これらの拡張機能は、LookML でデータをモデリングする場合に使用するコード編成の構文である LookML の拡張 / 拡張機能とは異なります。
Looker 拡張機能を使用することで、Looker インスタンスのユーザーに高度にカスタマイズされた統合エクスペリエンスを提供できます。
Looker 専用のページがキャンバスになり、次のような機能を持つさまざまなツールを自由に利用できます。
- JavaScript コードを実行する
- 事前認証済みクライアントを通じて Looker API にアクセスする
- Looker コンポーネントを活用したシームレスな UI
- クライアントから、または便利なサーバー プロキシ経由で HTTP 呼び出しを行う
- OAuth 経由でのサードパーティ サービスによる認証
- 追加の拡張機能フレームワークの機能を使用する
同時に、きめ細かなサンドボックス制御と組み込みのユーザー権限により、インスタンスの管理者はアプリケーション デベロッパーやエンドユーザーがアクセスできるデータに自信が持てます。
拡張機能の使用
Looker 拡張機能を使用する最初のステップは、Looker の拡張フレームワークによって公開される API を使用する JavaScript ベースのクライアント側アプリケーションを作成することです。
このようなアプリケーションの利用を開始する最も簡単な方法は、create-looker-extension
コマンドライン ツールを使用することです。このツールを使用すると、アプリケーション コードをバンドルするために必要なビルドツールを含むボイラープレート コードベースを設定できます。このツールを使用すると、JavaScript または TypeScript のいずれかを選択できます。また、React を使用するかどうかも選択できます。
コードベースの準備ができたら、次の 3 つの方法のいずれかで Looker インスタンスに読み込むことができます。
- 開発中は、URL を使用してローカルでホストされるウェブサーバーを参照することにより、迅速かつ簡単に開発できます。
- JS バンドルを作成し、LookML プロジェクトを通じてファイルを読み込むことができます。
- JS ファイルをリモート サーバーまたはコンテンツ配信ネットワーク(CDN)にデプロイし、URL で参照できます。このオプションは多くの場合、拡張機能のコードベースからの継続的デプロイ自動化と組み合わせて使用すると非常に便利です。
試してみる
コードを記述する前に Looker の拡張機能の動作を確認したい場合は、複数の Looker で公開済みの拡張機能を Looker Marketplace から Looker インスタンスにワンクリックでインストールできます。