一般公開データにアクセスするために選択する方法は、データを操作する方法によります。Google Cloud Console から一般公開データにアクセスする場合は、Google で認証する必要があります。任意の Google アカウントで認証できます。アカウントは一般公開データを含むプロジェクトに関連付けられている必要はなく、Cloud Storage サービスに登録する必要もありません。
これに対し、gsutil や Cloud Storage API リンクで一般公開データにアクセスする場合には、認証を行う必要はありません。これらの方法は、一般公開されるデータの汎用リンクに適しています。たとえば、クライアント ライブラリや cURL などのコマンドライン ツールを使って API リンクをウェブページで使用できます。
一般公開データにアクセスするには:
API リンク
このリンクにアクセスするのに認証は必要ありません。たとえば、ウェブページ内のリンクや、cURL などのコマンドライン ツールでのダウンロードに適しています。
一般公開データが含まれるバケットの名前を取得します。
次の URI を使用してバケットのオブジェクトにアクセスします。
https://storage.googleapis.com/BUCKET_NAME/OBJECT_NAME
たとえば、Google 一般公開バケット gcp-public-data-landsat
には Landsat 一般公開データセットが含まれています。次のリンクを使用して、一般公開オブジェクト LC08/PRE/063/046/LC80630462016136LGN00/LC80630462016136LGN00_B11.TIF
にリンクできます。
https://storage.googleapis.com/gcp-public-data-landsat/LC08/PRE/063/046/LC80630462016136LGN00/LC80630462016136LGN00_B11.TIF
Console
このリンクにアクセスするには、Google での認証が必要です。一般には [API リンク] タブで説明されている方法を使用して、公開バケット内の個々のオブジェクトへのリンクにアクセスしてください。オブジェクトが含まれているバケットに対する storage.objects.list
権限がある場合は、Cloud Console 経由で一般公開オブジェクトのみにアクセスできます。
公開バケットの名前を取得します。
ウェブブラウザを使用し、次の URI を使ってバケットにアクセスします(必要に応じてログインするよう求められます)。
https://console.cloud.google.com/storage/browser/BUCKET_NAME
たとえば、Google 一般公開バケット gcp-public-data-landsat
には Landsat 一般公開データセットが含まれています。次の URL でこのバケットにアクセスできます。
https://console.cloud.google.com/storage/browser/gcp-public-data-landsat
gsutil
gsutil がインストールされていない場合は、こちらの手順に沿って gsutil をインストールします。
一般公開データが含まれるバケットの名前を取得します。
バケットが公開されている場合(かつ、バケット内の一部のデータだけが公開されているわけではない場合)は、
ls
コマンドを使用して、そのバケットに含まれるデータ(オブジェクト)の一部またはすべての一覧を表示できます。たとえば、Google 一般公開バケット
gcp-public-data-landsat
には Landsat 一般公開データセットが含まれています。次のコマンドに接頭辞LC08/PRE/063/046/LC80630462016
を付けてファイルを一覧表示できます。gsutil ls -r gs://gcp-public-data-landsat/LC08/PRE/063/046/LC80630462016*
cp
コマンドを使用して、バケット内の特定の一般公開オブジェクトを取得します。たとえば、次のコマンドを使ってバケット
gcp-public-data-landsat
からローカル ディレクトリにファイルをダウンロードできます。gsutil cp gs://gcp-public-data-landsat/LC08/PRE/063/046/LC80630462016136LGN00/LC80630462016136LGN00_B11.TIF .
コードサンプル
C++
詳細については、Cloud Storage C++ API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
Go
詳細については、Cloud Storage Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
Java
詳細については、Cloud Storage Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
Node.js
詳細については、Cloud Storage Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
Python
詳細については、Cloud Storage Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
Ruby
詳細については、Cloud Storage Ruby API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
次のステップ
- オブジェクトを一般公開して共有する方法を学習する。
- データへのアクセスを制御するオプションについて学習する。
- IAM 権限を使用してデータへのアクセスを制御する。
- バケットからオブジェクトをダウンロードする。