Monitoring Query Language(MQL)は、表現力の高いテキストベースのインターフェースを Cloud Monitoring の時系列データに提供します。MQL を使用すると、時系列データの取得、フィルタリング、操作を行うことができます。
MQL を使うメリット
MQL を使用すれば、時系列を操作し、他の方法では作成できないグラフを作成できます。たとえば、次の操作が可能です。
- 特定のクラスのレスポンス コードにつながるリクエストの割合を計算する
- 過去の値に対する現在の値の比率を計算する
- 事前定義された値ではなく、任意でパーセンタイル値を選択する
- 時系列のサンプルをランダムに選択する
- 複数の指標タイプの時系列の値に対して任意の算術式を評価する
- 正規表現のサブフィールド キャプチャを含む任意の文字列操作を使用して、データを集計する新しいラベルを作成する
- 出力データの時間範囲と期間を制御します。
MQL では一連のオペレーションと関数を使用します。オペレーションは共通のパイプ メカニズムを使用してリンクされ、1 つのオペレーションの出力が次のオペレーションの入力になります。オペレーションをリンクすることで、複雑なクエリを段階的にビルドできます。
また、コードエディタには、補完候補やエラー メッセージの構文も表示されます。詳細については、MQL に対してコードエディタを使用するをご覧ください。
次のステップ
Monitoring Query Language のクイックスタートでは、コードエディタを使用して簡単な MQL クエリを作成できます。
コードエディタまたは Monitoring API を使用して MQL クエリを作成し、送信できます。
- コードエディタの詳細については、MQL に対してコードエディタを使用するをご覧ください。
- Monitoring API での MQL クエリの使用については、API の使用をご覧ください。
MQL でアラート ポリシーを作成することもできます。詳細については、MQL でのアラート ポリシーをご覧ください。
MQL クエリの一連の例については、例をご覧ください。
MQL に関する一般情報については、MQL 言語についてをご覧ください。
包括的なリファレンスについては、Monitoring Query Language のリファレンスをご覧ください。