デュアルリージョン ストレージ

作成

デュアルリージョンは、同じ大陸内の 2 つのリージョンを指定するストレージ ロケーション タイプです。デュアルリージョンを使用するバケットに保存されるオブジェクトは、そのデュアルリージョンを構成する各リージョンに複製されます。2 つのリージョン間でオブジェクトが複製されるまでの時間は、バケットのレプリケーション設定によって決まります。

デュアルリージョン ストレージの利点

デュアルリージョンには次の利点があります。

  • ビジネスの継続性と障害復旧のアーキテクチャをサポートするリージョン間の冗長性を提供します。

  • 処理ワークロードに最も近い地理的リージョンにデータを保存するように制御することで、パフォーマンスを向上できます。

  • コンプライアンス要件に応じて、ユーザーがデータの保存場所を選択できます。業界によってはデータの保存場所について物理的な距離が規定されている場合があります。

制限事項

  • すべてのリージョンがデュアルリージョンで使用できるわけではありません。また、有効でないペアもあります。使用可能なリージョンのペアの一覧については、デュアルリージョンの可用性の表をご覧ください。異なる大陸のリージョンなど、無効なペアを使用してバケットを作成しようとすると、エラーが返されます。

    • ペアにするリージョンがデュアルリージョンとして利用できない場合は、リージョンごとに個別のバケットを作成し、Storage Transfer Service のイベント ドリブン転送を使用してバケットを保持することを検討してください。
  • バケットの地理的位置はバケットの作成時に設定され、後で変更することはできません。リージョンまたはマルチリージョンに現在格納されているデータに対してデュアルリージョンを使用する場合は、まず、データをデュアルリージョン バケットに転送する必要があります。詳細については、バケットを移動して名前を変更するをご覧ください。

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