グラフの作成

このガイドでは、Monitoring グラフについて説明します。グラフを作成する方法は 2 つあります。

  • Metrics Explorer でアドホック グラフを作成する。
  • ダッシュボードに追加するグラフを作成する。

ダッシュボード用に作成されたグラフは永続的なもので、モニタリング ツールのセットの一部となります。Metrics Explorer で作成したグラフは一時的なもので、特定の問題の調査に使用されます。作成方法は同じです。

グラフには、カスタム指標を含め、プロジェクトで収集されるどの指標タイプも表示できます。

次のスクリーンショットは、サーバーのレイテンシの指標を示すグラフを示しています。

CPU 使用率のグラフが凡例付きで表示されています。

このスクリーンショットのように、グラフでは指標の各時系列は色付きの線で表示されます。グラフの下の凡例には、各時系列の色が表示されます。

始める前に

  • ダッシュボードにグラフを追加するには、Cloud IAM の役割 roles/monitoring.editor が必要です。Metrics Explorer を使用するには、Cloud IAM の役割 roles/monitoring.viewer が必要です。詳しくは、アクセス制御をご覧ください。
  • Cloud Monitoring の指標の概要については、指標、時系列、リソースをご覧ください。
  • 独自の指標を作成するには、カスタム指標ログベースの指標をご覧ください。

Metrics Explorer で新しいグラフを作成する

Metrics Explorer を使用すると、プロジェクトで収集された指標のアドホック グラフを作成できます。Metrics Explorer で作成したグラフはダッシュボードに保存できますが、Metrics Explorer を使用することで、ダッシュボードを使用せずにデータを調べることもできます。また、グラフの URL を作成してグラフを共有することもできます。

Metrics Explorer を使用して新しいグラフを作成するには:

  1. Cloud Console で、[Monitoring] を選択します。

    [モニタリング] に移動

  2. [Metrics Explorer] を選択します。

  3. [Metric] タブが選択されていることを確認します。

  4. 以下のフィールドに入力するか、デフォルト値のままにして指標を指定します。

    • Find resource type and metric (必須)
    • Filter
    • Group By
    • Aggregator
    • 詳細オプション
  5. (省略可)[ADD METRIC] をクリックして、前のステップを繰り返し、グラフに指標を追加します。グラフには最大 10 個の指標を表示できます。

  6. (省略可)グラフをダッシュボードに保存するには、[Save Chart] を選択し、グラフの名前を入力し、ダッシュボードを選択して、[Save] をクリックします。

ダッシュボード用の新しいグラフを作成する

ダッシュボードには通常、常に使用可能にしておきたい関連グラフが表示されます。これに該当するリソースには、グラフ、稼働時間チェックアラートなどがあります。

ダッシュボードで新しいグラフを作成する方法は次のとおりです。

  1. ダッシュボードで [ADD CHART] ボタンをクリックします。

    ダッシュボードのツールバーを表示します。

  2. 以下のフィールドに入力するか、デフォルト値のままにして指標を指定します。

    • Find resource type and metric(必須)
    • Filter
    • Group By
    • Aggregator
    • 詳細オプション
  3. (省略可)[ADD METRIC] をクリックして、前のステップを繰り返し、グラフに指標を追加します。グラフには最大 10 個の指標を表示できます。

  4. [SAVE] をクリックします。

ダッシュボードには最大で 25 のグラフを配置できます。 また、グラフの上にある [Other options] をクリックして、[Open in Metrics Explorer] を選択することによって、Metrics Explorer のダッシュボードでどのグラフも確認できます。

グラフの設計

ダッシュボードに追加するグラフを作成する場合でも、Metrics Explorer でアドホック グラフを作成する場合でも、グラフ定義のインターフェースはほぼ同じです。

グラフを設計するには、次の 2 つの作業を行います。

  • グラフに表示するデータを決める。
  • グラフの外観を構成する。

このタスクを行うには、グラフの定義ページ([Add Chart] または [Metrics Explorer])の 2 つのタブを使用します。以下のスクリーンショットは [Add Chart] ページの例です。

グラフ定義タブを表示します。

  • [METRIC] タブでは、グラフに表示する指標を指定します。詳細については、指標の選択をご覧ください。
  • [View options] タブでは、グラフ自体の外観を指定します。詳細については、表示オプションの設定をご覧ください。

ダッシュボード用のグラフには名前を付ける必要があります。上のスクリーンショットでは Chart Title になっています。Metrics Explorer のグラフに名前はありません。このフィールドは、[Metrics Explorer] ページに表示されません。ダッシュボード用のグラフにタイトルを付ける方法については、グラフタイトルの設定をご覧ください。

グラフをダッシュボードに追加したら、同じインターフェースを使用してグラフを編集できます。

グラフの操作

Monitoring のグラフは静的な画像ではなく、動的に構成されます。 ダッシュボードに追加した場合でも、Metrics Explorer で作成した場合でも、これらのグラフはさまざまな方法で操作できます。詳細については、グラフの操作をご覧ください。

凡例に表示する指標とリソースラベルを選択することもできます。詳細は、凡例を構成するをご覧ください。

グラフタイトルの設定

ダッシュボードにグラフを追加すると、グラフに指定された指標に基づいてタイトルが生成されます。

グラフタイトルの設定方法を説明します。

生成したタイトルは編集できます。

グラフに関連するパフォーマンスと制限

グラフやダッシュボードのパフォーマンスを左右する要素の 1 つに、表示されるデータの量があります。パフォーマンスを許容範囲内に保つために、次の制限がグラフに適用されます。

カテゴリ
ワークスペースごとのダッシュボードの数 1000
1 つのダッシュボード上のグラフの数 25
1 つのグラフ上の線の数 300

これは、ダッシュボード上のグラフ数またはグラフ上の線数の上限を示しています。ただし、上限までの線数がグラフに必要なことはあまりありません。

過剰データの構造的原因

グラフ上のデータ量はデータを提供する指標によって決まります。その指標の構造は、指標が保持するデータ量に大きな影響を与えることがあります。

指標がそのラベル内で取得するデータの量は、指標のカーディナリティと呼ばれます。カーディナリティは、すべてのラベルで可能な値の組み合わせの数です。

指標に 2 つのラベルがあり、他のラベルの値とは無関係な値がラベルごとに 5 つある場合、その指標のカーディナリティは 25 で、これは最初のラベルの 5 つの値と 2 番目のラベルの 5 つの値の可能な組み合わせです。指標にラベルが 1 つしかなく、可能な値が 500 個ある場合、カーディナリティは 500 になります。

指標内のラベルの最大数は 10 であり、各ラベルの値の範囲は限定されていなければなりません。たとえばタイムスタンプは不適切です。範囲が狭くても可能な値の数は膨大なためです。

グラフの消費者として、Cloud Monitoring に組み込まれている指標の構造についてできることはほとんどありません。組み込まれているほとんどの指標はカーディナリティの問題を回避するように設計されています。

指標データを表示するときにパフォーマンスの問題が発生した場合は、グラフデータの削減に記載されている手法を使用して問題を緩和できることがよくあります。

指標が自分のサービス用に作成されたカスタム指標である場合、サービス開発者に指標の定義の変更を依頼して、ラベルの数やラベルの可能な値の数を減らし、結果として指標のカーディナリティを減らすこともできます。

グラフデータの削減

パフォーマンスをさらに向上させ、同時にグラフを理解しやすくするには、次の手法を使用してグラフの行数を減らしてください。

次のステップ