マシン ファミリー

このドキュメントでは、仮想マシン(VM)インスタンスの説明で使用する Google Cloud Console の用語について説明します。VM は、アプリの開発とワークロードの実行の基盤となるハードウェアです。VM はすべてマシン ファミリーに分類されています。第 2 世代の汎用 VM には、E2、E2 共有コア、N2、N2D、Tau T2D があります。N1 と N1 共有コアは第 1 世代の VM です。M2 メモリ最適化 VM を除き、すべてのマシン ファミリーはプリエンプティブル VM をサポートしています。

注: これは Compute Engine のマシン ファミリーのリストです。各ファミリーの詳細については、以下のページをご覧ください。
  • 汎用 - さまざまなワークロードで優れたコスト パフォーマンスを発揮します。
  • コンピューティング最適化 - Compute Engine でコアあたりのパフォーマンスが最も高く、コンピューティング負荷の高いワークロードに最適です。
  • メモリ最適化 - メモリ使用量の多いワークロードに最適です。他のマシン ファミリーよりもコアあたりのメモリ容量が多く、最大で 12 TB のメモリを搭載しています。
  • アクセラレータ最適化 - 機械学習(ML)やハイ パフォーマンス コンピューティング(HPC)など、超並列 CUDA(Compute Unified Device Architecture)コンピューティング ワークロードに理想的なファミリーです。このファミリーは、GPU を必要とするワークロードに最適です。

マシン構成は次の用語で定義されます。

  • マシン ファミリー: 特定のワークロードに合わせて最適化されたプロセッサとハードウェアから構成される一連のセット。VM の作成時に必要なマシン ファミリーを選択して、VM を構成します。
  • シリーズ: Console では、マシン ファミリーがシリーズの世代によってさらに分類されます。新しい VM は第 2 世代に分類され、古い VM は第 1 世代に表示されます。
  • マシンタイプ: どのマシン ファミリーにもマシンの形が事前に定義され、ワークロードの多様な要件に合わせて vCPU とメモリの比率が設定されています。事前定義されたマシンタイプが要件に合わない場合は、汎用 VM からカスタムマシンを作成できます。

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課金

VM で使用するリソースは課金対象となります。VM を作成するときに、インスタンスのマシンタイプを選択すると、VM インスタンスの料金ページに説明されているように課金対象となります。具体的には、リソースベースの課金モデル説明されているように、vCPU とメモリ量(GB)ごとに課金されます。継続利用割引確約利用割引などが適用されます。

各マシンタイプで計算される時間単位と月単位の料金については、VM インスタンスの料金をご覧ください。

マシン ファミリーのカテゴリ

汎用マシン ファミリーは、多様なワークロードで優れたコスト パフォーマンスを発揮するさまざまなマシンタイプを提供します。

  • コストが最適化された E2 VM は、最大で 32 個の vCPU と 128 GB のメモリ(vCPU あたり最大 8 GB)を備えています。E2 VM には Intel プロセッサまたは第 2 世代の AMD EPYC Rome プロセッサを実行する CPU プラットフォームが事前に定義されています。このプラットフォームは VM 作成時に自動的に選択されます。E2 VM は、特に確約利用割引と組み合わせた場合、Compute Engine で最低価格のさまざまなコンピューティング リソースを提供します。
  • N2 VM は、最大 128 個までの vCPU、vCPU 1 個あたり 8 GB のメモリを提供します。この VM は Intel Ice Lake と Cascade Lake CPU プラットフォームで使用できます。
  • N2D VM は、最大 224 個までの vCPU、vCPU 1 個あたり 8 GB のメモリを提供します。この VM は第 2 世代の AMD EPYC Rome プラットフォームで使用できます。
  • プレビュー版の Tau T2D VM は、最大 60 個の vCPU、vCPU 1 個あたり 4 GB のメモリを提供します。この VM は、第 3 世代の AMD EPYC Milan プロセッサで使用できます。Tau T2D VM ではクラスタ スレッディングが無効であるため、vCPU はコア全体と同等です。
  • N1 VM は、最大 96 個までの vCPU、vCPU 1 個あたり最大 6.5 GB のメモリを提供します。この VM は、Intel Sandy Bridge、Broadwell、Haswell、Ivy Bridge、Skylake CPU のプラットフォームで使用できます。

共有コア VM は、汎用ファミリーの E2 と N1 で使用できます。これらの VM は物理コアを時分割で使用します。小規模で大量のリソースを消費しないアプリの場合、これは費用対効果に優れた方法となります。

  • E2: e2-microe2-smalle2-medium 共有コア VM には、短時間のバーストに使用できる 2 個の vCPU があります。
  • N1: f1-microg1-small 共有コア VM には、短時間のバーストに使用できる 1 個の vCPU があります。

コンピューティング最適化マシン ファミリーは、Compute Engine 上でコアあたりのパフォーマンスが最も高く、コンピューティング負荷の高いワークロードに最適です。コンピューティング最適化 VM は Intel Scalable Processor(Cascade Lake)を搭載し、全コアターボ時に最大で 3.8 GHz の周波数を維持します。

メモリ最適化マシン ファミリーは、メモリ使用量の多いワークロードに最適な VM を提供します。メモリ最適化 VM は他のマシン ファミリーよりもコアあたりのメモリ容量が多く、最大で 12 TB が提供されます。

アクセラレータ最適化マシン ファミリーは、機械学習(ML)とハイ パフォーマンス コンピューティング(HPC)などの超並列 CUDA(Compute Unified Device Architecture)コンピューティング ワークロードに最適です。アクセラレータ最適化 VM は、GPU を必要とするワークロードに最適な選択肢です。

マシン ファミリーに関する推奨事項

ワークロードに適した VM の選択方法については、VM の推奨事項をご覧ください。

次の表に、ワークロードごとの VM の推奨事項を示します。

汎用 ワークロードに最適化
コスト最適化 バランス スケールアウト最適化 メモリ最適化 コンピューティング最適化 アクセラレータ最適化
E2 N2、N2D、N1 Tau T2D M2、M1 C2 A2
低コストで日々のコンピューティングを実現 幅広い VM シェイプで価格とパフォーマンスのバランスを実現 スケールアウト ワークロードに最適なパフォーマンスと費用 超高メモリ ワークロード 超高パフォーマンスでコンピューティング負荷の高いワークロードを実現 ハイ パフォーマンス コンピューティング ワークロード向けに最適化
  • ウェブサービス
  • アプリの配信
  • バックオフィス アプリ
  • 小規模データベース
  • マイクロサービス
  • 仮想デスクトップ
  • 開発環境
  • ウェブサービス
  • アプリの配信
  • バックオフィス アプリ
  • 中規模データベース
  • キャッシュ
  • メディア / ストリーミング
  • スケールアウト ワークロード
  • ウェブサービス
  • コンテナ化されたマイクロサービス
  • メディアのコード変換
  • 大規模 Java アプリケーション
  • SAP HANA など、中規模のインメモリ データベース
  • インメモリ データベースとインメモリ分析
  • Microsoft SQL Server などのデータベース
  • 計算依存型ワークロード
  • 高パフォーマンスのウェブサービス
  • ゲーム(AAA ゲームサーバー)
  • 広告配信
  • ハイ パフォーマンス コンピューティング(HPC)
  • メディアのコード変換
  • AI / ML
  • CUDA 対応の ML トレーニングと推論
  • HPC
  • 超並列コンピューティング
  • マシン ファミリーの比較

    次の表でマシン ファミリーの各カテゴリを比較し、ワークロードに適したカテゴリを判断してください。このセクションを終了した後でも、ワークロードに最適なマシン ファミリーがわからない場合は、汎用マシンから始めてください。サポートされているすべてのプロセッサの詳細については、CPU プラットフォームをご覧ください。

    VM の選択が VM にアタッチされている永続ディスクのパフォーマンスにどのように影響するかについては、永続ディスクと VM の構成をご覧ください。

    マシン ファミリー vCPU 1 vCPU あたりのメモリ プロセッサ VM のカスタマイズ ローカル SSD 継続利用割引 プリエンプティブル VM
    E2* 汎用 2~32 0.5~8 GB
    • Skylake
    • Broadwell
    • Haswell
    • AMD EPYC Rome
    × ×
    E2* 共有コア 0.25~1 0.5~8 GB
    • Skylake
    • Broadwell
    • Haswell
    • AMD EPYC Rome
    × ×
    N2 汎用 2~128 0.5~8 GB
    • Cascade Lake
    • Ice Lake
    N2D 汎用 2~224 0.5~8 GB
    • AMD EPYC Rome
    T2D 汎用 1~60 4 GB
    • AMD EPYC Milan
    × × ×
    N1 汎用 1~96 0.95~6.5 GB
    • Skylake
    • Broadwell
    • Haswell
    • Sandy Bridge
    • Ivy Bridge
    N1 共有コア 0.2~0.5 3.0~3.4 GB
    • Skylake
    • Broadwell
    • Haswell
    • Ivy Bridge
    • Sandy Bridge
    × ×
    C2 コンピューティング最適化 4~60 4 GB
    • Cascade Lake
    ×
    M1 メモリ最適化 Megamem 96 14.9 GB
    • Skylake
    ×
    M1 メモリ最適化 Ultramem 40~160 28.3 GB
    • Broadwell E7
    × ×
    M2 メモリ最適化 Ultramem 208~416 28.3 GB
    • Cascade Lake
    × × ×
    A2 アクセラレータ最適化 High-gpu 12~96 7 GB
    • Cascade Lake
    × ×
    A2 アクセラレータ最適化 Mega-gpu 96 14 GB
    • Cascade Lake
    × ×
    * E2 VM の場合、プロセッサがすでに選択されています。
    E2 VM は最大 128 GB のメモリをサポートします。
    N2D 標準 VM とハイ CPU VM には、最大で 224 個の vCPU が搭載されています。

    GPU と VM

    GPU は、ワークロードの高速化に使用されます。GPU は、汎用 N1 VM またはアクセラレータ最適化 A2 VM にのみ接続できます。GPU は、他のマシン ファミリーではサポートされていません。

    GPU 数が少ない VM の場合は、vCPU の最大数に制限されます。一般的に、GPU の数が多いほど、vCPU 数が多くメモリサイズが大きいインスタンスを作成できます。詳細については、Compute Engine の GPU をご覧ください。

    次のステップ