Vertex AI 上の Ray クラスタでタスクを実行すると、トラッキング ログが自動的に生成され、Cloud Logging とオープンソース Ray の両方に保存されます。このセクションでは、生成されたログに Google Cloud コンソールからアクセスする方法について説明します。
始める前に、Ray on Vertex AI の概要を読み、前提条件となるすべてのツールを設定してください。Cloud Logging コンソール
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Google Cloud コンソールのナビゲーション パネルで、[ロギング] を選択してから、[ログ エクスプローラ] を選択します。
既存の Google Cloud プロジェクト、フォルダ、または組織を選択します。
すべての Ray ログを表示するには、クエリエディタ フィールドに次のクエリを入力し、[クエリを実行] をクリックします。
resource.labels.task_name="ray-cluster-logs"
ログを特定の Ray クラスタに絞り込むには、クエリに次の行を追加して [クエリを実行] をクリックします。
labels."ml.googleapis.com/ray_cluster_id"=CLUSTER_NAME
ここで、CLUSTER_NAME は Ray クラスタの名前です。
ログを
raylet.out
などの特定のログファイルに絞り込むには、[ログのフィールド] -> [ログ名] でログの名前をクリックします。類似のログエントリをグループ化できます。
[クエリ結果] でログエントリをクリックしてログを展開します。
jsonPayload
でtailed_path
の値をクリックします。プルダウン メニューが表示されます。[一致エントリを表示] をクリックします。
ヘッドノード シェル
オープンソースの Ray ログファイルは、Ray ヘッドノードのインタラクティブ シェルから表示できます。
Google Cloud コンソールで、[Vertex AI での Ray] ページに移動します。
作成したクラスタの行で、
[その他の操作] メニューをクリックします。[ヘッドノードのインタラクティブ シェル] を選択します。シェルが別のタブで開きます。
/var/log-storage/
ディレクトリに移動します。cd /var/log-storage/
session_DATE/logs/
ディレクトリにある Ray ログにアクセスします。ここで、DATE は Vertex AI で Ray クラスタを作成した日付です。