Veritas NetBackup のログを収集する

以下でサポートされています。

Google SecOps SIEM

注: この機能には、Google Security Operations サービス固有の規約の pre-GA サービス規約が適用されます。pre-GA の機能についてはサポートが制限されます。また、pre-GA の機能の変更は pre-GA の他のバージョンと互換性がない可能性があります。 詳細については、Google SecOps 技術サポート サービス ガイドラインと Google SecOps サービス固有の規約をご覧ください。

このドキュメントでは、Bindplane を使用して Veritas NetBackup ログを Google Security Operations に取り込む方法について説明します。パーサーは、grok パターンを使用して syslog メッセージからフィールドを抽出し、それらを統合データモデル（UDM）にマッピングします。Key-Value ペアや JSON などのさまざまなログ形式を処理し、UDM で一貫した表現を行うためのデータ変換を実行します。

始める前に

次の前提条件を満たしていることを確認してください。

• Google SecOps インスタンス
• Windows 2016 以降、または systemd を使用する Linux ホスト
• プロキシの背後で実行している場合は、ファイアウォール ポートが開いていることを確認する
• Veritas NetBackup アプライアンスへの特権アクセス

Google SecOps の取り込み認証ファイルを取得する

1. Google SecOps コンソールにログインします。
2. [SIEM 設定] > [コレクション エージェント] に移動します。
3. Ingestion Authentication File をダウンロードします。Bindplane をインストールするシステムにファイルを安全に保存します。

Google SecOps のお客様 ID を取得する

1. Google SecOps コンソールにログインします。
2. [SIEM 設定] > [プロファイル] に移動します。
3. [組織の詳細情報] セクションから [お客様 ID] をコピーして保存します。

Bindplane エージェントをインストールする

次の手順に沿って、Windows または Linux オペレーティング システムに Bindplane エージェントをインストールします。

Windows のインストール

1. 管理者として コマンド プロンプトまたは PowerShell を開きます。

2. 次のコマンドを実行します。

   msiexec /i "https://github.com/observIQ/bindplane-agent/releases/latest/download/observiq-otel-collector.msi" /quiet
   

Linux のインストール

1. root 権限または sudo 権限でターミナルを開きます。

2. 次のコマンドを実行します。

   sudo sh -c "$(curl -fsSlL https://github.com/observiq/bindplane-agent/releases/latest/download/install_unix.sh)" install_unix.sh
   

その他のインストール リソース

その他のインストール オプションについては、インストール ガイドをご覧ください。

Syslog を取り込んで Google SecOps に送信するように Bindplane エージェントを構成する

1. 構成ファイルにアクセスします。
   • config.yaml ファイルを見つけます。通常、Linux では /etc/bindplane-agent/ ディレクトリに、Windows ではインストール ディレクトリにあります。
   • テキスト エディタ（nano、vi、メモ帳など）を使用してファイルを開きます。

2. config.yaml ファイルを次のように編集します。

   receivers:
       udplog:
           # Replace the port and IP address as required
           listen_address: "0.0.0.0:514"
   
   exporters:
       chronicle/chronicle_w_labels:
           compression: gzip
           # Adjust the path to the credentials file you downloaded in Step 1
           creds_file_path: '/path/to/ingestion-authentication-file.json'
           # Replace with your actual customer ID from Step 2
           customer_id: <customer_id>
           endpoint: malachiteingestion-pa.googleapis.com
           # Add optional ingestion labels for better organization
           log_type: 'VERITAS_NETBACKUP'
           raw_log_field: body
           ingestion_labels:
   
   service:
       pipelines:
           logs/source0__chronicle_w_labels-0:
               receivers:
                   - udplog
               exporters:
                   - chronicle/chronicle_w_labels
   

   • 自社のインフラストラクチャでの必要性に応じて、ポートと IP アドレスを置き換えます。
   • <customer_id> は、実際の顧客 ID に置き換えます。
   • /path/to/ingestion-authentication-file.json の値を、Google SecOps の取り込み認証ファイルを取得するで認証ファイルを保存したパスに更新します。

Bindplane エージェントを再起動して変更を適用する

• Linux で Bindplane エージェントを再起動するには、次のコマンドを実行します。

  sudo systemctl restart bindplane-agent
  

• Windows で Bindplane エージェントを再起動するには、Services コンソールを使用するか、次のコマンドを入力します。

  net stop BindPlaneAgent && net start BindPlaneAgent
  

Veritas NetBackup の Syslog を構成する

1. NetBackup Appliance Shell ウェブ UI にログインします。
2. [Main> Settings> LogForwarding] に移動します。
3. [有効にする] を選択します。
4. 次の構成の詳細を入力します。
   • サーバー名または IP アドレス: Bindplane エージェントの IP アドレスを入力します。
   • サーバーポート: Bindplane エージェントのポート番号（例: 514）を入力します。
   • プロトコル: Bindplane エージェントの構成に応じて、[UDP] または [TCP] を選択します。
   • 間隔: デフォルトの 15 のままにします。間隔を 0 に設定すると、アプライアンスは syslog をターゲット サーバーに継続的に転送します。
   • TLS: [No] を選択します。
5. 「はい」と入力して完了し、保存します。

UDM マッピング テーブル

ログフィールド	UDM マッピング	ロジック
data	additional.fields[0].value.string_value	未加工のログ メッセージから grok を使用して抽出され、「MM/DD/YY HH:MM:SS」形式でフォーマットされた日時。
data	metadata.description	Grok を使用して抽出されたメッセージの説明部分。例: "(OdbcStatement::ExecDirect:962)::Error"。
data	metadata.product_event_type	grok を使用して抽出されたプロダクト イベントタイプ。例: "Error::83"。
data	principal.asset.hostname	Grok を使用して syslog メッセージから抽出されたホスト名。
data	principal.file.full_path	ログ内の JSON データから抽出された pem ファイルパス。
data	principal.hostname	Grok を使用して syslog メッセージから抽出されたホスト名。
data	security_result.detection_fields[0].key	grok 解析後に未加工ログに SqlState フィールドが存在する場合、キー「SqlState」が追加されます。
data	security_result.detection_fields[0].value	grok と kv を使用して未加工ログ メッセージから抽出された SqlState の値。
data	security_result.detection_fields[1].key	grok 解析後に未加工ログに NativeError フィールドが存在する場合、キー「NativeError」が追加されます。
data	security_result.detection_fields[1].value	grok と kv を使用して未加工ログ メッセージから抽出された NativeError の値。
data	security_result.detection_fields[2].key	grok 解析後に未加工ログに sev フィールドが存在する場合、キー「sev」が追加されます。
data	security_result.detection_fields[2].value	ログの JSON データから抽出された sev の値。
data	security_result.severity	sev フィールド（JSON から抽出）が「normal」の場合、「LOW」に設定します。
data	security_result.summary	grok を使用して未加工ログのメッセージから抽出されたエラー メッセージまたは概要。キー「date_time」はパーサーにハードコードされています。grok 解析後に未加工ログに thread フィールドが存在する場合、キー「thread」が追加されます。
data	additional.fields[1].value.string_value	ログの JSON データから抽出された thread の値。grok 解析後に未加工ログに m フィールドが存在する場合、キー「m」が追加されます。
data	additional.fields[2].value.string_value	ログの JSON データから抽出された m の値。grok 解析後に未加工ログに fn フィールドが存在する場合、キー「fn」が追加されます。
data	additional.fields[3].value.string_value	ログの JSON データから抽出された fn の値。
collection_time	metadata.event_timestamp	未加工ログの collection_time フィールドのタイムスタンプ。プリンシパル ホスト名が存在する場合は「STATUS_UPDATE」に設定します。それ以外の場合は「GENERIC_EVENT」に設定します。「Veritas Netbackup」にハードコードされています。「VERITAS NETBACKUP」にハードコードされています。
collection_time	timestamp	未加工ログの collection_time フィールドのタイムスタンプ。

さらにサポートが必要な場合 コミュニティ メンバーや Google SecOps のプロフェッショナルから回答を得ることができます。