示するには、次のコマンドを入力します。
bq ls \
--transfer_log \
--max_results=2 \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7/runs/1a2b345c-0000-1234-5a67-89de1f12345g
このコマンドは次のページトークンを返します。ページトークンをコピーして bq ls
コマンドに指定し、次の 2 件の結果を表示します。
bq ls \
--transfer_log \
--max_results=2 \
--page_token=AB1CdEfg_hIJKL \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7/runs/1a2b345c-0000-1234-5a67-89de1f12345g
転送実行 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7/runs/1a2b345c-0000-1234-5a67-89de1f12345g
のエラー メッセージのみを表示するには、次のコマンドを入力します。
bq ls \
--transfer_log \
--message_type=messageTypes:ERROR \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7/runs/1a2b345c-0000-1234-5a67-89de1f12345g
API
projects.transferConfigs.runs.transferLogs.list
メソッドを使用し、parent
パラメータで転送実行の実行名を指定します。
Java
転送の更新
転送が追加されると、転送を編集できます。転送の作成中に入力されたフィールドはすべて編集できます([Source] を除く)。
- 宛先データセット
- 表示名
- 特定の転送タイプに指定されたすべてのパラメータ
- 実行通知設定
必要な権限
転送を更新するには、bigquery.transfers.update
権限が必要です。bigquery.transfers.update
権限は、IAM 事前定義ロール bigquery.admin
に含まれています。
BigQuery Data Transfer Service での IAM ロールの詳細については、アクセス制御のリファレンスをご覧ください。
転送の更新
転送を更新するには:
Console
Google Cloud Console で、[BigQuery] ページに移動します。
[転送] をクリックします。
[転送] ページで、リストから該当する転送をクリックします。
[編集] をクリックして転送構成を更新します。
bq
bq update
コマンドを入力して、--transfer_config
フラグを使用して転送構成のリソース名を指定して、--display_name
、--target_dataset
、--refresh_window_days
、または --params
のフラグを指定します。
bq update \ --display_name='name' \ --target_dataset=dataset \ --params='parameters' \ --refresh_window_days=integer \ --transfer_config \ resource_name
ここで
- name は、転送構成の表示名です。
- dataset は、転送構成の抽出先データセットです。
- parameters には、転送構成のパラメータを JSON 形式で指定します。例:
--params='{"param":"param_value"}'
。次のパラメータは編集できます。- Google 広告:
customer_id
- キャンペーン マネージャー:
bucket
、network_id
- Google アド マネージャー:
bucket
、network_code
- Google Merchant Center:
merchant_id
- Google Play:
bucket
、table_suffix
- スケジュールされたクエリ:
query
、destination_table_name_template
、write_disposition
、partitioning_field
、partitioning_type
、destination_table_kms_key
- 検索広告 360:
agency_id
、advertiser_id
、include_removed_entities
、table_filter
、custom_floodlight_variables
- YouTube チャンネル:
table_suffix
- YouTube コンテンツ所有者:
content_owner_id
、table_suffix
- Google 広告:
- integer は 0~30 の値です。ウィンドウの更新構成については、転送タイプのドキュメントをご覧ください。
- resource_name は、転送のリソース名(転送構成)です。転送のリソース名が不明の場合は、
bq ls --transfer_config --transfer_location=location
コマンドを発行してすべての転送を一覧表示します。
例:
Google 広告の転送 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
の表示名、ターゲット データセット、更新ウィンドウ、パラメータを更新するには、次のコマンドを入力します。
bq update \
--display_name='My changed transfer' \
--target_dataset=mydataset2 \
--params='{"customer_id":"123-123-5678"}' \
--refresh_window_days=3 \
--transfer_config \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
API
projects.transferConfigs.patch
メソッドを使用して、transferConfig.name
パラメータで転送構成のリソース名を指定します。転送のリソース名が不明の場合は、bq ls --transfer_config --transfer_location=location
コマンドを発行してすべての転送を一覧表示するか、projects.locations.transferConfigs.list
メソッドを呼び出して、parent
パラメータでプロジェクト ID を指定します。
Java
Python
バックフィルと更新実行の設定
更新を実行する
以下のタイプの転送では、バックフィルを使用できません。ただし、更新実行を設定することはできます。
バックフィル
データのバックフィルは、いつでも手動で開始できます。ソースの制限とは別に、BigQuery Data Transfer Service は、バックフィル リクエストごとに最大 180 日間のサポートを提供します。同時バックフィル リクエストはサポートされていません。
バックフィルできるデータ量については、データソースのドキュメントをご覧ください。
- キャンペーン マネージャー
- Google アド マネージャー
- Google 広告
- Google 広告のバックフィルを構成すると、マッチテーブルのスナップショットが 1 日に 1 回取得され、最新の実行日付のパーティションに保存されます。バックフィルをスケジュールすると、次のテーブルのマッチテーブル スナップショットは更新されません。
- Ad
- AdGroup
- AgeRange
- Audience
- BidGoal
- Budget
- Campaign
- Criteria
- Customer
- Gender
- Keyword
- LocationBasedCampaignCriterion
- ParentalStatus
- Placement
- Video
- Google 広告のバックフィルを構成すると、マッチテーブルのスナップショットが 1 日に 1 回取得され、最新の実行日付のパーティションに保存されます。バックフィルをスケジュールすると、次のテーブルのマッチテーブル スナップショットは更新されません。
- Google Merchant Center(ベータ版)
- Google Play
- 検索広告 360
- 検索広告 360 のバックフィルを設定すると、マッチテーブルのスナップショットが 1 日 1 回取得され、最新の実行日付のパーティションに保存されます。バックフィルをスケジュールすると、次のテーブルのマッチテーブル スナップショットは更新されません。
- Account
- Ad
- Advertiser
- AdGroup
- AdGroupTarget
- BidStrategy
- Campaign
- CampaignTarget
- FeedItem
- FloodlightActivity
- Keyword
- NegativeAdGroupKeyword
- NegativeAdGroupTarget
- NegativeCampaignKeyword
- NegativeCampaignTarget
- ProductAdvertised
- ProductGroup
- ProductLeadAndCrossSellFloodlightStats
- Video
- Placement
- Video
- 検索広告 360 のバックフィルを設定すると、マッチテーブルのスナップショットが 1 日 1 回取得され、最新の実行日付のパーティションに保存されます。バックフィルをスケジュールすると、次のテーブルのマッチテーブル スナップショットは更新されません。
- YouTube - チャンネル レポート
- YouTube - コンテンツ所有者レポート
バックフィルは Cloud Storage の転送には使用できません。ただし、Cloud Storage 転送の更新実行を設定することはできます。
必要な権限
バックフィルをスケジュールするには、bigquery.transfers.update
権限が必要です。bigquery.transfers.update
権限は、IAM 事前定義ロール bigquery.admin
に含まれています。
BigQuery Data Transfer Service での IAM ロールの詳細については、アクセス制御のリファレンスをご覧ください。
バックフィルのスケジュール設定
バックフィルをスケジュールするには:
Console
Google Cloud Console で、[BigQuery] ページに移動します。
[転送] をクリックします。
[転送] ページで、リストから該当する転送をクリックします。
[展開] のメニューをクリックし、[バックフィルのスケジュール構成] を選択します。
[バックフィルのスケジュール設定] ダイアログで、[開始日] と [終了日] を選択します。
bq
bq mk
コマンドを入力し、--transfer_run
フラグを指定して、--start_time
と --end_time
を指定します。
bq mk \ --transfer_run \ --start_time='start_time' \ --end_time='end_time' \ resource_name
ここで
start_time と end_time は、Z で終わるタイムスタンプか、有効なタイムゾーンのオフセットを含むタイムスタンプです。例:
2017-08-19T12:11:35.00Z
2017-05-25T00:00:00+00:00
resource_name は、転送のリソース名(転送構成)です。転送のリソース名が不明の場合は、
bq ls --transfer_config --transfer_location=location
コマンドを発行してすべての転送を一覧表示します。
例:
転送設定 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
のバックフィルをスケジュールするには、次のコマンドを入力します。
bq mk \
--transfer_run \
--start_time 2017-05-25T00:00:00Z \
--end_time 2017-05-25T00:00:00Z \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
API
projects.locations.transferConfigs.startManualRuns
メソッドを使用し、parent
パラメータで転送構成のリソース名を指定します。
Java
Python
認証情報の更新
転送では、転送を作成したユーザーの認証情報を使用します。転送構成に接続しているユーザーを変更する必要がある場合は、転送の認証情報を更新できます。これは、転送を作成したユーザーが組織からいなくなった場合に役立ちます。
必要な権限
認証情報を更新するには、bigquery.transfers.update
権限が必要です。bigquery.transfers.update
権限は、IAM 事前定義ロール bigquery.admin
に含まれています。
BigQuery Data Transfer Service での IAM ロールの詳細については、アクセス制御のリファレンスをご覧ください。
転送の認証情報の更新
転送の認証情報を更新するには:
Console
Google Cloud Console で、[BigQuery] ページに移動します。
[転送] をクリックします。
[転送] ページで、リストから該当する転送をクリックします。
[展開] メニューをクリックし、[認証情報を更新] を選択します。
Google アカウントにログインして [許可] をクリックすると、レポートデータの表示権限と、BigQuery 内のデータに対するアクセスと管理の権限が BigQuery Data Transfer Service に付与されます。
bq
bq update
コマンドを入力して、--transfer_config
フラグを使用して転送構成のリソース名を指定し、--update_credentials
フラグを指定します。
bq update \ --update_credentials=boolean \ --transfer_config \ resource_name
ここで
- boolean は、転送構成の認証情報を更新する必要があるかどうかを示すブール値です。
- resource_name は、転送のリソース名(転送構成)です。転送のリソース名が不明の場合は、
bq ls --transfer_config --transfer_location=location
コマンドを発行してすべての転送を一覧表示します。
例:
Google 広告の転送 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
の認証情報を更新するには、次のコマンドを入力します。
bq update \
--update_credentials=true \
--transfer_config \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
API
projects.transferConfigs.patch
メソッドを使用して、authorizationCode
パラメータと updateMask
パラメータを指定します。
Java
Python
転送の無効化
転送を無効にすると、転送名に disabled が追加されます。転送が無効になると、新しい転送実行はスケジュールされず、新しいバックフィルは許可されません。進行中の転送実行はすべて行われます。
転送を無効にしても、すでに BigQuery に転送されたデータは削除されません。データセットを削除するかテーブルを削除するまでは、これまでに転送されたデータに対して標準の BigQuery ストレージ費用がかかります。
必要な権限
移行を無効にするには、bigquery.transfers.update
権限が必要です。bigquery.transfers.update
権限は、IAM 事前定義ロール bigquery.admin
に含まれています。
BigQuery Data Transfer Service での IAM ロールの詳細については、アクセス制御のリファレンスをご覧ください。
転送の無効化
転送を無効にするには:
Console
Google Cloud Console で [BigQuery] ページに移動します。
[転送] をクリックします。
[転送] ページで、リストから無効にする転送をクリックします。
[無効にする] をクリックします。転送を再度有効にするには、[有効にする] をクリックします。
bq
CLI では、転送を無効にすることはできません。
API
projects.locations.transferConfigs.patch
メソッドを使用して、projects.locations.transferConfig
リソースの disabled
を true
に設定します。
Java
転送を再度有効にするには:
転送の削除
転送が削除されると、新しい転送実行はスケジュールされません。進行中の転送実行はすべて停止されます。
転送を削除しても、すでに BigQuery に転送されたデータは削除されません。データセットを削除するかテーブルを削除するまでは、これまでに転送されたデータに対して標準の BigQuery ストレージ費用がかかります。
必要な権限
移行を削除するには、bigquery.transfers.update
権限が必要です。bigquery.transfers.update
権限は、IAM 事前定義ロール bigquery.admin
に含まれています。
BigQuery Data Transfer Service での IAM ロールの詳細については、アクセス制御のリファレンスをご覧ください。
転送の削除
転送を削除するには:
Console
Google Cloud Console で [BigQuery] ページに移動します。
[転送] をクリックします。
[転送] ページで、リストから削除する転送をクリックします。
[削除] をクリックします。本当に削除するかの確認のため、「削除」という単語をボックスに入力する必要があります。
bq
bq rm
コマンドを入力して、転送構成のリソース名を指定します。-f
フラグを使用すると、操作の確認を省略して転送構成を削除できます。
bq rm \
-f \
--transfer_config \
resource_name
ここで
- resource_name は、転送のリソース名(転送構成とも呼ばれます)です。転送のリソース名が不明の場合は、
bq ls --transfer_config --transfer_location=location
コマンドを発行してすべての転送を一覧表示します。
たとえば、転送構成 projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
を削除するには、次のコマンドを入力します。
bq rm \
--transfer_config \
projects/myproject/locations/us/transferConfigs/1234a123-1234-1a23-1be9-12ab3c456de7
API
projects.locations.transferConfigs.delete
メソッドを使用して、name
パラメータで削除対象のリソースを指定します。
Java
Python
ロギングとモニタリング
BigQuery Data Transfer Service ではログと指標を Cloud Logging と Cloud Monitoring にエクスポートし、転送にオブザーバビリティを提供します。BigQuery Data Transfer Service のロギングとモニタリングの詳細については、監査ロギング、Cloud Logging、Cloud Monitoring をご覧ください。