バケット ロケーション

このページでは、バケット ロケーションの概念と、バケットを作成できるロケーションの種類について説明します。バケットのロケーションを設定する方法については、ストレージ バケットの作成をご覧ください。バケットのロケーションを表示または変更する方法については、バケットの管理をご覧ください。

バケット ロケーションの概要

Google Cloud Storage では、データを格納するためのバケットを作成します。バケットの作成時には、グローバルで一意の名前、デフォルトのストレージ クラス、バケットとそのコンテンツを保存する場所の 3 つのプロパティを指定します。たとえば、バケット A を作成するときにロケーション eu(欧州連合)を指定した場合、バケット A とバケット A の中のすべてのオブジェクトが欧州連合にあるサーバーに格納されます。ロケーションを指定すると、Google は、サービス固有の規約に従ってそこにデータを保持します。

一般に、バケットデータのアプリケーションとユーザーにとって、レイテンシ、可用性、帯域幅のコストのバランスがとれたロケーションがバケットの適切な格納ロケーションになります。詳細は、データの最適なロケーションを選ぶ方法をご覧ください。

Google Cloud Platform サービスのロケーションを世界地図で確認できます。クラウドのロケーションをご覧ください。

ロケーションの種類

バケットのロケーションには、マルチリージョンとリージョンの 2 つの種類があります。

この用語は、Multi-Regional Storage や Regional Storage などのストレージ クラスとは異なりますが、これらのストレージ クラスは、同等の種類のロケーションに作成する必要があります。たとえば、デフォルトのストレージ クラスが Regional Storage のバケットは、us-east1 などのリージョンに作成する必要があります。ストレージ クラスの詳細については、ストレージ クラスをご覧ください。

マルチリージョン

マルチリージョンは、米国などの地理的なエリアを表しています。マルチリージョンは複数のリージョンのロケーションから構成されます。次のマルチリージョンが使用できます。

  • asia - アジア太平洋
  • eu - 欧州連合
  • us - 米国

Multi-Regional Storage のデータは、マルチリージョンに作成したバケットに保存されます。また、Multi-Regional Storage のデータには地理的な冗長性があります。つまり、このデータは、選択されたマルチリージョンのロケーション内で少なくとも 100 マイル離れている 2 つ以上のデータセンターに保存されています。

Nearline Storage または Coldline Storage のデータは、マルチリージョンまたはリージョンのロケーションに作成されたバケットに保存されます。Nearline Storage または Coldline Storage のデータをマルチリージョンに保存すると、マルチリージョンを構成するリージョンの 1 つに保存されます。

マルチリージョンのロケーションに作成したバケットに、Regional Storage のデータを保存することはできません

リージョンのロケーション

リージョンのロケーションは、アイオワ州カウンシル ブラフスのように特定のロケーションを表します。使用できるリージョンのロケーションは次のとおりです。

  • asia-east1 - 東南アジア
  • asia-northeast1 - 北東アジア
  • europe-west1 - 西ヨーロッパ
  • us-central1 - 米国中部
  • us-east1 - 米国東部
  • us-west1 - 米国西部

すべてのリージョンのロケーションは、他のロケーションから少なくとも 100 マイル離れています。

Regional Storage のデータは、リージョンのロケーションに作成したバケットに保存されます。このデータは、指定したリージョンのデータセンターに保存されます。

Nearline Storage または Coldline Storage のデータは、マルチリージョンまたはリージョンのロケーションに作成されたバケットに保存されます。Nearline Storage または Coldline Storage のデータをリージョンのロケーションに保存すると、指定したリージョンにあるデータセンターに保存されます。Nearline Storage または Coldline Storage のデータをマルチリージョンのロケーションに保存すると、これらのデータは指定したマルチリージョンのいずれかのリージョンに保存されます。

リージョンのロケーションに作成したバケットに、Multi-Regional Storage のデータを保存することはできません

ゾーン

Google Compute Engine インスタンスを作成できる、リージョン内の切り離されたロケーションです。リージョン内のゾーンは、同じリージョンの他のゾーンから独立しています。Google Cloud Storage にアクセスする際のパフォーマンスは、同じリージョンに作成されたすべての Compute Engine インスタンスで同等になります。

バケットのロケーションをゾーンとして指定することはできません。

データの最適なロケーションを選ぶ

マルチリージョンのロケーション

マルチリージョンのロケーションに保存された Multi-Regional Storage クラスのデータは複数のリージョンに保存され、冗長性が維持されます。天災など、大規模な災害が発生した場合でも、データに対するアクセスを最大限可能にします。Multi-Regional Storage のストレージは次の場合に便利です。

世界中にマルチメディアを配信する場合

大陸間あるいは世界中にウェブまたはモバイル コンテンツ(特にマルチメディア)を配信する場合、マルチリージョンのロケーションにデータを保存すると、エンドユーザーに最大のパフォーマンスと可用性を提供できます。

リージョン的な冗長性

アプリケーションが 1 つのリージョンでのデータ損失の可能性を許容できない場合には、マルチリージョンのロケーションで Multi-Regional Storage クラスを使用します。

マルチリージョンのロケーションに保存された Nearline Storage または Coldline Storage クラスのデータは、指定したマルチリージョンの範囲に含まれるロケーションに保存されます。これにより Google は、可用性、パフォーマンス、リソース効率のバランスを自動的に最適化できます。

特定のアプリケーション用途やデータのリージョン的ニーズがない場合、Nearline Storage や Coldline Storage のデータは、利便性が高く、大部分のデータ クライアントが含まれているマルチリージョンのロケーションに保存します。

リージョンのロケーション

リージョンのロケーションを選択すると、特定のリージョンにデータを保存できます。同一リージョンのアプリケーションのレイテンシ、可用性、ネットワーク帯域幅のコストを最適化する必要がある場合には、リージョンのロケーションにバケットを作成します。リージョンのロケーションに格納されたデータは、世界中で読み取ることができますが、バケットデータを主にリージョン外のクライアントが使用する場合は、代わりにマルチリージョンのロケーションを使用してください。

リージョン内の Cloud Storage と Google Cloud Platform のすべてのリソースは同じネットワーク ファブリックを共有します。これにより、レイテンシが減少し、特定のリージョンのバケットデータにアクセスする他リージョンのリソースの帯域幅が改善されます。次のような場合に、リージョンのロケーションにデータを保管します。

データ処理と分析

データ分析と処理に使用する Regional Storage データを、同じリージョンに Compute Engine インスタンスとして配置できます。大量のデータを使用して処理を行う場合、マルチリージョンのロケーションにデータを保存する場合よりもパフォーマンスが向上します。また、このシナリオのようにデータをリージョンのロケーションに保存すると、ネットワークの費用を減らすことができます。

一括処理のパイプラインやデータのバックアップなど、データの可用性を重視しないアプリケーションの場合、バケットに Nearline Storage クラスを使用できます。

災害復旧またはアーカイブ

バケットを Coldline Storage に設定した場合、復旧が必要なリージョンにデータを配置することで、災害復旧イベントに備えることができ、復旧時間が短縮され、低レイテンシ アクセスが保証されます。協調的なグローバル災害復旧インフラストラクチャの一部として、異なるリージョンの複数のバケットを使用できます。例については、災害復旧クックブックをご覧ください。

アーカイブ アプリケーションでは、アーカイブ対象のデータに地理的に近いロケーションに配置される Nearline Storage バケットまたは Coldline Storage バケットを作成できます。これにより、ネットワーク帯域幅料金を低減できます。

Google Cloud Platform のサービスが利用できるリージョンやロケーションについては、地理とリージョンをご覧ください。

アルファ版のロケーション

  • us-central2— 中央アメリカ

外出先でもリソースをモニタリング

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