Looker フィルタ コンポーネントは、Looker の上に構築されたカスタム データ アプリケーション用の Looker の豊富なフィルタ機能を提供します。
Looker コンポーネント
Looker コンポーネントは、React ベースの事前構築済み Looker アプリケーションです。アプリケーション開発者は、Looker を基盤とするデータ アプリケーションと拡張機能のコンポーネントを使用できます。
コンポーネントは、Looker 拡張フレームワークと Looker の Embed SDK で使用できます。
Looker のフィルタ コンポーネント
フィルタ コンポーネントは、カスタム開発されたデータ アプリケーションやカスタマイズした Looker ダッシュボードに Looker の豊富なフィルタ機能を提供します。Looker API(SDK または拡張機能)を使用して特定のダッシュボードの JSON をフェッチすると、開発者はアプリケーションにフィルタ コンポーネントを含めて、ダッシュボードの各フィルタのプロパティを渡すことができます。コンポーネントは、フィールドと保存された UI 構成に応じて各フィルタをレンダリングします。
フィルタ コンポーネント パッケージには、Looker 独自のダッシュボードで使用できる 12 種類のフィルタ コントロールが用意されています。
フィルタ コンポーネントは、@looker/filter-components
と @looker/filter-expressions
という 2 つのパッケージを介して配信されます。@looker/filter-components
パッケージは、フィールド、フィルタの種類、現在のフィルタ式を使用してフィルタ コンポーネントをレンダリングします。これらは、任意のダッシュボード フィルタから利用できます。@looker/filter-expressions
パッケージは、フィルタ式を @looker/filter-components
で使用できるデータ構造に変換します。
フィルタ コンポーネントを使用する理由
コンポーネントをフィルタすることで開発者の時間を確保し、Looker で作業するアナリストが堅牢でカスタマイズ可能なユーザー エクスペリエンスを構築して維持できるようにします。Looker のフィルタ コンポーネントには、次の利点があります。
- 高品質のフィルタ エクスペリエンス - フィルタ コンポーネントは、Looker の豊富なフィルタ ロジックと、必要な種類のフィルタに最適な幅広いフィルタ コントロールを提供します。
- 開発の迅速化 - フィルタ コンポーネントを使用すると、すぐに利用できる「フィルタ」機能が提供され、デベロッパーは他のタスクに集中し、全体的な開発をスピードアップできます。
- カスタマイズ - フィルタ コントロールは、アプリケーション、拡張機能、埋め込みダッシュボードのデザインに合わせてカスタマイズできます。デベロッパーは、フィルタ コンポーネントを使用して、これまで以上に多くのカスタマイズを提供できます。
- Looker ダッシュボードにリンク済み - フィルタ コンポーネントは Looker ダッシュボードのフィルタに直接接続でき、そのフィルタのバージョンはコンポーネントを使用する Looker アプリケーション、拡張機能、または埋め込みでレンダリングされます。フィルタ コンポーネントに接続されている Looker ダッシュボードの編集権限があるユーザーは、Looker ダッシュボードでフィルタを編集でき、アプリケーション、拡張機能、埋め込み内のフィルタが更新されます。これにより、ビジネス上の理由でフィルタを調整する必要が生じるたびにデベロッパーに余分にかかる時間を短縮できます。
- Looker モデルに関連付け - フィルタ コンポーネントは、構築元の Looker モデルの変更を認識します。つまり、フィルタ フィールドやその他のオプションは動的で、基盤となるモデルの更新に伴って更新されます。
フィルタ コンポーネントをインストールして使用する
@looker/components
NPM リポジトリから @looker/filter-components
パッケージと @looker/filter-expressions
パッケージをダウンロードします。
フィルタ コンポーネント パッケージのインストールと使用方法については、NPM または GitHub にある各パッケージの README ドキュメントをご覧ください。
フィルタ コンポーネントのデモ アプリケーションは GitHub で入手できます。デモの使用方法は README ドキュメントに記載されています。