プライベート埋め込み

公開埋め込みに加えて、Look、Explore、ダッシュボードを非公開で埋め込むこともできます。プライベート埋め込みでは、ユーザーに Looker ログイン、Google OAuth、または OpenID Connect を使用して認証するよう要求できます。ユーザーが認証されていない場合、エラーメッセージを表示するか、ログイン画面を表示します。

ログインし、プライベートに埋め込まれたコンテンツにアクセスしているユーザーには、[セッション] [管理] での設定が適用されます。その設定により、ログイン状態を保持できる時間、複数のブラウザからログイン可能かどうか、または一定時間の操作がない場合にログアウトされるかどうかが決まります。

より高度なまたはカスタマイズ可能な埋め込みソリューションが必要な場合は、署名付き埋め込みドキュメント ページをご覧ください。

埋め込み URL の生成

ダッシュボードの非公開の埋め込み URL を生成してコピーするには、ダッシュボードの 3 ドットメニューから、または [Explore] か [Look] の Explore アクション歯車メニューから [Get embed URL] を選択します。

[プライベート埋め込み] 画面には、次の要素が含まれます。

  1. [Content URL] フィールドには、完全な非公開の埋め込み URL が表示されます。
  2. [Apply theme to dashboard URL] フィールドでは、ダッシュボードまたは Explore の埋め込み URL を生成していて、インスタンスでカスタムテーマが有効になっている場合、埋め込み URL に追加するテーマを選択できます。そのテーマは、埋め込みダッシュボードまたは Explore が表示される際に適用されます。
  3. [現在のパラメータを URL に含める] スイッチを使用すると、フィルタ値などの現在のパラメータを埋め込み URL に適用するかどうかを選択できます。有効になっている場合、これらのパラメータは埋め込みコンテンツが表示される際に適用されます。
  4. [リンクをコピー] ボタンを選択して、埋め込み URL 全体をクリップボードにコピーします。

埋め込み URL を生成してコピーしたら、その URL を新しいブラウザ ウィンドウまたはタブに貼り付けて、埋め込みコンテンツをプレビューできます。この URL を使用してコンテンツを iframe に埋め込むこともできます。

埋め込みコンテンツのプレビュー

ブラウザに埋め込み URL を貼り付けて、埋め込みコンテンツの動作や外観をプレビューします。

iframe 内の埋め込みコンテンツの表示

埋め込み URL を iframe に配置します。次に例を示します。

  <iframe
      src="https://instance_name.cloud.looker.com/embed/dashboards/1"
      width="1000"
      height="2000"
      frameborder="0">
  </iframe>

次に、必要に応じて iframe を埋め込みます。

ダッシュボードの埋め込みの外観を変更する

URL に /embed を入れてダッシュボードを表示すると、ダッシュボードを埋め込んだ際にどのように表示されるかがわかります。

デフォルトでは、Looker インスタンスのデフォルト テーマを使用して埋め込みダッシュボードが表示されます。使用しているダッシュボードの種類に応じて、埋め込みダッシュボードの外観を変更する方法がいくつかあります。

  • ダッシュボードの種類にかかわらず、埋め込み URL で別のテーマ名を指定して、ダッシュボードの表示で使用するテーマを変更できます。
  • どのタイプのダッシュボードでも、_theme URL 引数を使用して、個々のダッシュボード テーマ要素を変更できます。
  • LookML ダッシュボードの場合は、embed_style パラメータを使用してダッシュボードの埋め込みの外観を変更することもできます。

theme URL 引数、[埋め込み設定の編集] オプション、または embed_style パラメータを使用すると、引数、オプション、パラメータが適用されるダッシュボードにのみ変更が行われます。複数の埋め込みダッシュボードの外観をカスタマイズする場合は、代わりにテーマを使用します。

表示設定の中には、他の設定を上書きするものがあります。 詳しくは、埋め込みダッシュボードと Explore のテーマの作成と適用ドキュメント ページをご覧ください。

プライベート埋め込み用のログイン画面を有効にする

埋め込み URL にパラメータ allow_login_screen=true を追加すると、まだログインしていないユーザーに対してログイン画面を表示することができます。例:

<iframe src="https://instance_name.cloud.looker.com/embed/looks/4?allow_login_screen=true"></iframe>
                                                            ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

このパラメーターを追加しない場合、まだログインしていないユーザーには401エラーが表示されます。