バケット ロケーション

このページでは、バケット ロケーションの概念と、バケットを作成できるロケーションの種類について説明します。バケットのロケーションを設定する方法については、ストレージ バケットの作成をご覧ください。バケットのロケーションを変更する方法については、バケットの移動と名前変更をご覧ください。

バケット ロケーションの概要

Cloud Storage では、データを格納するためのバケットを作成します。バケットの作成時には、グローバルで一意の名前、デフォルトのストレージ クラス、バケットとそのコンテンツを保存するロケーションの 3 つのプロパティを指定します。たとえば、バケット A を作成するときにロケーション europe-west1(ベルギー)を指定した場合、バケット A とバケット A の中のすべてのオブジェクトがベルギーにあるサーバーに格納されます。ロケーションを指定すると、Google は、サービス固有の規約に従ってそこにデータを保持します。

一般に、バケットデータのアプリケーションとユーザーにとって、レイテンシ、可用性、帯域幅のコストのバランスがとれたロケーションがバケットの適切な格納ロケーションになります。詳細は、データの最適なロケーションを選ぶ方法をご覧ください。

Google Cloud Platform サービスのロケーションを世界地図で確認できます。クラウドのロケーションをご覧ください。

ロケーションの種類

バケットを作成できるロケーションには、リージョンのロケーションとマルチリージョンのロケーションの 2 つの種類があります。

この用語は Regional Storage や Multi-Regional Storage のストレージ クラスとは異なりますが、これらのストレージ クラスは、同等の種類のロケーションに作成する必要があります。たとえば、デフォルトのストレージ クラス Regional Storage のバケットは、us-east1 などのリージョンのロケーションに作成する必要があります。ストレージ クラスの詳細については、ストレージ クラスのページをご覧ください。

リージョンのロケーション

リージョンのロケーションは、アイオワ州カウンシル ブラフスのように特定のロケーションを表します。使用できるリージョンのロケーションは次のとおりです。

リージョン名 リージョンの説明
北アメリカ
us-central1 アイオワ
us-east1 サウスカロライナ
us-east4 北バージニア
us-west1 オレゴン
南アメリカ
southamerica-east1 サンパウロ
ヨーロッパ
europe-west1 ベルギー
europe-west2 ロンドン
europe-west3 フランクフルト
アジア
asia-east1 台湾
asia-northeast1 東京
asia-south1 ムンバイ
asia-southeast1 シンガポール
オーストラリア
australia-southeast1 シドニー

すべてのリージョンのロケーションは、他のロケーションから 150 km 以上離れています。

リージョンのロケーション内のストレージ クラス

  • Regional Storage のデータは、リージョンのロケーションに作成したバケットに保存されます。そのようなデータは、指定されたリージョン内の単一の地理的なロケーションに保存されます。な

  • Nearline StorageColdline Storage のデータは、マルチリージョンまたはリージョンのロケーションに作成されたバケットに保存されます。Nearline Storage または Coldline Storage のデータをリージョンのロケーションに保存すると、指定したリージョンにある単一の地理的場所に保存されます。

  • リージョンのロケーションに作成したバケットに、Multi-Regional Storage のデータを保存することはできません

マルチリージョンのロケーション

マルチリージョンのロケーションは、米国などの地理的なエリアを表しています。マルチリージョンのロケーションは、リージョンのロケーションと、マルチリージョンの地域内にある追加の Google データセンターで構成されます。次のマルチリージョンのロケーションが使用できます。

マルチリージョン名 マルチリージョンの説明
asia アジア太平洋
eu EU
us アメリカ

マルチリージョンのロケーションのストレージ クラス

  • Multi-Regional Storage のデータは、マルチリージョンのロケーションに作成したバケットに保存されます。Multi-Regional Storage のデータには、地理的冗長性があります。これは、150 km 以上離れた 2 つ以上の地理的場所でデータを重複させているものの、そのすべてが、指定されたマルチリージョン内にあることを意味しています。

  • Nearline Storage または Coldline Storage のデータは、マルチリージョンのロケーションまたはリージョンのロケーションに作成されたバケットに保存できます。Nearline Storage または Coldline Storage のデータをマルチリージョンのロケーションに保存すると、それは、マルチリージョンを構成する地域のどこかに保存されますが、地理的冗長性はありません。

  • マルチリージョンのロケーションに作成したバケットに、Regional Storage のデータを保存することはできません

データの最適なロケーションを選ぶ

リージョンのロケーション

リージョンのロケーションを選択すると、特定のリージョンにデータを保存できます。同一リージョンのアプリケーションのレイテンシ、可用性、ネットワーク帯域幅のコストを最適化する必要がある場合には、リージョンのロケーションにバケットを作成します。リージョンのロケーションに格納されたデータは、世界中で読み取ることができますが、バケットデータを主にリージョン外のクライアントが使用する場合は、代わりにマルチリージョンのロケーションを使用してください。

リージョン内の Cloud Storage と Google Cloud Platform のすべてのリソースは同じネットワーク ファブリックを共有します。これにより、レイテンシが減少し、特定のリージョンのバケットデータにアクセスする他リージョンのリソースの帯域幅が改善されます。次のような場合に、リージョンのロケーションにデータを保管します。

データ処理と分析

Regional Storage データを、データ分析と処理に使用する Compute Engine インスタンスとして、同じリージョン内に配置できます。大量のデータを使用して処理を行う場合、マルチリージョンのロケーションにデータを保存する場合よりもパフォーマンスが向上します。また、このシナリオのようにデータをリージョンのロケーションに保存すると、ネットワークの費用を減らすことができます。

一括処理のパイプラインやデータのバックアップなど、データの可用性を重視しないアプリケーションの場合、バケットに Nearline Storage クラスを使用できます。

災害復旧またはアーカイブ

バケットを Coldline Storage に設定した場合、災害復旧イベントに備えることができます。データを配置したリージョンで復旧が必要になった場合、復旧時間が短縮され低レイテンシ アクセスが保証されます。協調的なグローバル災害復旧インフラストラクチャの一部として、異なるリージョンの複数のバケットを使用できます。例については、災害復旧クックブックをご覧ください。

アーカイブ アプリケーションでは、アーカイブ対象のデータに地理的に近いロケーションに配置される Nearline Storage バケットまたは Coldline Storage バケットを作成できます。これにより、ネットワーク帯域幅料金を低減できます。

ゾーンを含む Google Cloud Platform のサービス全体の地域とリージョンの詳細については、地域とリージョンを参照してください。

マルチリージョンのロケーション

ストレージ クラスが Multi-Regional Storage であるデータがマルチリージョンのロケーションに保存されている場合、そのデータは、150 km 以上離れた 2 つ以上の地域で重複しています。天災など、大規模な災害が発生した場合でも、データに対するアクセスを最大限可能にします。Multi-Regional Storage のストレージは次の場合に便利です。

世界中にマルチメディアを配信する場合

大陸間あるいは世界中にウェブまたはモバイル コンテンツ(特にマルチメディア)を配信する場合、マルチリージョンのロケーションにデータを保存すると、エンドユーザーに最大のパフォーマンスと可用性を提供できます。

地域的な冗長性

アプリケーションが単一地理的場所にデータが存在するために生じるデータ損失の可能性を許容できない場合には、Multi-Regional Storage クラスでマルチリージョンのロケーションを使用します。地理的な冗長性は非同期的に発生しますが、Multi-Regional Storage のデータは、アップロードした直後に少なくとも 1 つの地理的なロケーション内で冗長性を維持しており、世界中ですぐにアクセスできます。

マルチリージョンのロケーションに保存された Nearline Storage クラスや Coldline Storage クラスのデータは、指定したマルチリージョンを構成する地域内のいずれかの場所に保存されます。これにより Google は、可用性、パフォーマンス、リソース効率のバランスを自動的に最適化できます。

特定のアプリケーション用途やデータのリージョン的ニーズがない場合、Nearline Storage や Coldline Storage のデータは、利便性が高く大部分のデータ クライアントが含まれているマルチリージョンのロケーションに保存します。

アルファ版のロケーション

  • us-central2 - 米国中部

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