[IP Allowlist] ページでは、Looker インスタンスにアクセスできる IP アドレスのリストを指定できます。リージョンに基づいて許可する特定の IP のリストについては、セキュアなデータベース アクセスの有効化をご覧ください。IP 許可リストが有効になっている場合、Looker インスタンスはアプリケーション レベルで IP アドレスをフィルタリングして、許可リストの IP アドレスからのみ接続を許可します。Looker では、他のすべての IP アドレスからの接続試行は拒否されます。IP 許可リストが無効になっている場合、Looker インスタンスはすべての IP アドレスからの接続を受け入れることができます。
[IP 許可リスト] ページは Looker でホストされたインスタンスでのみ利用できます。セルフホスト型インスタンスでは、[管理者] パネルにこのオプションが表示されません。[IP 許可リスト] ページを表示するには、[管理者] メニューの [サーバー] セクションで [IP 許可リスト] を選択します。
[IP 許可リスト] ページには、Looker インスタンスにアクセスできる IP アドレスとサブネット マスクの構成に使用するルールが一覧表示されます。各ルールでは、それらの IP アドレスからのユーザーが Looker UI からのみログイン可能か、Looker API からのみログイン可能か、あるいはその両方からログイン可能かも定義します。
既存の IP 許可リスト ルールの表示に加えて、次のタスクを実行できます。
- [許可リストを有効にする] スイッチで IP 許可リストを有効または無効にします。許可リストが有効な場合、リストされている IP アドレスのユーザーのみが接続できます。
- 新しいルールを定義します。これにより、許可リストに IP アドレスを追加します。
- 既存のルールを有効化、無効化、編集、削除します。
IP アドレスの追加
IP 許可リストにルールが定義されていない場合、リストに初めてアクセスしたときと同様に、Looker に次の 2 つのアラートが表示されます。
- [許可リストを有効にする] スイッチの横のツールチップに警告アイコンが表示される
- スイッチの横に [Your IP address is not allowlisted] というメモが表示される
[Your IP address is not allowlisted] テキストを選択して、検出された IP アドレスを取得します。[ルールを追加] を選択し、次の手順に沿って IP アドレスを許可リストに追加します。
新しいルールを追加する
[ルールを追加] を選択して、IP アドレスまたはアドレス範囲を許可リストに追加します。Looker に [新しい IP 許可リストのルール] ダイアログが表示されます。新しいルールを追加する手順は、次のとおりです。
- [ラベル] フィールドに、新しいルールの名前を入力します。
- CIDR 表記で説明されているように、IP アドレスとサブネット マスクを使用して、承認済みの IP アドレスの範囲を [IP 範囲] フィールドに入力します。
- [UI or API?] プルダウン メニューで、新しいルールを Looker UI からのログイン試行のみに適用するか、Looker API からのログイン試行のみに適用するか、または両方のソースからのログイン試行に適用するかを指定します。
- [保存] を選択します。
知っておくべきこと
IP 許可リストを構成する際は、次の点を考慮してください。
- 50 個を超えるルールを追加すると、Looker のパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。
- IP 許可リストが有効になっている場合、Slack の統合や OAuth 対応アクションなどの特定の Looker Action Hub 機能は動作しません。
- Git pull リクエストを LookML プロジェクトと統合するには、Git プロバイダがアウトバウンド リクエストを行う IP アドレスの範囲を許可リストに追加する必要があります。たとえば、GitHub IP アドレスはそのメタ API エンドポイントから使用可能です。IP は変更される場合があり、他の Git プロバイダでは異なります。