イメージのインポートとエクスポートのトラブルシューティング


このドキュメントでは、Compute Engine にイメージをインポートするときや Cloud Storage にイメージをエクスポートするときに発生する可能性がある一般的な問題について説明します。

イメージのインポートとエクスポートに関する問題を診断する

Cloud Build のログと一時 VM(ワーカー VM)のシリアルポート出力を確認して、イメージのインポートまたはエクスポートに関する問題の原因を診断します。

Cloud Build のログを確認する

イメージ インポート ツールは、Cloud Build API を使用してイメージのインポートとエクスポートを行います。Cloud Build のログを確認して、実行中のプロセスのステータスを把握します。

Cloud Build のログを表示するには、次のいずれかを行います。

  • Google Cloud コンソールを使用してイメージをインポートまたはエクスポートする場合は、Google Cloud コンソールの [イメージ] ページの [イメージ インポートの履歴] タブまたは [イメージ エクスポートの履歴] タブでログを表示します。Cloud Build ID をクリックしてログを表示します。

    [イメージ] に移動

  • Google Cloud CLI を使用してイメージをインポートまたはエクスポートする場合は、プロセスの実行後に標準出力で Cloud Build のログの場所を確認できます。

シリアルポート出力を確認する

イメージのインポートまたはエクスポート プロセス中に作成されるワーカー VM のシリアルポート出力を確認すると、システムレベルのエンティティに関する問題のトラブルシューティングに役立つことがあります。これらのログの詳細については、シリアルポート出力の表示をご覧ください。

一般的なエラー

イメージをインポートまたはエクスポートするときに発生する可能性がある一般的なエラーの例を次に示します。

2 TB を超えるイメージをエクスポートするときに ExportFailed エラーが発生する

vmdkvpcvhd 形式のイメージの最大サイズは 2 TB に制限されています。そのため、これらの形式で 2 TB を超えるイメージをエクスポートすると、次のようなエラー メッセージがログに表示されることがあります。

エラー メッセージ:

[image -export]: 2022 - 01 - 27T16: 08: 24Z Error running workflow: step
"image-export-export-disk" run error: step "wait-for-inst-image-export-export-disk"
run error: WaitForInstancesSignal FailureMatch found for
"WORKER_VM_NAME--SUFFIX":
"ExportFailed: Failed to export disk source to DESTINATION_URI"

解決策:

この問題を解決するには、イメージの形式を vdivhdx、または qcow2 として指定し、gcloud compute images export コマンドの実行時に --timeout 値を 24h に設定します。

問題が解決しない場合は、Google Cloud サポートにお問い合わせください。