Cluster API の概要

Cluster API は Kubernetes カスタム リソースを使用し、Kubernetes Resource Model(KRM)に依存します。特定の組織内のクラスタのライフサイクル(インストール、アップグレード、アンインストールなど)を管理します。

Cluster API を使用するには、GDC コンソールを使用することをおすすめします。アプリケーションで独自のライブラリを使用してこの API を呼び出す必要がある場合は、次の例と完全な API 定義を使用してリクエストを作成します。

サービス エンドポイントとディスカバリ ドキュメント

Cluster API の API エンドポイントは https://MANAGEMENT_API_SERVER_ENDPOINT/apis/cluster.gdc.goog/v1 です。ここで、MANAGEMENT_API_SERVER_ENDPOINT は Management API サーバーのエンドポイントです。

kubectl proxy コマンドを使用すると、ブラウザまたは curl などのツールでその URL にアクセスして、Cluster API のディスカバリ ドキュメントを取得できます。kubectl proxy コマンドは、ローカルマシンの Kubernetes API サーバーへのプロキシを開きます。このコマンドを実行すると、次の URL(http://127.0.0.1:8001/apis/cluster.gdc.goog/v1)でドキュメントにアクセスできます。

クラスタ リソースの例

次に、ユーザー クラスタとして構成された Cluster オブジェクトの例を示します。

apiVersion: cluster.gdc.goog/v1
kind: Cluster
metadata:
  name: user-vm-1
  namespace: platform
spec:
  clusterNetwork:
    podCIDRSize: 21
    serviceCIDRSize: 23
  initialVersion:
    kubernetesVersion: 1.27.1-gke.700
  loadBalancer:
    ingressServiceIPSize: 21
  nodePools:
  - machineTypeName: n2-standard-8-gdc
    name: worker-node-pool
    nodeCount: 3
  releaseChannel:
    channel: UNSPECIFIED