ノートブックを GitHub に保存する

マネージド ノートブック インスタンスをバックアップして他のユーザーが利用できるようにするには、マネージド ノートブック インスタンスのコンテンツを GitHub に保存します。

GitHub リポジトリを作成する

GitHub リポジトリがまだない場合は、作成する必要があります。

GitHub リポジトリを作成するときに、[Initialize this repository with a README] チェックボックスをオンにして、GitHub リポジトリのクローンを作成できるようにします。

README ファイルで GitHub リポジトリを初期化する。

マネージド ノートブック インスタンスで GitHub リポジトリのクローンを作成する

マネージド ノートブック インスタンスで GitHub リポジトリのクローンを作成するには、次の手順を行います。

  1. GitHub リポジトリで [Code] ボタンをクリックし、[Local] タブをクリックします。

  2. HTTPS URL をコピーします。

  3. Google Cloud コンソールで、[マネージド ノートブック] ページに移動します。

    [マネージド ノートブック] に移動

  4. [JupyterLab を開く] をクリックして、マネージド ノートブック インスタンスを開きます。

  5. JupyterLab の [File Browser] で、GitHub リポジトリのクローンを作成するフォルダを選択します。たとえば、home フォルダなどです。

    ノートブックの home フォルダ。

  6. JupyterLab で、[Git] > [Clone Repository] を選択します。

  7. 認証情報の入力を求められたら、認証情報を入力します。

    • GitHub のユーザー名とパスワードを使用する場合は、GitHub のユーザー名とパスワードを入力します。

    • GitHub で 2 要素認証プロセスを使用する場合は、個人用のアクセス トークンを作成して使用します。

  8. [Clone a repo] ダイアログで、GitHub リポジトリの HTTPS URL を貼り付けます。

    リポジトリの URL を貼り付けてクローンを作成する。

  9. [クローン] をクリックします。

GitHub ユーザー情報を使用して、マネージド ノートブック インスタンスを構成する

  1. JupyterLab で、[Git] > [Git Repository in Terminal] を選択して Git ターミナル ウィンドウを開きます。

  2. Git ターミナル ウィンドウで、次のコマンドを入力して Git ユーザー名とメールを構成します。

    git config --global user.name "YOUR_NAME"
    git config --global user.email "YOUR_EMAIL"
  3. GitHub アカウントで SSH 認証が必要な場合は、次の手順でアカウントを接続します。

    1. マネージド ノートブック インスタンスの Git ターミナルで、GitHub の新しい SSH 認証鍵を生成する手順に沿って操作します。

    2. その SSH 認証鍵を GitHub アカウントに追加する手順に沿って操作します。

  4. Git ターミナル ウィンドウを閉じます。

commit されたファイルを GitHub リポジトリに追加する

  1. マネージド ノートブック インスタンスで、リポジトリが新しいフォルダとして表示されます。クローンを作成した GitHub リポジトリがフォルダとして表示されない場合は、[Refresh File List] ボタンをクリックしてください。

    [Refresh File List] ボタン。

  2. リポジトリ フォルダをダブルクリックして開きます。

  3. マネージド ノートブック インスタンスに新しいノートブックを追加します。

    ノートブック ファイルを追加するには、メニューまたはランチャーを使用します。

    1. 新しいノートブック ファイルをメニューから追加するには、[File] > [New] > [Notebook] の順に選択します。

      ノートブック ファイルを追加する。

    2. [Select kernel] ダイアログで、新しいノートブックのカーネル(Python 3 など)を選択し、[Select] をクリックします。

      新しいノートブック ファイルが開きます。

    ランチャー

    1. ランチャーから新しいノートブック ファイルを追加するには、[File] > [New] > [Launcher] の順に選択します。

    2. 使用するカーネルのタイルをクリックします。

      ノートブック ファイルを追加する。

      新しいノートブック ファイルが開きます。

  4. 新しいノートブック ファイルの名前を変更します。

    1. [File] > [Rename Notebooks] の順に選択します。[Rename file] ダイアログが開きます。

    2. [New name] フィールドで、Untitled.ipynb を意味のある名前(install.ipynb など)に変更します。

    3. [Rename] をクリックします。

    ランチャー

    1. [Untitled.ipynb] タブを右クリックして、[Rename notebook] をクリックします。[Rename file] ダイアログが開きます。

    2. [New name] フィールドで、Untitled.ipynb を意味のある名前(install.ipynb など)に変更します。

    3. [Rename] をクリックします。

  5. [Git] タブを選択します。新しく追加したノートブックが [Untracked] グループ内に表示されます。

  6. 新しいノートブックを GitHub リポジトリのファイルとして追加するには、新しいノートブックを右クリックして [Track] を選択します。これで、ノートブックが [Git] タブの [Staged] グループに追加されます。

  7. 新しいノートブックを GitHub リポジトリに commit するには、[Git] タブで commit コメントを追加し、[Commit] をクリックします。

  8. Git ターミナル ウィンドウを開くには、[Git] > [Open Git repository in terminal] を選択します。

  9. Git ターミナル ウィンドウで、git push コマンドを入力します。

    • GitHub のユーザー名とパスワードを使用する場合は、表示されたプロンプトで GitHub のユーザー名とパスワードを入力します。

    • GitHub で 2 要素認証プロセスを使用する場合は、使用する個人用のアクセス トークンを作成します。

    git push コマンドが完了すると、commit したファイルが GitHub リポジトリに保存されます。