Google Cloud Console では、BigQuery リソースの作成と管理、SQL クエリの実行に使用できるグラフィカル インターフェースを利用できます。
Cloud Console の使用に関する実践的な概要については、Cloud Console のクイックスタートをご覧ください。
始める前に
Cloud Console を使用する前に、Google Cloud プロジェクトを作成または選択する必要があります。
- Google アカウントにログインします。
Google アカウントをまだお持ちでない場合は、新しいアカウントを登録します。
-
Google Cloud Console の [プロジェクト セレクタ] ページで、Google Cloud プロジェクトを選択または作成します。
- 新しいプロジェクトでは、BigQuery が自動的に有効になります。既存のプロジェクトで BigQuery を有効にするには、 BigQuery API を有効にします。 にアクセスします。
- クレジット カード情報の提供やプロジェクトに対する課金の有効化を行わない場合は、BigQuery によってサンドボックスが提供されます。このトピックの手順は、プロジェクトへの課金が有効かどうかに関係なく機能します。必要に応じて課金を有効にする場合は、課金を有効にする方法についてをご覧ください。
Cloud Console の BigQuery ページを開く
Cloud Console の [BigQuery] ページを開くには、次のようにします。
Cloud Console を開きます。
ナビゲーション ペインで [BigQuery] をクリックします。
ブラウザに次の URL を入力して、[BigQuery] ページを直接開くこともできます。
https://console.cloud.google.com/bigquery
または、ここをクリックし、最近アクセスしたプロジェクトを使用して Cloud Console の [BigQuery] ページを直接開きます。
Cloud Console の概要
Cloud Console には 3 つの主要なセクションがあります。
- ページの左側(ナビゲーション パネル):
ナビゲーション パネルには、表示できる BigQuery リソースのリストが含まれています。
- [クエリ履歴] セクションには、プロジェクトのクエリジョブが表示されます。
- [保存したクエリ] セクションには、保存したクエリと共有クエリが表示されます。
- [ジョブ履歴] セクションには、プロジェクトの読み込み、エクスポート、コピーの各ジョブが表示されます。
- [転送] セクションには、BigQuery Data Transfer Service ページが表示されます。
- [スケジュールされたクエリ] セクションには、スケジュールされたクエリが表示されます。
- [BI Engine] セクションには、BI Engine のコンソールが表示されます。
- [リソース] セクションには、固定されたプロジェクトのリストが含まれています。プロジェクトを展開して、アクセス可能なデータセットとテーブルを表示します。[リソース] セクションには検索ボックスが用意されており、名前(プロジェクト名、データセット名、テーブル名、ビュー名)またはラベルでリソースを検索できます。検索バーでは、現在のプロジェクト内および固定されたプロジェクト内の完全一致のリソースと部分一致のリソースがすべて検索されます。
- Data Catalog の検索とオートコンプリート(ベータ版)を使用するには、[Data Catalog の検索とオートコンプリートをお試しください] ダイアログで [有効にする] をクリックします。この機能を有効にすると、BigQuery は [リソース] パネルの検索とクエリエディタのオートコンプリートでオンデマンドで結果を読み込みます。リソースが多い場合、Data Catalog は Cloud Console のパフォーマンスを向上させます。また、現在の固定されたプロジェクト外のリソースを検索することもできます。
- 詳細パネル:
- ナビゲーション パネルで選択した操作に関連する情報が表示されます。たとえば、ナビゲーション パネルでデータセットをクリックすると、そのデータセットに関する情報が詳細パネルに表示されます。
- クエリエディタ:
- [クエリを新規作成] をクリックすると、詳細パネルの上にクエリエディタが表示されます。エディタが不要になった場合は、[エディタを非表示] をクリックしてエディタを非表示にします。
リソースの表示
ナビゲーション パネルには、現在のプロジェクト内の表示可能なデータセットのリストが表示されます。プロジェクトの横にある アイコンをクリックすると、そのプロジェクトのデータセットが表示されます。データセットの横にあるアイコンをクリックすると、データセットが展開され、そのデータセット内のテーブルが表示されます。
データセットやテーブルをクリックすると、そのリソースに関する情報が詳細パネルに表示されます。ナビゲーション パネルでテーブルをクリックしてから詳細パネルの右側にある [テーブルをクエリ] ボタンをクリックすると、そのテーブルの基本クエリがクエリボックスに入力されます。クエリを手動で変更して、フィールドの指定やクエリのカスタマイズを行うことができます。また、クエリの実行は現在選択されているテーブルに限定されません。テーブルに対するクエリ実行の詳細については、インタラクティブ クエリの実行をご覧ください。
プロジェクトでの作業
BigQuery の作業はすべてプロジェクト内で行われます。このプロジェクトの名前は、ナビゲーション パネルにあるデータセット フィルタ ボックスの下に表示されます。また、ページの上部にあるプラットフォーム バーを使用して現在のプロジェクトを確認することもできます。
プロジェクトで行うすべての作業は、プロジェクトに関連付けられた請求先アカウントに課金されます。BigQuery の課金の詳細については、料金のページをご覧ください。
Cloud Console で、次のことができます。
- 別のプロジェクトに切り替える
- 他のプロジェクトを追加(または固定)する
- 固定したプロジェクトを削除する
プロジェクトの切り替え
Cloud Console でプロジェクトを切り替えるには、次のようにします。
ページ上部のプラットフォーム バーでプロジェクトをクリックします。
プロジェクト ダイアログのリストからプロジェクトの名前をクリックします。これにより、Cloud Console に表示されているプロジェクトが選択したプロジェクトに置き換えられます。
プロジェクトの固定(追加)
Cloud Console で [プロジェクトを固定] オプションを使用すると、プロジェクトを追加、つまり「固定」できます。
プロジェクトは次のいずれかの方法で固定できます。
- 目的のプロジェクトに切り替えてから固定する。
- ナビゲーション パネルで [プロジェクトを固定] オプションを使用する。
オプション 1: プロジェクトを開いてから固定する
プロジェクトを開いた後に固定するには:
ナビゲーション パネルに固定するプロジェクトに切り替えます。
ナビゲーション パネルでプロジェクト ID をクリックします。
詳細パネルの右側で [プロジェクトを固定] をクリックします。
オプション 2: [プロジェクトを固定] オプションを使用する
[プロジェクトの固定] ダイアログを使用してプロジェクトを固定するには:
ナビゲーション パネルの [リソース] セクションで [プロジェクトを固定] をクリックします。
[プロジェクトを固定] ダイアログで、[プロジェクトを選択] リストをクリックします。[最近選択したプロジェクト] リストからプロジェクトを選択します。また、[フィルタ] ボックスを使用して [すべてのプロジェクト] リストをすばやくスキャンすることもできます。
プロジェクトを選択したら [プロジェクトを固定] をクリックして、[プロジェクトの固定] ダイアログを閉じます。
Cloud Console からプロジェクトを削除する
以前に追加(または「固定」)したプロジェクトを削除するには、次のようにします。
ナビゲーション ペインでプロジェクト ID をクリックします。
詳細パネルの右側で、[プロジェクトの固定を解除] をクリックします。
ジョブ履歴とクエリ履歴の表示
Cloud Console を使用してジョブの実行やクエリの実行を行うと、その履歴がナビゲーション パネルに保存されます。クエリも一種のジョブですが、使いやすさを考えてクエリ履歴は別途保存されます。
Cloud Console のジョブとクエリの履歴には、過去 6 か月間のすべての読み込み、エクスポート、コピー、送信したクエリジョブが含まれます(最大 1,000 エントリ)。1,000 ジョブという上限は、全種類のジョブの累計の上限です。
履歴内にあるすべての該当ジョブを一覧表示するには、jobs.list
API メソッド、または bq
コマンドライン ツールの bq ls
コマンドを使用します。
ジョブ履歴の表示
ジョブ履歴を表示するには、ナビゲーション パネルで [ジョブ履歴] リンクをクリックします。
ジョブ履歴の詳細パネルで、個別のジョブをクリックして詳細を表示できます。また、ジョブを繰り返すこともできます。Cloud Console を使用して読み込みジョブを繰り返すことはできますが、エクスポート ジョブまたはコピージョブは繰り返せません。
クエリ履歴の表示
クエリ履歴を表示するには、ナビゲーション パネルで [クエリ履歴] リンクをクリックします。
クエリ履歴の詳細パネルで、個別のクエリジョブをクリックして詳細を表示するか、クエリエディタでクエリを開きます。クエリエディタでクエリを開くと、[クエリを実行] をクリックしてクエリを繰り返すことができます。
Cloud Console の表示制限
Cloud Console の表示には次の制限があります。
- ナビゲーション パネルに表示できるデータセットは 1,000 のみです
- データセットごとにナビゲーション ペインに表示できるテーブル数は最大 30,000 です。表示可能なすべてのデータセットの累計テーブル数は 1,000,000 です(固定されたプロジェクトのデータセットを含む)。
キーボード ショートカット
Cloud Console では次のキーボード ショートカットがサポートされています。
キーの組み合わせ(Windows / Linux) | キーの組み合わせ(Mac OS) | 操作 |
---|---|---|
Ctrl+Enter |
Cmd+Enter |
現在のクエリを実行 |
Tab |
Tab |
現在の単語をオートコンプリート |
Ctrl |
Cmd |
テーブル名をハイライト表示 |
Ctrl キーを押しながらテーブル名をクリック |
Cmd キーを押しながらテーブル名をクリック |
テーブル スキーマを開く |
Ctrl+E |
Cmd+E |
選択項目からクエリを実行 |
Ctrl+/ |
Cmd+/ |
現在の行または選択した行にコメントを付ける |
Ctrl+Shift+F |
Cmd+Shift+F |
クエリを書式設定 |
例
Cloud Console の例は、BigQuery ドキュメントの入門ガイドに多く記載されています。
Cloud Console を使用してデータを読み込み、クエリを実行する例については、Cloud Console を使用したクイックスタートをご覧ください。
次のステップ
- Cloud Console の使用に関する実践的な概要については、Cloud Console のクイックスタートをご覧ください。