カスタマイズしたブートディスクを作成する


仮想マシン(VM)インスタンスを作成する場合は、VM 用のブートディスクも作成する必要があります。これには、公開イメージ、カスタム イメージ、別のブートディスクから取得したスナップショットを使用できます。ブートディスクを作成する場合は、MBR パーティショニングの制限を考慮してディスクサイズを 2 TB に制限します。

インスタンスを作成すると、Compute Engine によってブート Persistent Disk が自動的に作成されます。インスタンスに追加のデータ保存容量が必要な場合は、セカンダリ インスタンス ストレージ オプションを 1 つ以上追加します。

このドキュメントで説明する手順に沿って、後で VM の作成に使用できるブートディスクを作成します。ブートディスクのパフォーマンス向上や、追加のアプリケーションまたはオペレーティング システム ファイル用の容量の追加を行うには、ブートディスクのサイズを変更します。

リージョン Persistent Disk をブートディスクに使用しないことをおすすめします。フェイルオーバーの場合、VM に強制的にアタッチされることはありません。

始める前に

  • Google Cloud CLI または REST を使用してイメージまたはディスクから VM を作成する場合、VM インスタンスには 1 秒あたり 20 個という上限が存在します。1 秒間にこれ以上の VM を作成する必要がある場合は、Images リソースの割り当て上限の引き上げをリクエストします。
  • まだ設定していない場合は、認証を設定します。認証とは、Google Cloud サービスと API にアクセスするために ID を確認するプロセスです。ローカル開発環境からコードまたはサンプルを実行するには、次のように Compute Engine に対する認証を行います。

    このページのサンプルをどのように使うかに応じて、タブを選択してください。

    コンソール

    Google Cloud コンソールを使用して Google Cloud サービスと API にアクセスする場合、認証を設定する必要はありません。

    gcloud

    1. Google Cloud CLI をインストールし、次のコマンドを実行して初期化します。

      gcloud init
    2. デフォルトのリージョンとゾーンを設定します

    REST

    このページの REST API サンプルをローカル開発環境で使用するには、gcloud CLI に指定した認証情報を使用します。

      Google Cloud CLI をインストールし、次のコマンドを実行して初期化します。

      gcloud init

イメージからブート Persistent Disk を作成する

インスタンスの作成とは別に、スタンドアロンの Persistent Disk を作成し、後でインスタンスにアタッチできます。

コンソール

  1. Google Cloud コンソールで、[ディスクの作成] ページに移動します。

    [ディスクの作成] ページに移動

  2. [ディスクソースのタイプ] で、[イメージ] を選択します。リストからイメージを選択します。
  3. [作成] をクリックします。

gcloud

スタンドアロンの Persistent Disk を作成するには、gcloud compute disks create コマンドを使用します。

gcloud compute disks create example-disk --image example-image

REST

REST を使用して新しいブート Persistent Disk を作成するには、次の URI を使用します。

https://compute.googleapis.com/compute/v1/projects/example-project/zones/us-central1-f/disks?sourceImage=IMAGE

IMAGE をこの Persistent Disk に適用するソースイメージの完全修飾 URI(URL エンコード済み)に置き換えます。

リクエストの本文に、この新しい Persistent Disk の名前を含める必要があります。

{
  "name": "example-disk"
}

イメージよりも大きなブート Persistent Disk を作成すると、ブート Persistent Disk のパーティションの再設定が必要になる場合があります。

スナップショットからブート Persistent Disk を作成する

ブート Persistent Disk のスナップショットを作成すると、作成したスナップショットから新しい Persistent Disk にデータを適用できます。スナップショットのデータの適用は、Persistent Disk を最初に作成した場合にのみ可能です。スナップショットを既存の Persistent Disk に適用することはできません。また、対象のスナップショットと異なるプロジェクトに属している Persistent Disk に適用することもできません。

コンソール

  1. Google Cloud コンソールで、[ディスクの作成] ページに移動します。

    [ディスクの作成] ページに移動

  2. [ディスクソースのタイプ] で、[スナップショット] を選択します。
  3. リストからスナップショットを選択します。
  4. ディスクのプロパティの設定を完了し、[作成] をクリックします。

gcloud

Persistent Disk スナップショットのデータを適用するには、次のコマンドを実行します。

gcloud compute disks create example-disk --source-snapshot example-snapshot

REST

スナップショットを使用してブート Persistent Disk を作成するには、次の URI に POST リクエストを送信します。

POST https://compute.googleapis.com/compute/v1/projects/example-project/zones/us-central1-f/disks

リクエストの本文でこの新しい Persistent Disk の名前と使用するスナップショットへの URL を指定する必要があります。

{
  "name": "example-disk",
  "sourceSnapshot": "zones/us-central1-f/snapshots/example-snapshot"
}

次のステップ