Google App Engine を活用し、わずか半年でサービスイン

機能、価格など、さまざまな点で差別化されているクラウド プラットフォームですが、“開発しやすさ”も重要なポイント。もちろん、その点でも Google Cloud Platform は高く評価されています。例えば、株式会社 Donuts では全くの新規サービスをたった半年で正式サービス開始にこぎ着けることができました。その秘訣とは?

写真左から

株式会社 Donuts
Web事業部 ジョブカン グループ開発チームリーダー 久野慎弥さん
Web事業部 ジョブカン ディレクター 松本航洋さん

Google App Engine は、プロダクトスタートアップのツールとして実に正しい姿

「単車の虎」や「Tokyo 7th シスターズ」など、国内スマホゲームの雄として名を知られる株式会社 Donuts ですが、それはあくまで同社の「柱」の 1 つ。2007 年の創業当時から企業向け ASP 事業など、非ゲーム事業も積極的に展開していました。

そんな同社が、この 2 月に正式サービスをスタートしたクラウド型ワークフローシステムが「ジョブカンワークフロー」。社内稟議の申請→承認を効率化させ、意志決定をスピードアップさせるというサービスです。旧来の同種サービスと比べて使いやすく、何より安価な価格設定とすることで、これまでこういったサービスを導入していなかった中小企業への普及を狙っています。

実はこのサービス、開発開始が 2015 年 8 月。わずか 4か月で β 版に到達し、その 2 か月後にサービスインしたというのだから驚きです。しかもその開発はたった 2 名のエンジニアが主導したとのこと。今回はそのお二人、開発チームリーダーの久野慎也さんと、ディレクターの松本航洋さんにお話をお伺いしました。

「ジョブカンワークフローを開発するにあたって利用したのが Google App Engine。昨年 8 月に開発をスタートするにあたり、社外アドバイザーの方に勧められたのがきっかけでした。正直なところ当初は半信半疑だったのですが、実際に触ってみると、ものの 1 時間くらいでサービスの骨組みが完成してしまいびっくり(笑)。プロダクトスタートアップのツールとして実に正しい姿だと感激しました」(久野さん)

「一番助かったのはインフラの部分を考えなくて良いことですね。普通だと、利用者数の規模を想定しながら作っていかねばならないのですが、チームにインフラ専任者がいなかったため、それをどうするかが悩みの種でした。ところが、Google App Engine を導入したことでそれが解消。アプリを書くことだけに専念でき、開発期間が大幅に短縮されました。また、バージョン管理の使い勝手の良さも気に入っています。クリック 1 つで前のバージョンに戻れるので、とりあえずアップデートして、ダメだったら元に戻すということが気軽にできるんですよ。これはほかにないメリットだと思います」(松本さん)

β テスト開始後も、この特性は大いに活躍。サービスの仕様上、企業ごとに細かな要望が上がってくるそうなのですが、その対応も非常にスムーズに進んだそうです。結果、大きなトラブルもなく、予定通り 2 月の正式サービス開始を実現することができました。

App Engine のバージョン管理機能で、アップデートのトライ&エラーが簡単に

もちろん ジョブカンワークフローは今後も積極的な機能向上を予定。組織内での意志決定速度をよりいっそう効率化していくため、外部チャットツールとの連携やスマホ対応など、さまざまな機能を追加していくそうです。「この辺りのトライ&エラーも Google App Engine なら簡単。より一層、使い勝手を突き詰めていきたいですね」(久野さん)

「あと、機能の追加・改善がものすごく早いのも Google Cloud Platform の良いところだと思います。例えば、当初はデータベース周りの機能がやや弱く、将来的な不安があったのですが、先日導入された 第 2 世代Google Cloud SQL で全て解消。理想のものになりました。現時点でちょっと気になっているのはコンソールが使いにくいこと程度でしょうか。いろいろなことができるがゆえに逆に混乱してしまうんですよね。ただ、これについてもすぐに改善されるのだろうなと勝手に期待しています。後はアジアサーバーを用意してくれれば完璧ですね(笑)」(松本さん)

社内で Google Cloud Platform を使うのは始めてだったそうですが、Google のサポートが良かったことも好印象だったというお二人。導入当初にレクチャーを受けたことで、ほとんど勉強らしい勉強をすることなく開発をスタートできたと言います。

「後は、料金が非常に安いこともありがたく思っています。こんなに使っているのにたったこれだけの料金でいいの? と驚いたほど(笑)。おかげで、サービス料金を下げることができ、企業導入の敷居を下げることができました。今後は Google Cloud Platform のほかのサービスも試してみたいですね。特に個人的に一番気になっているのが Google BigQuery。これを駆使して、ジョブカンワークフローとは別の、何か新しいサービスを企画できたらなと考えています」(松本さん)

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